歌舞伎
出典: Jinkawiki
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Ⅰ.歌舞伎の種類 | Ⅰ.歌舞伎の種類 | ||
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①女歌舞伎…出雲の阿国以来の女性の舞踊を主とする歌舞伎。多くは遊女のかぶき踊り(遊女歌舞伎)であったため、民衆の風紀を乱すという理由で幕府により禁止される。以後、男子のみのものとなる。 | ①女歌舞伎…出雲の阿国以来の女性の舞踊を主とする歌舞伎。多くは遊女のかぶき踊り(遊女歌舞伎)であったため、民衆の風紀を乱すという理由で幕府により禁止される。以後、男子のみのものとなる。 | ||
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②若衆歌舞伎…女歌舞伎の禁止後、女優の代わりに元服前の美少年の若衆が演じた。寛永期に流行したが、風俗的弊害からこれも1652年に禁止された。 | ②若衆歌舞伎…女歌舞伎の禁止後、女優の代わりに元服前の美少年の若衆が演じた。寛永期に流行したが、風俗的弊害からこれも1652年に禁止された。 | ||
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③野郎歌舞伎…若衆歌舞伎の禁止後、俳優は前髪を剃った野郎頭で演じることになった。以後、演技中心に発展し、女形も登場して元禄歌舞伎の全盛に至る。 | ③野郎歌舞伎…若衆歌舞伎の禁止後、俳優は前髪を剃った野郎頭で演じることになった。以後、演技中心に発展し、女形も登場して元禄歌舞伎の全盛に至る。 | ||
Ⅱ.有名俳優 | Ⅱ.有名俳優 | ||
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①市川団十郎[初代]…1660~1704年の江戸歌舞伎の代表的俳優。屋号成田屋。浄瑠璃の金平物(坂田金時などの武勇談物)に示唆を得て、江戸で勇猛な立ち廻りを主とする荒事を演じた。 | ①市川団十郎[初代]…1660~1704年の江戸歌舞伎の代表的俳優。屋号成田屋。浄瑠璃の金平物(坂田金時などの武勇談物)に示唆を得て、江戸で勇猛な立ち廻りを主とする荒事を演じた。 | ||
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②坂田藤十郎[初代]…1647~1709年の上方歌舞伎俳優。色男役を優美に演出する和事の名手。近松門左衛門の脚本を得て活躍する。 | ②坂田藤十郎[初代]…1647~1709年の上方歌舞伎俳優。色男役を優美に演出する和事の名手。近松門左衛門の脚本を得て活躍する。 | ||
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③芳沢あやめ[初代]…1673~1729年の上方元禄歌舞伎の女形。女らしさを表現することに苦心し、女形芸を大成する。役としては、遊女役を得意とする。 | ③芳沢あやめ[初代]…1673~1729年の上方元禄歌舞伎の女形。女らしさを表現することに苦心し、女形芸を大成する。役としては、遊女役を得意とする。 | ||
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中学総合的研究 社会[改訂版] 旺文社 | 中学総合的研究 社会[改訂版] 旺文社 | ||
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日本史B用語集 全国歴史教育研究協議会 編 | 日本史B用語集 全国歴史教育研究協議会 編 | ||
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最新版
歌舞伎の起源
歌舞伎は17世紀の初め、出雲大社の巫女であった「出雲の阿国」という女性がはじめたかぶき踊りというものが人気を集めたのがきっかけであり、それが女歌舞伎→若衆歌舞伎→野郎歌舞伎へと発展していき、現代の歌舞伎となった。ちなみに、歌舞伎の語源は、「傾く(かぶく)」を連用形にしたものであって、「かぶく」の「かぶ」は、頭の古称と言われ、「頭を傾ける」という意味であったが、そのような行動から異様な風体を表現するようになった。そして、風体や行動が華やかで美しいことや色めいた振る舞いなどを示すようになり、そのような身なり振る舞いをする人たちを「かぶき者」と言い、時代の美意識を表す言葉として、1573~1592年頃に流行した。この「かぶき」という語が、先ほども説明した出雲の阿国の踊りを「かぶき踊り」と称した由縁である。
歴代の歌舞伎の種類と有名俳優
Ⅰ.歌舞伎の種類
①女歌舞伎…出雲の阿国以来の女性の舞踊を主とする歌舞伎。多くは遊女のかぶき踊り(遊女歌舞伎)であったため、民衆の風紀を乱すという理由で幕府により禁止される。以後、男子のみのものとなる。
②若衆歌舞伎…女歌舞伎の禁止後、女優の代わりに元服前の美少年の若衆が演じた。寛永期に流行したが、風俗的弊害からこれも1652年に禁止された。
③野郎歌舞伎…若衆歌舞伎の禁止後、俳優は前髪を剃った野郎頭で演じることになった。以後、演技中心に発展し、女形も登場して元禄歌舞伎の全盛に至る。
Ⅱ.有名俳優
①市川団十郎[初代]…1660~1704年の江戸歌舞伎の代表的俳優。屋号成田屋。浄瑠璃の金平物(坂田金時などの武勇談物)に示唆を得て、江戸で勇猛な立ち廻りを主とする荒事を演じた。
②坂田藤十郎[初代]…1647~1709年の上方歌舞伎俳優。色男役を優美に演出する和事の名手。近松門左衛門の脚本を得て活躍する。
③芳沢あやめ[初代]…1673~1729年の上方元禄歌舞伎の女形。女らしさを表現することに苦心し、女形芸を大成する。役としては、遊女役を得意とする。
出典
中学総合的研究 社会[改訂版] 旺文社
日本史B用語集 全国歴史教育研究協議会 編
高校日本史B[改訂版] 山川出版社