ゆとり教育3
出典: Jinkawiki
【ゆとり教育とは】
個人の学習ペースに合わせて授業を進めること 知識を重視する「つめこみ型」の教育が批判されるようになったことを契機として、ゆとり教育の考え方が誕生した。「ゆとり」の中で、豊かな人間性や「生きる力」を育むと同時に、基本的な内容を確実に定着させ、個性を生かす教育を目指す。
<学習指導要領の基本方針> (1)「ゆとり教育」 (2)教科内容の削減 一律3割削減 (3)週休2日制の完全実施 授業時間数の減 (4)「生きる力」をコンセプトにした総合的な学習の時間の導入 (5)観点別3段階評価と絶対評価5段階評定 「新学力観」
【ゆとり教育の問題点】
学習意欲減退・学力の低下の現実
..................... 81年 01年 変化
小学校 国語 78.9 70.9 -8.0
小学校 算数 80.6 68.3 -12.3
中学校 国語 71.4 67.0 -4.4
中学校 数学 69.6 63.9 -5.7
小学校16校921人、中学校11校1281人の協力
刈谷剛彦教授・志水宏吉教授のグループによる調査 岩波ブックレット「学力低下」の実態 2002年10月より
【ゆとり教育の今後】
見直しの論点 1.教科ごとの学習内容 2.教師の質 3.教員免許の有効期限化
その他にも、土曜日や長期休業日の短縮を含めた勉強時間数の改革や、子どもの教科達成目標の明確な指標化などが挙げられている。