中山間地域
出典: Jinkawiki
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最新版
国土のうち、平野の周辺から山地にかけての地域のこと。山地がちな土地のため、傾斜がある小さな田畑が多い。国は1戸当たりの農地を広げ、効率化を進めて農業の生き残りを図ろうとしてきたが、そうした農業には適さない。山地の多い日本では、このような中山間地域が国土面積の65%を占めている。また、耕地面積の43%、総農家数の43%、農業産出額の39%、農業集落数の52%を占めるなど、我が国農業の中で重要な位置を占めている。
中山間地域の多面的機能
中山間地域は流域の上流部に位置することから、中山間地域の農業・農村が持つ水源かん養、洪水の防止、土壌の侵略や崩壊の防止などの多面的機能によって、下流域の都市住民を含む多くの国民の財産、豊かな暮らしを守っている。
中山間地域等直接支払制度
平成12年度から実施している「中山間地域等直接支払制度」は、第2期対策(H17~H21)を経て、高齢化に配慮した、より取り組みやすい制度へと見直した上で、平成22年度より第3期対策として新たなスタートを切った。
制度の目的
中山間地域等は、農業生産、自然環境保全、保健休養、景観等、様々な面において重要な地域ですが、耕作不利な条件から農業生産性が低く、農業所得・農外所得ともに低い状態となっている。耕作条件の悪さ、高齢化の進行に加えて、担い手の不足、恵まれない就業機会、生活環境整備の遅れなどにより、中山間地域等の農地では耕作放棄が深刻化しており、このまま放置すれば、国民全体にとって大きな損失が生じることが懸念されている。そこで、以上のように農業生産条件が不利な状況にある中山間地域等における農業生産の維持を図りながら、多面的機能を確保するために平成12年度から導入されたのが、この中山間地域等直接支払制度である。
これまでの成果としては、耕作地放棄の発生防止、多面的機能の維持・増進、将来に向けた農業生産活動の継続的実施、集落機能の活性化があげられる。
参考文献
『朝日新聞』2011年1月29日夕刊「ニュースがわからん!」
農林水産省ホームページ「農村振興」http://www.maff.go.jp/j/nousin/index.html 閲覧日2011年1月30日
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