ラテンアメリカ

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岩田一彦、片上宗二、池野範男編『社会科 間違いやすい・紛らわしい用語指導辞典』明治図書出版、2007年。 岩田一彦、片上宗二、池野範男編『社会科 間違いやすい・紛らわしい用語指導辞典』明治図書出版、2007年。
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 ラテンアメリカ(Latin-America)とは、メキシコ以南の中央アメリカ・南アメリカの地域の総称。アングロアメリカ(Anglo-America)に対する名称である。スペインとポルトガルの支配を経験し、今でもイベリア半島起源の文化的伝統を持っているためそう呼ばれる。

 この中南米地域では、19世紀初めに植民地宗主国(スペイン・ポルトガル)がナポレオンの侵略を受けて混乱している機会に独立運動が盛り上がり、1811年から28年の間にスペインの植民地から9の共和国が分離・独立した。ブラジルは1822年に独立したが、ポルトガルの皇太子を皇帝にかついで帝国となった(1889年に共和制に移行)。こうした独立が意味するのは、植民地生まれの白人が本国からの政治的独立を勝ち取ったということであって、被抑圧者であるインディオが白人支配から脱して自立を達成したことではない。

 メキシコ以南の大陸に存在する国々は、ポルトガル語を公用語とするブラジル、英語を公用語とするガイアナ、ベリーズ、オランダ語を公用語とするスリナムを除き、すべてがスペイン語を公用語としている。人種的には先住民のインディオ、ラテン系白人および両者の混血のメスティソからなる。

 また、労働力としてアフリカから黒人奴隷が連れてこられ、一部の地域では黒人が人口の多数を占めている。しかし、アフリカ系諸民族の文化要素は、食物、料理、音楽、舞踏等に取り入れられ、今日のラテンアメリカ文化の重要な一部を構成している。

《参考文献》

地理用語研究会編『地理用語集』山川出版、2006年。

岩田一彦、片上宗二、池野範男編『社会科 間違いやすい・紛らわしい用語指導辞典』明治図書出版、2007年。


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