グリーンピース

出典: Jinkawiki

概要

グリーンピース  正式名は、Greenpeace International。 オランダのアムステルダムに本部を置き、すべて個人からの寄付や会費から成り立ち、反核運動や有害物質による環境汚染の反対、海洋生態系保護、オゾン層や地球温暖化などの地球大気問題に取り組んでいる。1999年の時点で約5000人の会員を持つ。


1971年      カナダで結成される。

1992年~1993年  日本のプルトニウム輸送船の追尾や監視

1993年10月    ロシア海軍による放射性廃棄物の日本海投棄現場の映像を世界中に発信している。

1995年      フランスのムルロア環礁核実験場に抗議船を送る。     

参考 百科事典マイペディア


捕鯨問題

1975年に、当時カナダの水族館に勤務していたポール・スポング氏から、大形の鯨類が捕鯨によって次々と危機的な状況に陥ってきていることを聞き、クジラの置かれた状況をどうにかしなければならない、ということからグリーンピースの捕鯨問題への取り組みが始まった。核実験の阻止のために、グリーンピースが第一回目の航海に出たとき、アラスカ半島とカムチャツカ半島東方のコマンドル諸島との間に弧状に連なる火山列島である、アリューシャン列島のとある島で、クジラの白骨をいくつも見た、という記録が残っている。これは、原住民による捕鯨によって得られたものだったようだが、核実験を控えるにあたって、それは人間のおごりやその行く末を暗示しているようだった、と、いう。 まず、グリーンピースが手がけたのは、ソ連やアイスランドの捕鯨船団に対して抗議行動を仕掛けることであった。その巨大な捕鯨船にボートで立ち向かう姿は一躍有名になった。  グリーンピースはまた、1988年冬季、南極海で日本の捕鯨船団に抗議行動を仕掛けた。この年冬は、IWC(国際捕鯨委員会/ International Whaling Commission)が決めた商業捕鯨モラトリアム (一時停止) の初年であった。1982年のIWC総会において、1985年からのモラトリアム実施が決まったにもかかわらず、日本が「異議申し立て」をしたため、操業を続け、揉めた末に1987年の漁期を最後に、モラトリアムに入ることとなった。1979年にグリーンピースは、世界各地にできた単独オフィスをまとめあげ、国際団体としての機構を整えるとともに、手がけるテーマの整理も行った。その結果として、核、汚染、気候変動、オゾン層破壊など、国境を越えた問題を手がける国際環境団体として、活動を重ねてきている。捕鯨問題もまた、主として南極海 (公海) で行われた乱獲を復活させないための活動という意味では、他の問題と共通している。*1


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  構成