エネルギー資源

出典: Jinkawiki

エネルギーは人類の生存にとって欠くことのできないものであるが,今日,主として利用されているのは,石油,石炭,天然ガス,水力,核燃料などによるものである。このほか,太陽の光や熱,川の流れ,風,あるいは牛糞,廃品など,対価を支払わずに利用されているエネルギーも大量にあるが,通常,エネルギー資源という場合には,対価の支払を必要とする商業的資源を指している。 しかし,2度の石油危機で1970年代半ば以降,石油価格が上昇し,資源の有限性が強く意識されるようになってくると,これら非商業的エネルギー源も,新しいエネルギー源としてより大規模に利用することが考えられるようになった。 日本におけるエネルギー自給率はわずか4%しかない。資源小国である日本は、世界有数のエネルギー消費大国であるにもかかわらず、先進国の中でもエネルギーの海外依存度が特に高く、ほとんどを輸入に頼っている脆弱なエネルギー構造の上になりたっている。 また、石油や石炭をはじめとするエネルギー資源には限りがあるため、今後も経済成長が見込まれる中国やインドなどの国々では、さらにエネルギーの使用が増え、限りある資源の獲得競争は一層激しくなっていくと予想されている。このため、電源の多様化とともに、燃料の調達先の分散化を図るなど、エネルギーセキュリティーを高める取り組みが一層重要になってくる。


参考

コトバンク http://kotobank.jp/word/%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E8%B3%87%E6%BA%90

中部電力  http://hamaoka.chuden.jp/n-power/status.html


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