プラシーボ効果

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プラセボ効果とは逆の“ノセボ”効果も作用http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&task=view&id=2945&Itemid=37 プラセボ効果とは逆の“ノセボ”効果も作用http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&task=view&id=2945&Itemid=37
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2012年2月11日 (土) 06:32の版

目次

■ 概要

偽薬(ぎやく、プラセボ、placebo)とは本物の薬のように見える外見をしているが、薬として効く成分は入っていない、偽物の薬の事である。成分としては、少量ではヒトに対してほとんど薬理的影響のない通常、医学の世界では乳糖や澱粉、生理食塩水が使われている。Placeboはラテン語で、「私は喜ばせる」の意。日本では「プラシーボ」と呼ばれる場合も多い。従って、プラシーボ効果(反応)は、このような薬理作用のないものによりもたらされる症状や効果のことをさす。



■ プラシーボ効果のメリットとデメリット

プラシーボ効果にはいい場合と(治療効果)、悪い場合(副作用)の両面が存在する。「これは痛みによく効くよ。」といわれて、乳糖を飲んで、痛みがなくなったり、逆に吐き気がでたりすることがあるということだ。この場合、プラシーボにあたるのが乳糖であり、プラシーボ効果にあたるのが、鎮痛効果であり(治療効果)、吐き気(副作用)にあたる。その時の望まない副作用(有害作用)が現われることを、ノセボ効果(ノーシーボ効果、反偽薬効果、nocebo effect)という。このノセボ効果は副作用があると信じ込む事によって、その副作用がより強く出現するのではないかと言われている。



プラシーボ効果の必要性

プラシーボ効果とは、ニセの薬(全く効果のないとされている薬)でも、「これは効くぞ。」と思ってのめば、効いてしまう。薬に限らず、いろいろな治療法、健康法にも当てはまるだろう。言葉を変えれば、プラシーボ効果とは心理療法みたいなものといえる。プラシーボ効果は非常に重要な役割をもっている。多くの病気は身体的な要因と心理的な要因とが複雑に絡み合ってその人の症状を形成づる。有効な薬がまだ少なかった昔、名医はきっとこのプラセボ効果をうまく使って患者を治療したのではないか。あの人は名医だといううわさが広まれば、「あの人にかかればきっと良くなる。」という心理が働いて、本来の薬の効果以上の効果が現われる。プラシーボ効果は治療を行う上で必要不可欠な治療方法の一つであろう。それを使う患者の心理状況によって効果も変わってくるのだ。


参考文献

プラシーボとプラシーボ効果について http://www.page.sannet.ne.jp/onai/Healthinfo/Pracebo.html

プラセボ効果とは逆の“ノセボ”効果も作用http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&task=view&id=2945&Itemid=37


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