テネシー川流域開発公社
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TVA(Tennessee Valley Authority)。テネシー河谷開発公社とも。ニューディール政策の一環として1933年設立。ニューディール政策とは、アメリカ合衆国大統領フランクリン=ルーズベルトによって実施された、世界恐慌克服のための政策の総称であり、政府が経済活動に積極的に介入する修正資本主義の最初の実践の場となった。 TVAのほか、全国産業復興法や、農業信用法といった政策がとられた。
TVAは、テネシー川流域に多目的ダムを建設し、水量調節と舟航の安定を図るとともに、失業者救済と地域住民の生活向上を目指した開発公社である。
このテネシー川はアメリカ合衆国南東部の河川で、ミシシッピ川の支流であるオハイオ川の最大支流。アパラチア山脈に水源があり、全長が1050km。流域にTVAによって建設されたフォンタナダムなど約30ものダムがあり、水力発電・河川交通が盛んである。
これによる豊富で安価な電力を求め、アルミニウム・化学肥料・原子力工業などの工場が進出した。
参考文献:地理用語集(山川出版)
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