動機づけ

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2010年2月13日 (土) 09:20の版
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動機づけ(motivation)とは、行動を起こさせ、その行動を維持し、一定の方向へ導いていく過程の総称である。 動機づけ(motivation)とは、行動を起こさせ、その行動を維持し、一定の方向へ導いていく過程の総称である。
- 行動を引き起こし展開するための原動力となる個体の内的要因を動因(drive)といい、その行動の目標となる対象、すなわち行動を導く外的要因を誘因(incentive)という。動機づけは、動因、誘因、および両者の間に生じる行動、の3つの構成体から成る概念である。たとえば、子どもが試験前に勉強するという場合、試験が誘因である。動因は、知識欲や探求心であったり、試験で高得点を取ることであったり、親や教師にほめてもらうことであったりする。この動因と誘因との間に、勉強という行動が生じることになる。したがって、動因と誘因の存在が動機づけの成立の条件であり、行動がどのように動機づけられているかを理解するためには、その行動の動因と誘因を正しくとらえることが必要である。+ 行動を引き起こし展開するための原動力となる個体の内的要因を動因(drive)といい、その行動の目標となる対象、
- 動機づけの機能には、行動を始発させる(行動喚起機能)、目標到達に向かって行動を持続する(行動維持機能)、自分の行動をふり返って目標到達への適切な方略を考えるなど、行動を調整する(行動調整機能)、目標に到達した場合に行動を強化する(行動強化機能)の4つがある。+すなわち行動を導く外的要因を誘因(incentive)という。動機づけは、動因、誘因、および両者の間に生じる行動、
 +の3つの構成体から成る概念である。たとえば、子どもが試験前に勉強するという場合、試験が誘因である。
 +動因は、知識欲や探求心であったり、試験で高得点を取ることであったり、親や教師にほめてもらうことであったりする。
 + 
 +この動因と誘因との間に、勉強という行動が生じることになる。したがって、動因と誘因の存在が動機づけの成立の
 +条件であり、行動がどのように動機づけられているかを理解するためには、その行動の動因と誘因を正しくとらえる
 +ことが必要である。
 + 動機づけの機能には、行動を始発させる(行動喚起機能)、目標到達に向かって行動を持続する(行動維持機能)、
 +自分の行動をふり返って目標到達への適切な方略を考えるなど、行動を調整する(行動調整機能)、
 +目標に到達した場合に行動を強化する(行動強化機能)の4つがある。
参考文献 サイコロジー-こころの発達と教育- 榎本博明・飯野晴美・藤森進 編著 参考文献 サイコロジー-こころの発達と教育- 榎本博明・飯野晴美・藤森進 編著

2010年2月13日 (土) 09:23の版

動機づけ(motivation)とは、行動を起こさせ、その行動を維持し、一定の方向へ導いていく過程の総称である。

行動を引き起こし展開するための原動力となる個体の内的要因を動因(drive)といい、その行動の目標となる対象、

すなわち行動を導く外的要因を誘因(incentive)という。動機づけは、動因、誘因、および両者の間に生じる行動、 の3つの構成体から成る概念である。たとえば、子どもが試験前に勉強するという場合、試験が誘因である。 動因は、知識欲や探求心であったり、試験で高得点を取ることであったり、親や教師にほめてもらうことであったりする。

この動因と誘因との間に、勉強という行動が生じることになる。したがって、動因と誘因の存在が動機づけの成立の 条件であり、行動がどのように動機づけられているかを理解するためには、その行動の動因と誘因を正しくとらえる ことが必要である。

動機づけの機能には、行動を始発させる(行動喚起機能)、目標到達に向かって行動を持続する(行動維持機能)、

自分の行動をふり返って目標到達への適切な方略を考えるなど、行動を調整する(行動調整機能)、 目標に到達した場合に行動を強化する(行動強化機能)の4つがある。

参考文献 サイコロジー-こころの発達と教育- 榎本博明・飯野晴美・藤森進 編著


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