エスペラント17

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参照:Revuo Orienta(1997年1月号) 参照:Revuo Orienta(1997年1月号)
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2012年8月10日 (金) 13:29の版


エスペラントは、中立公平で学びやすい国際共通語だ。民族の言葉や文化をその歴史的遺産として尊重し、大切にすると同時に、それぞれの言語や文化の橋渡しの役目を果たすことを目的としている。 エスペラントは1887年、当時ロシア領だったポーランドのユダヤ人眼科医ザメンホフ(L.L. Zamenhof)が提案したものだ。ヨーロッパ諸国の語彙を取り入れながら、文法を整理してあるので比較的簡単に習得することができる。 ザメンホフはエスペラントという言葉を「Lingvo Internacia」(国際語)という題の小冊子で発表した。Esperantoは、これを発行する際の彼の筆名であり、この単語には「希望しつつあるもの」という意味がある。激しい民族的偏見と、命までもが危険にさらされるような差別を体験したユダヤ人ザメンホフが、それでも絶望の淵に」おちいることなく、また他の民族に対する憎悪に身を任せるのでもなく、あえてEsperantoという筆名を選んでこの言葉を発表した意味は重い。間もなく21世紀を迎える今日でも、人間は国境をへだてて互いに不信感をいだき、「防衛」という名の戦争の準備に多忙なエネルギーを浪費している。そして、現に戦争は絶えたことがない。しかし、その一方、民族間の相互不信をやわらげ、なんとか戦争を防ごうとする人たちも決して少数ではない。1887年に発表された「国際語」は、その後この著名の筆名をとって「エスペラント」とよばれるようになった。この言葉を自分のものとして大切に思う人たちは今でも「エスペラント語」ではなく「(国際語)エスペラント」とよんでいる。また人類がその視野を宇宙にまで広げた今、国境の概念にとらわれた「国際語」の冠を捨てて、この言葉を「地球語エスペラント」と呼ぶ人もあらわれてきている。 今では世界中で、約100万の人々が旅行や文通、通信、会議にエスペラントを実用している。

参照:Revuo Orienta(1997年1月号)

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