オゾン層とオゾンホール

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オゾン層とは オゾン層とは、地上から10~15キロメートル上空の成層圏と呼ばれる領域のオゾンが豊富な領域のこと。オゾン層は、紫外線の中のUV-CのほとんどとUV-Bの多くを吸収し、地上の生態系を保護する役割を担っている。また、こうして吸収されたエネルギーによって成層圏の大気が暖まるため、地球の気候の形成に大きく関わっている。

オゾンホールとは 成層圏のオゾンの破壊が進み、毎年春先に南極上空で急激に濃度が下がり、周辺に比べて穴が開いたように低濃度部位が観測されることから名づけられた現象。最初の報告は1983年12月の極域気水圏シンポジウム及び翌1894年ギリシャで開かれたオゾンシンポジウムでの、気象庁気象研究所の忠鉢繁らによる日本の南極昭和基地の観測データの国際発表である。

オゾンホールの原因 洗浄・冷却などの産業活動によって地上から排出されるフロン等の物質はきわめて安定で、分解されないまま成層圏に達し、拡散する。高度20キロのあたりに至ると、強い太陽の光によって分解され塩素分子が放出される。この塩素分子がオゾン層を破壊する原因物質となる。南極では、毎年冬になると成層圏に強い西風が取り巻き、そのため南極成層圏雲と呼ぶエアロゾル(空気中のほこり)の雲ができ、これにより塩素が放出される。冬の間にこうして放出された塩素は、春になると太陽が当たり始め、紫外線を受けて一気にオゾンの破壊を始める。これが、南極特有のオゾンホールの原因と考えられている。北極では地形の関係から極夜渦ができにくく、南極とは条件が異なるため、オゾンホールは形成しにくいといわれている。

モントリオール議定書 モントリオール議定書とは、成層圏でオゾン層の破壊を引き起こすフロンガスの生産・使用を規制するために、主な物質の削減計画などを定めた国際的な取り決めのことである。オゾン層保護の国際的な枠組として1985年に採択された「オゾン層の保護のためのウィーン条約(ウィーン条約)」に基づき、1987年に採択された。本議定書の締約国会議は毎年開かれており、数年おきに規制強化が図られている。1992年に開催された本議定書の第4回締約国会議でクロロフルオロカーボン(CFC)をはじめとするオゾン層破壊物質が特定フロンに指定され、1996年以降、先進国における生産や使用が全廃された。

参考・引用文献 環境goo http://eco.goo.ne.jp/word/ecoword/E00230.html

外務省公式ページ http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/jyoyaku/ozone.html

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