マングローブ
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マングローブとは
「マングローブ」という名前がついた植物があるわけではなく、熱帯や亜熱帯地域の河口など、満潮になると海水が満ちてくる潮間帯と呼ばれる場所に生えている植物をまとめてマングローブと呼ぶ。 ヤシやシダの仲間も合わせると、世界中では100種類以上の植物がマングローブと呼ばれている。
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マングローブの特色
海水と淡水が入り交じる沿岸に生育するマングローブには様々な特色がある。 1、大気中に根を出す呼吸根を持つ。 2 胎生種子植物である。 3 塩水に浸かっても枯れない。 4 海と森の2つの生態系を持ち合わせる。 (「マングローブ」と言われている全ての植物が、上記の特色全てに該当しているわけではない。)
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日本のマングローブ
日本では、オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギダマシ、ヒルギモドキ、マヤプシキ、サキシマスオウノキ、ニッパヤシなどのマングローブを主に沖縄県で見ることができる。他のマングローブよりも寒さに強いメヒルギは鹿児島県の奄美大島、屋久島、種子島、薩摩半島の喜入で見ることもできる。また、種子島から取ったメヒルギの種は静岡県の伊豆でも育っている。
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世界のマングローブ
マングローブは日本以外では、熱帯アジア、太平洋に浮かぶ小さな島々、南アメリカやアフリカなどにある。日本のマングローブは高くても高さが10mくらいと低めだが、海外では60mにもなるマングローブがある。