ワークシェアリング4

出典: Jinkawiki

ワークシェアリング


 一つの仕事を多数で分け合うという考え方や政策のことである。一人あたりの労働時間を短縮し、大人数で少しずつ働くことで、雇用確保および失業対策を目的に実施されることが多い。雇用人数はそのままに労働時間を減らすことで賃金をカットし、リストラを回避するための手段にもなる。また、定年後の雇用対策や、働き方の多様化としての一つとして導入されるケースもある。 日本では厚生労働省や日経連、連合などが導入に向けて話し合いを行い、2002年に「ワークシェアリングについての基本的な考え方」について三者が合意。実施のための環境整備などに向けて具体的にすすめている。ま た、三洋電機ではこの合意の前から導入していた。世界では、ドイツやオランダ、フランスなどで導入が早く、すでに失業率低下に効果をあらわしつつある地域もある。

ワークシェアリング目的


 ワークシェアリングの目的は、労働時間の短縮により雇用の維持・創出を図ることであるが、企業側の、ワークシェアリング導入の目的は、人件費の削減であり、一種のリストラになるため、企業が雇用の維持を図っていることは事実であるが、大多数の企業にとっては何かのきっかけがないと増大する人件費の抑制をすることが出来ないため、一度、ワークシェアリングを導入した企業の従業員の年収は、企業の業績がワークシェアリング導入前に戻っても、従業員の年収が元に戻るとは限らない。

ワークシェアリング問題点


 社員に副業又は兼業(アルバイト)を認めると、自社の業務に集中しなくなり、生産性が低下することによって、職場の中に沈滞ムードが漂い、会社全体のモチベーションが低下して、さらに、企業の業績が悪化してゆく悪循環に陥りかねないことである。そして、そのような状態の自社の環境に不満を持つ、本来であれば企業にとっては辞めて欲しくない人材の流出を招く事態にもなりかねないため、企業の業績が悪くなっただけの理由で、ワークシェアリングを導入することは、さらに、企業を追い詰めることにもなりかねないので注意が必要である。

参考HP ・http://www.ogatainvestment.com/keieisyanotamenoyougoshyu142.htmlhttp://m-words.jp/w/E383AFE383BCE382AFE382B7E382A7E382A2E383AAE383B3E382B0.html

(投稿者:EX)


 


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