ブラヒミ報告

出典: Jinkawiki

概要

旧ユーゴスラビアやルワンダで展開されたPKOの問題点をもとに、アナン事務総長の養成で、紛争予防、平和構築も含めた平和維持活動全般について検討した。その議長だったアルジェリア前外相ブラヒミの2000年の提言。この提言にいたる背景にはPKOに、従来の停戦監視や戦後復興だけでなく、武力で積極的に武装解除を行うという任務が与えられたが、1993 - 1995年の第二次国連ソマリア活動、1992 - 1995年に旧ユーゴスラビアに展開した国連保護軍 、1993 - 1996年の国連ルワンダ支援団がこうした任務に当たったが、必要な兵力・予算が与えられなかったことなどから、実効的に活動することができなかったということからである。



ブラヒミ報告の内容

1)民軍連携を推奨しそれを軸にした複合型PKOを提唱。

2)停戦監視などの平和維持と政治・経済・社会の変化を促す平和構築を同時に進めるべし。

3)公平性の原則に基づいた「武力行使」を容認。


国連平和活動検討パネル

アナン事務総長が問題改善のために召集した有識者

J・ブライアン・アトウッド(アメリカ)

コリン・ダランダーソン(トリニダード・トバゴ)

アン・ハーカス(ニュージーランド)

リチャード・モンク(英国)

クラウス・ナウマン(ドイツ)

志村尚子(日本)

ウラジミール・シュストフ(ロシア)

フィリップ・ジバンダ(ジンバブエ)

コルネリオ・ソンマルガ(スイス)


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