刑務所の民営化

出典: Jinkawiki

刑務所の民営化

そもそも刑務所とは刑務所(けいむしょ)とは、法令に違反し、裁判などの結果、刑罰に服することとなった者を収容する施設である。そして刑務所は刑を執行される場所という機能が大きく、また罪を償う場所であり、社会復帰が見込まれる者に対してはそのための支援が行われる場所である。

その刑務所が民営化するか否かで物議を醸している。 夜警国家と呼ばれる小さな政府でさえ、警察(刑務所)は国家の仕事であるとさえいわれているのに、それを民営化しても良いのだろうか? ことに至った経緯は、刑務所の民営化は刑務所が不足しているが、国の財政難のため新設は難しい、だから解決策として提案されたのが刑務所の民営化である。 建設費を民間企業が負担して、仕事も一部民間のスタッフが行うというもので、地方公共団体は雇用を生み出すことが出来るとあって、誘致に励んでいる。 しかし、完全な民営化は法律を変えなければならない為、PFI方式(民間に移転するために民間に資金調達させ、施設を整備・所有させ、民間の雇用・給与体系によるサービスを提供することで民間の資金・能力を最大限活用する政策上の仕組み)の導入が有効とされている。

実際に日本で民営化されている刑務所が島根あさひ社会復帰促進センターである。 業務内容はセンター内における受刑者の衣・食・住等に関する業務を行なうことや、センターの規律・秩序を維持し、受刑者の拘禁確保と、受刑者の改善更生、社会復帰に向けた良好な処遇環境を維持することなど国営の刑務所と同じである。 島根あさひ社会復帰促進センターが今のところ機能しているのは収容されている受刑者が犯罪傾向の進んでいない受刑者だからだろう。しかし、先に民営化が行われたアメリカでは、看守による囚人の虐待が横行し囚人が刑務所を相手取って、過剰暴力を容認し十分な医療を行っていないとして訴訟を起こした例が多々ある。


情報は下記のサイトから引用 島根あさひ社会復帰促進センター http://www.moj.go.jp/KYOUSEI/PFI/asahi.htm    

ハンドル名 常時睡眠不足さん


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