ハイチ

出典: Jinkawiki

ハイチ

ハイチは最貧国(国の定義は一人当たりの国民総所得 (GNI) の3年平均推定値が750ドル以下で生活している国)である。ハイチの場合、なぜ最貧国になってしまったかと言うと国の歴史に要因がある。

宗主国であるフランスで革命がおこり、それに乗じて早期の独立が叶ったが、結果としてあだとなって、多額の賠償金をフランス系殖民者などから接収した農園などの賠償として支払いを迫られ、これを飲まないと独立国として認めないという大国のルールの下で、財政的に苦しめられ、不安定な国家運営を長く続かせてしまった。その間アメリカが一時期、ドイツなどの干渉を嫌って、「援助」の名目で、占領するものの、結局成功せず、誰からも支援されずに貧困と軍政、抑圧という悲しい歴史を送ってきたのだ。

現在、ハイチに対する国連による地震の支援は行われているが、貧困を打開するためのODA(政府開発援助)などは年々減少傾向にあるのが現状である。 ちなみにハイチのような国は49カ国もある。  そんなハイチは先日地震にみまわれた。 ポルトープランスでは人口400万人のうち200万人が今も避難所で暮らし、通りにはがれきやごみの山が散乱する。仕事や家を失った被災者が元の生活に戻れる見通しは立っていないのが現状だ。 震災後の救援活動で食糧難は食い止められ、これまでのところ伝染病などの発生も確認されていない。通りには物売りの女性が並び、色とりどりのパラソルの下で果物や日用品、たばこなどを売る地震前の光景も戻ってきたが、 雨季に入って仮設住宅やテント村は浸水被害に見舞われ、市中心部の避難所で暮らす女性は、雨が降り出すと3人の娘を避難させるので精一杯だと話す。市内に約5000校あった学校のうち、再開したのは700校のみである。残りは倒壊したり、避難所になったりしたままの状態である。 市内の建物には、被害の程度に応じて安全度を示す色分け表示が付けられた。しかし自宅が「緑」の安全認定を受けても、地震の再来を恐れて戻りたがらない人が多いといい、国連の推計では、安全とされた家屋のうち住人が戻って来たのは9%にとどまっている。 被災者が生計を立てるための職探しも新たな課題となっているが、がれきの撤去作業などの仕事を見つけられたのは10万人にとどまっている。 各国のメディアが撤収し、脚光を浴びることも少なくなった今、世界からの善意が底を突いてしまうことを心配する声もある。

情報は下記のサイトから引用 CNNサイト(www.cnn.co.jp)

ハンドル名 常時睡眠不足さん


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