ネッシー2

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存在する事を証する積極的な証拠としては以下の点が挙げられる。 存在する事を証する積極的な証拠としては以下の点が挙げられる。
-・この個体らしきもの3匹が引き上げられた目撃情報がある+*この個体らしきもの3匹が引き上げられた目撃情報がある
-・この個体が生存するための餌は豊富である(10~15cmの時に限る)+*この個体が生存するための餌は豊富である(10~15cmの時に限る)
-・ネッシーの目撃情報全般に整合性がつけられる+*ネッシーの目撃情報全般に整合性がつけられる
-・サイズが小さく汽水性であるため、環境への適応は首長竜に比べたらたやすい+*サイズが小さく汽水性であるため、環境への適応は首長竜に比べたらたやすい
-・息継ぎの為に水上に出る必要がない+*息継ぎの為に水上に出る必要がない
この学説に対して不利な証拠としては以下の点が挙げられる。 この学説に対して不利な証拠としては以下の点が挙げられる。
-・2億8千万年前の生物の生存は難しい+*2億8千万年前の生物の生存は難しい
-・ネス湖は氷河期の最終氷期に形成された湖なのでターリーモンスターが生存していた時代と激しく大きくかけ離れている+*ネス湖は氷河期の最終氷期に形成された湖なのでターリーモンスターが生存していた時代と激しく大きくかけ離れている
-・10cm程度の生物が9m~12mほどの個体に成長するのは難しい+*10cm程度の生物が9m~12mほどの個体に成長するのは難しい
-・ターリーモンスターが発見された北米とネス湖は離れすぎている+
== チョウザメ説 == == チョウザメ説 ==

2012年8月9日 (木) 00:30の版

ネッシーは、イギリス、スコットランドのネス湖で目撃されたとされる、未確認動物「ネス湖の怪獣 (Loch Ness Monster、ロッホ・ネス・モンスター) 」の通称。未確認動物の代表例として世界的に知られ、20世紀最大級のミステリーとして語られてきた。

目次

概要

正式名称は、Loch Ness Monster (ロッホネスモンスター)である。 世界的に有名なUMA(未確認生物)であり、多数の目撃情報をおおまかにまとめると首の長い巨大な生物の影が浮かんでくる。様々な人々からは首長竜の生き残りであると信じられており、今現在に至るまで発見・捕獲はされてはいないものの目撃情報が絶えず未だ見ぬ巨大な化け物の伝説に惹かれネス湖を訪れる観光客も多い。 観光客の目撃例として有名なものでは1933年に2回の目撃例、そしてネッシー史上初の写真の撮影で、水面を動く怪獣の姿が撮影されていた。その後、1951年に観光客が3つのこぶを撮影。1955年にはネス湖畔に建つアーカード城を横切る影を撮影。1960年、ネッシーの動画の撮影に成功。専門家の見解により、ネス湖に何かしらの巨大生物が住んでいることを発表した。 ネス湖では過去に大規模な実験が幾度も行われており1982年に「ロッホネスアンドモーラプロジェクト」、1987年に20隻のクルーザーボートを横一列に並べながら湖底をスキャンする「オペレーションディープスキャン」というアメリカのボストン応用アカデミーとイギリスの国立自然博物館の合同で行われた。 結果、ソナーに水深50~200mに奇妙な影を捕捉しネッシーと思われるヒレ・全体像・頭部の写真を入手した。また、日本人の調査としては1973年に東京都知事の石原慎太郎氏が1億5000万円を用いてネス湖の調査を行った。ことらは結果こそ得られなかったものの日本国民にネッシーの存在を知らしめる大きな機会となった。 現在ネス湖には24時間稼働のライブカメラが稼働しており、インターネットにつなげられることができる環境であればネス湖の様子を観察することができる。 最近ではニュージーランド沖にて日本のトロール漁船が繊維組織以外は海に投棄してしまったものの、首長竜に似た正体不明の巨大生物の死骸を回収し、写真に写ったその姿がまさに首長竜の腐乱死体であったためネッシーの話題が再燃している。(科学調査の結果ではウバザメという巨大な魚という結果がでたが、一部ではここでは割愛するが調査方法が杜撰だったでは?という声があがっている)


ネス湖

ネス湖(Loch Ness・ロッホネス)はスコットランド北部ハイランド地方にあるグレート・グレン断層地溝帯に位置するイギリス最大の淡水湖である。長さ45kmで幅2km、水深は最大で290m程で年間を通して摂氏5.5℃の不凍湖。 ネス湖が出来たのは約11000年前(最終氷期)に形成された氷河が融解して作られた。 ネス湖は透明度が泥炭層から泥が流出するために透明度は非常に低い。 またこの湖には対流が流れていないため湖底は酸素がほとんどない生物が生存するのには厳しすぎる環境になっているが、(もし水温が上がって対流が水深が浅いところで起きても湖底近くに冷水の塊である断層こと躍層があるため湖底まで対流が届かない)逆に水深50m程度の水深が浅いところでは潮流が流れているため、たくさんの魚類が生息している。 さらに湖底に酸素が乏しい点と、1994年のネス湖周辺のボーリング調査でネス湖に海水が入り込んだ形跡は見られないとされた。 1933年に国道82号が開通されるまで交通の便が非常に悪かったため人々がネス湖に訪れる事は少なかった。 岸辺には13世紀頃に建築されたアーカード城があり、ネッシー伝説も相まって現在は有名な観光スポットとして観光地を賑わせている。

目撃情報

1933年の国道開通以来から目撃情報が急増し、この頃にネス湖に潜む謎の生物にネッシーと 命名され世界的に有名になったが、時代を遡ると565年にまで目撃情報が寄せられており 1933年以前にもネッシーという名こそなかったが奇妙な生物が目撃されている。 最も古い目撃情報はローナ修道院長が7世紀頃に著した聖コロンバ伝第二巻の中に著されており、ネス川(ネス湖ではない)に出現する人を襲う巨大な蛇の化物を聖コロンバが十字架を掲げ化物を退治したという内容である。 以降にも目撃は続き、真偽はわからないものの様々な目撃情報が今日に至るまで寄せられている。 水面に浮かぶこぶ・鎌首を水面から出している瞬間・不自然な波・水中にある大きな影・ソナーコンタクトによる奇怪な影などの目撃情報が多い。また、陸上に上がっているという 目撃情報も寄せられており大方の目撃情報をまとめると以下のようになる。

  • 9~12m程ある巨大な生物
  • 目撃者によって差はあるものの体表の色は黒色系統である事がほとんど
  • 皮膚は見た目は滑らかにみえる
  • 頭部は小さいという証言が多い
  • 胴体はいわゆる『ずんぐりむっくり』。ボートをひっくり返したようだとも。
  • 『こぶ』がある。最少で1個、最多で12個の目撃情報がある。
  • 潜水する際にまっすぐ下方に波を立てず潜水する事が非常に多い。
  • 先端部の形状には若干のブレがあるものの『ヒレ』が存在する。
  • 年間を通して沢山の観光客がネス湖を訪れる6~8月が多い
  • 湖の端から端まで目撃されている。
  • 夜明けからAM9:30の目撃が多く、天候が穏やかな日に目撃が多く寄せられている。
  • 船を追い越すほどの速度で泳ぐ目撃例や、とても遅い速度で泳いでいた目撃例がある。
  • 水面に1分程浮上していたというとても短い時間から40分間泳いでいたというとても長い間目撃された例もある。
  • 陸上で活動していたという目撃情報も寄せられている。


ネッシーとされる生物の一覧

首長竜説

最もポピュラーな説である。 地元のお土産屋にも首長竜のグッズが販売されており、大多数の人々はネッシー=首長竜の 可能性を信じてやまない。もし本当にネス湖に首長竜が生息しているのであればそれは様々な学説をひっくり返す程の大きな発見であり、大いなる生物学の進歩をもたらすことだろう。そしてほかのUMAの存在への大きな証拠にもなる。 だがしかし、ネス湖に首長竜が存在すること自体が様々な事実に矛盾する事も事実であり、この学説に対して不利な証拠が多数存在する。

存在する事を証する積極的な証拠としては以下の点が挙げられる。

・昔から続く目撃情報 ・ネス湖周辺から首長竜の化石が発掘される ・2004年にネス湖にて発見された真っ二つに引か裂かれた鹿の死体とそれに残された牙と周囲環境 ・オペレーションディープスキャンによる結果


この学説に対して不利な証拠としては以下の点が挙げられる。

・首長竜は海水で生きる生物であるため、淡水域での生存は厳しい ・これほど長い間目撃が続けられていると複数の個体がこの湖に生存していなければならない ・首長竜は肺呼吸であるため、湖上に顔を頻繁にだす必要がある ・湖底には餌となる生物がいないので捕食の為に浅い地点に頻繁に出現しなくてはならない ・これだけの年数が経っているのにネス湖周辺から一向に死体が発見されない ・ネス湖は氷河期の最終氷期に形成された湖なので首長竜が生存していた時代と大きくかけ離れている ・首長竜の首の筋肉は弱いため、目撃情報の様に水面から首をもたげる事は難しい ・ネス湖は過去現在に至るまで海に繋がっていないため、生存していた個体がこの湖に進入しネス湖が陸封されたのちに環境に適応した・・・という可能性もあり得ない ・一部の目撃情報と首長竜の生態が一致しない ・首長竜が陸上に進出する事は難しい

ちなみに勘違いされがちであるが、首長竜は恐竜ではない。


軟体動物説

シカゴ大学微生物学教授ロイ・マッカル博士が提唱する学説。 ツリモンストラム・グレガリウムという2億8千万年前の軟体生物はネッシーの外見に良く似ているという。もしこの個体がネッシーであるのであれば様々な目撃情報の整合性がとれる。 俗にターリーモンスターと呼ばれており、石炭紀後期の地層からよくこの個体の化石が発掘される。この個体は10~15cm程の小さな個体で汽水性の水域に集団で生息し、小魚や甲殻類を捕食したとされている。この個体は正確にはどこに属する生物なのかはよくわかっていないが、ゾウクラゲにちかいものではないか、と、いわれている。 なお、この個体は発見者であるフランシス・ターリー氏にちなんでターリーモンスターという愛称がつけられた。 理論上は環境さえ整えば軟体生物はいくらでも大きく成長するという意見が一部にみられる

存在する事を証する積極的な証拠としては以下の点が挙げられる。

  • この個体らしきもの3匹が引き上げられた目撃情報がある
  • この個体が生存するための餌は豊富である(10~15cmの時に限る)
  • ネッシーの目撃情報全般に整合性がつけられる
  • サイズが小さく汽水性であるため、環境への適応は首長竜に比べたらたやすい
  • 息継ぎの為に水上に出る必要がない

この学説に対して不利な証拠としては以下の点が挙げられる。

  • 2億8千万年前の生物の生存は難しい
  • ネス湖は氷河期の最終氷期に形成された湖なのでターリーモンスターが生存していた時代と激しく大きくかけ離れている
  • 10cm程度の生物が9m~12mほどの個体に成長するのは難しい

チョウザメ説

チョウザメとは海産の軟骨魚類のサメとはまったく別のグループの魚である。 古代魚に分類され、世界三大珍味であるキャビアを生む。 海水に生息するものと淡水に生息するものの2種に大きく分ける事ができ、水深が深いところで生存する事が可能で且つ海(湖)底に住む傾向がある。 寿命も100年~200年間と長く滅多に水面に浮上することはない。 種類にもよるが4m以上にも成長する。過去に630kgの個体が発見された。 群れを形成する必要がなく、単体でも生きる事が可能である。

存在する事を証する積極的な証拠としては以下の点が挙げられる。

  • この個体が生存するための餌は豊富である
  • 息継ぎの為に水面に近づく必要がない
  • チョウザメは淡水に適応できる
  • チョウザメは優に4m以上成長することがある
  • 寿命が非常に長い

この学説に対して不利な証拠としては以下の点が挙げられる

  • 目撃情報に一致しない
  • 生息域が一致しない

誤認説

最も説明がつきやすい説。簡単にいえば見間違い。 具体的に言えばネス湖の湖底に腐敗してガスのたまった丸太が浮上しそれがネッシーの様に見えた、という説や船の波がそのように見えた、野生の生物を見間違えた、蜃気楼・・・などなど。

最近になって、イギリス国営放送のBBC放送がドキュメンタリー番組の中で、「ネス湖にネッシーはいない」との結論を下した。その理由は、ネス湖の水中内を音波探索機と衛生追跡装置を使って捜索しても、なんら大きな生命体が発見されなかったからであるとのこと。 ネッシーが目撃される原因についても、「人は見たいものを頭の中に描いており、似た状況になればそのように想像するためだ」とコメントしている。




参考 『謎の巨大獣を追え』・著 南山宏氏

古生態図集・海の無脊椎動物図・著 福田芳夫


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