国連事務総長
出典: Jinkawiki
2011年1月29日 (土) 17:49の版 Bunkyo-studen2008 (ノート | 投稿記録) ← 前の差分へ |
最新版 Bunkyo-studen2008 (ノート | 投稿記録) |
||
1 行 | 1 行 | ||
- | |||
== 国連事務総長 == | == 国連事務総長 == | ||
国連事務総長は、国際連合の主席行政官で、安全保障理事会の勧告にもとづいて総会が任命する。また、国連事務局の長として行政の最高責任を負っており、任期は憲章上定めはないが、慣行的に2期10年である。また、通常大国以外の出身者から選出される。 | 国連事務総長は、国際連合の主席行政官で、安全保障理事会の勧告にもとづいて総会が任命する。また、国連事務局の長として行政の最高責任を負っており、任期は憲章上定めはないが、慣行的に2期10年である。また、通常大国以外の出身者から選出される。 | ||
+ | |||
国際平和と安全を脅かすと認める事項について、安保理の注意を促す権限を与えられており、国際紛争の調停に乗り出したりもする。その場合、安保理または総会から授権されるのが普通だが、事務総長自らのの発意で行うこともある。どこの国からも指示を受けず、独立・公平であることが国連憲章で求められており、その責任は重い。 | 国際平和と安全を脅かすと認める事項について、安保理の注意を促す権限を与えられており、国際紛争の調停に乗り出したりもする。その場合、安保理または総会から授権されるのが普通だが、事務総長自らのの発意で行うこともある。どこの国からも指示を受けず、独立・公平であることが国連憲章で求められており、その責任は重い。 | ||
9 行 | 9 行 | ||
また、第7代事務総長(1997~2006)に任命されたコフィー・アナン氏(ガーナ)は、国連官僚から初の生え抜きの事務総長であった。就任後、事務局内の改革と国連全体の改革を行う案を発表し、具体的に行動している。2001年、国連とアナン事務総長はノーベル平和賞を受賞した。ノーベル賞委員会は、「世界の平和と強調を目指し、話し合いで問題を解決する道は国連を置いて他にはない」と宣言し、アナン事務総長の業績を高く評価している。 | また、第7代事務総長(1997~2006)に任命されたコフィー・アナン氏(ガーナ)は、国連官僚から初の生え抜きの事務総長であった。就任後、事務局内の改革と国連全体の改革を行う案を発表し、具体的に行動している。2001年、国連とアナン事務総長はノーベル平和賞を受賞した。ノーベル賞委員会は、「世界の平和と強調を目指し、話し合いで問題を解決する道は国連を置いて他にはない」と宣言し、アナン事務総長の業績を高く評価している。 | ||
+ | |||
+ | |||
+ | *歴代事務総長* | ||
+ | |||
+ | トリグブ・リー(ノルウェー) 1946〜1952年 | ||
+ | |||
+ | ダグ・ハマーショルド(スウェーデン) 1953〜1961年 | ||
+ | |||
+ | ウ・タント(ビルマ、現在のミャンマー) 1961〜1971年 | ||
+ | |||
+ | クルト・ワルトハイム(オーストリア) 1972〜1981年 | ||
+ | |||
+ | ハビエル・ペレス・デクエヤル(ペルー) 1982〜1991年 | ||
+ | |||
+ | ブトロス・ブトロス=ガーリ(エジプト) 1992〜1996年 | ||
+ | |||
+ | コフィー・アナン(ガーナ) 1997年〜2006年 | ||
+ | |||
+ | 潘基文(韓国) 2007年〜 | ||
16 行 | 35 行 | ||
『ブリタニカ国際百科事典』 | 『ブリタニカ国際百科事典』 | ||
+ | |||
+ | 国際連合広報センター http://www.unic.or.jp/information/secretary_general/ |
最新版
国連事務総長
国連事務総長は、国際連合の主席行政官で、安全保障理事会の勧告にもとづいて総会が任命する。また、国連事務局の長として行政の最高責任を負っており、任期は憲章上定めはないが、慣行的に2期10年である。また、通常大国以外の出身者から選出される。
国際平和と安全を脅かすと認める事項について、安保理の注意を促す権限を与えられており、国際紛争の調停に乗り出したりもする。その場合、安保理または総会から授権されるのが普通だが、事務総長自らのの発意で行うこともある。どこの国からも指示を受けず、独立・公平であることが国連憲章で求められており、その責任は重い。
現在の国連事務総長(第8代)は韓国の潘基文氏が2007年から就任している。2010年には8月5日に長崎の原爆資料館を視察、6日には歴代の事務総長として初めて平和記念式典に出席した。
また、第7代事務総長(1997~2006)に任命されたコフィー・アナン氏(ガーナ)は、国連官僚から初の生え抜きの事務総長であった。就任後、事務局内の改革と国連全体の改革を行う案を発表し、具体的に行動している。2001年、国連とアナン事務総長はノーベル平和賞を受賞した。ノーベル賞委員会は、「世界の平和と強調を目指し、話し合いで問題を解決する道は国連を置いて他にはない」と宣言し、アナン事務総長の業績を高く評価している。
*歴代事務総長*
トリグブ・リー(ノルウェー) 1946〜1952年
ダグ・ハマーショルド(スウェーデン) 1953〜1961年
ウ・タント(ビルマ、現在のミャンマー) 1961〜1971年
クルト・ワルトハイム(オーストリア) 1972〜1981年
ハビエル・ペレス・デクエヤル(ペルー) 1982〜1991年
ブトロス・ブトロス=ガーリ(エジプト) 1992〜1996年
コフィー・アナン(ガーナ) 1997年〜2006年
潘基文(韓国) 2007年〜
◇参考文献
『クローズアップ現代社会』2007 第一学習社
『ブリタニカ国際百科事典』
国際連合広報センター http://www.unic.or.jp/information/secretary_general/