地球と月の形成

出典: Jinkawiki

地球と月の形成


地球の歴史

現在の地球はその内部構造も大気も、出来たばかりの地球とは全く違っている。 現在の地球の内部は5000度ほどの高温で溶けた鉄で満たされているが、原始地球の内部は冷たかったとされている。原始地球には絶えず微惑星が衝突し、その熱によって表面は溶けていたが、内部まで熱は伝わっていなかった。現在の地球内部の熱は放射性元素の自然崩壊に伴って発生する熱によるもので、地球が生まれてから10億年の間に鉄が溶けるほどの高温にまでなった。 現在の地球大気は窒素や酸素が主で、原始地球の大気とは全く違っている。 というのも、原始地球の大気は原始太陽の活発な活動に伴う太陽風によって吹き飛ばされてしまったからである。 その後、微惑星の衝突により、水蒸気や二酸化炭素などがもたらされた。水蒸気は冷えて海を形成し、二酸化炭素は海に溶け込み、岩石を作った。38億年前に光合成を行う生命が誕生し、酸素を作り出して、現在の大気に近づいていった。


月の歴史

月にある大小のクレーターは月が出来て以来、月面に降り注いだ微惑星によってできたものである。 月の形成で最も有力な説は生まれたての地球に火星くらいの大きさの原始惑星が衝突し、地球の一部を剥ぎ取って月になったとする説である。 その後は地球と同じように、火山活動などで月も高温を保っていたが、小さい天体ゆえに、急速に熱が宇宙空間に逃げてしまい、現在の月となった。


参考図書 ナツメ社発行 二間瀬敏史著 図解雑学天文学


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