水質汚染5

出典: Jinkawiki

水質汚染

☆水質汚染の原因

1.生活(家庭)関連廃棄物 人間の排泄物、合成洗剤、食材の洗浄排水、食用油の廃棄、台所・風呂・洗濯排水、防虫剤やシロアリ駆除剤などの家庭で使われる化学物質。

2.工場廃薬物 ポリ塩化ビニル、アスベスト、トリクロロエチレンなど生産現場から排出される膨大な数の化学物質。医学博士の小林勇氏によれば、日本の水源は400~500種類の 化学物質で汚染され、水道水として浄化後も約200種類が残留しているという。しかも、そのうち約20種類は発ガン性物質だ(『恐るべき水汚染』合同出版、1989年)。 中規模・大規模の工場は、排水量や河川の所在地によって、市町村別に排水基準が定められている。しかし、中小河川における一日排水量50トン未満の場合は 見逃されているケースが多い。

3.農業 水田の除草剤CNPをはじめ、田畑で使われるさまざまな殺虫剤・殺薗剤・除草剤。農薬の空中散布。ゴルフ場に撒かれる農薬。農地の表土流出、化学肥料・有機肥料 ・畜産廃棄物・ホルモン剤などによる地下水の汚染。

4.山林の放置 間伐などの手入れ不足による表土の流出、保水性の低下による水質の悪化、松食い虫除去のための農薬散布。

5.その他 ダム建設による水量の低下、鉱山の排水、閉鎖鉱山の鉱毒、コンクリートによる河川護岸整備。

☆水質汚染の影響

家庭での排出水が最終的に海に流れると、赤潮が発生しやすくなり、酸素が大量に消費されます。 酸素が少なくなると、水中の生物は酸欠で死んでしまいます。もちろん私達は日常的に食す魚介類もです。私達の生活排水が、自分達が食べる魚達を苦しめているのです。 さらに汚染された魚を食べることになります。 魚が新鮮!なんて言ってられなくなります。 工業的には・・・ 1950年代後半には、熊本県水俣市の工場からの排水にメチル水銀が含まれ、近隣の住民に被害をもたらした「水俣病」と言われる公害が起きています。 飲料水や汚染された魚を口にした為、体内に有害物質が蓄積され発病しています。 日頃私達が口にする水に関係していますので、水質汚染は直接的に私達に影響してきます。 の影響

☆水質汚染の対策

生活排水による水質汚濁を防止し、水源をきれいに保つためには、私たち1人ひとりの日々の心がけが不可欠であることは、いうまでもありません。 東京都では、家庭で実践できる生活排水対策として、「雑排水の汚濁負荷削減指針」を挙げています(以下に引用)。生活排水によるBOD負荷量は 、一人ひとりの心がけしだいで、50~70パーセント近く減らすことも可能だとされています。

引用:http://www.suntory.co.jp/company/mizu/jiten/keep/ke_10_03.html HN.kawa


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