テロリズム2
出典: Jinkawiki
(版間での差分)
2012年8月10日 (金) 12:14の版 Bunkyo-studen2008 (ノート | 投稿記録) ← 前の差分へ |
2012年8月10日 (金) 12:15の版 Bunkyo-studen2008 (ノート | 投稿記録) 次の差分へ → |
||
2 行 | 2 行 | ||
通常の用法では、恐怖は、広義の暴力や権力とアナロジーされることがあるので、このような文脈で捉えれば、現実の政治はおしなべてテロリズム的性格を内包する。しかし、そのようなことに無自覚になれば、恐怖を使うことが、政治の本来の目標を凌駕し、暴力や権力行使そのものが自己目的化するような逸脱ケースを、我々はテロリズムを非難する立場から、テロリズムやテロリストと、敵対する政治党派やグループをネガティブのレッテル化して使うことに慣れている。 | 通常の用法では、恐怖は、広義の暴力や権力とアナロジーされることがあるので、このような文脈で捉えれば、現実の政治はおしなべてテロリズム的性格を内包する。しかし、そのようなことに無自覚になれば、恐怖を使うことが、政治の本来の目標を凌駕し、暴力や権力行使そのものが自己目的化するような逸脱ケースを、我々はテロリズムを非難する立場から、テロリズムやテロリストと、敵対する政治党派やグループをネガティブのレッテル化して使うことに慣れている。 | ||
- | |||
- | その意味で、現代のテロリズムの用法は、かつてのスターリニストたちが、いわゆる極左冒険主義をトロツキストと呼び慣わしたことと類似する。その意味ではテロリズムは、逸脱した政治的マイノリティを呼び慣わす用語になっていた。 |
2012年8月10日 (金) 12:15の版
政治を遂行するために恐怖を手段として利用すること。しばしば恐怖政治と呼ばれることがあるが、語義に従えば恐怖主義、すなわち恐怖を手段とする一時的、恒久的統治手段あるいは思想のことをいう。
通常の用法では、恐怖は、広義の暴力や権力とアナロジーされることがあるので、このような文脈で捉えれば、現実の政治はおしなべてテロリズム的性格を内包する。しかし、そのようなことに無自覚になれば、恐怖を使うことが、政治の本来の目標を凌駕し、暴力や権力行使そのものが自己目的化するような逸脱ケースを、我々はテロリズムを非難する立場から、テロリズムやテロリストと、敵対する政治党派やグループをネガティブのレッテル化して使うことに慣れている。