北オセチア共和国
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'''交通''' カスピ海方面よりチェチェン共和国グローズヌイ、イングーシ共和国ナズラニを経て、ベスランへ通じる東とを結ぶ鉄道があり、ヴラジカフカスからは、ベスランを経て、カバルダ=バルカル共和国プロフラードヌイよりスラヴロポリ地方南部を経由してクラスノダール、ロストフ=ナ=ドヌ方面への各線に接続する西とを結ぶ鉄道あり。他にアラギールへの支線あり。 | '''交通''' カスピ海方面よりチェチェン共和国グローズヌイ、イングーシ共和国ナズラニを経て、ベスランへ通じる東とを結ぶ鉄道があり、ヴラジカフカスからは、ベスランを経て、カバルダ=バルカル共和国プロフラードヌイよりスラヴロポリ地方南部を経由してクラスノダール、ロストフ=ナ=ドヌ方面への各線に接続する西とを結ぶ鉄道あり。他にアラギールへの支線あり。 | ||
急峻な大カフカス山脈を越える「グルジア軍事道路」や「オセチア軍事道路」は北オセチアが起点。 | 急峻な大カフカス山脈を越える「グルジア軍事道路」や「オセチア軍事道路」は北オセチアが起点。 | ||
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+ | アテネ・オリンピックの開催時期よりこの僅か2週間に、航空機2機の爆破テロ(乗員全員89人が死亡した)、女性による地下鉄駅周辺の(死者10人+怪我人50人に及んだ)自爆テロと、イラクの後を追うようにテロの続出し始めたロシアで、2004年9月1日午前9時に武装グループに始業式中の学校が占拠され、体育館に多数の人質が監禁された。軍の特殊部隊が48時間ぶりに強行突入、銃撃戦となり、テロリストの爆弾が爆発して体育館の屋根が落下、200人以上の犠牲者が出た。当初、体育館に監禁された人質の数は350人と発表されていたが、強行突入後には千人以上もの人質がいたことが判明。プーチン政権に対する不満の噴出であり、埋蔵量世界一のカスピ海の石油利権をめぐり対立しているチェチェンの解放を求めるもの。6月にイングーシで爆弾テロを行った、アラビア人も含まれる国際的なテロ・グループによるものと見られる。この解放活動に際しても軍部は逃げ惑う人質に対しても銃を乱射しており、規律・秩序のない程度の低い組織であることが露呈された。武装グループ側は解放条件を交渉しなかったり、マスコミに声明を出さなかったり、と、大量犠牲者を出すこと自体が目的だったのではないかと見られている。 | ||
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- | 参考文献 | + | 参考文献<br> |
- | http://dvor.jp/subekt.ossetian.htm | + | 北オセチア=アラニア共和国 http://dvor.jp/subekt.ossetian.htm<br> |
+ | はてなキーワード http://d.hatena.ne.jp/keyword/%CB%CC%A5%AA%A5%BB%A5%C1%A5%A2 |
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名称 北オセチア=アラニア共和国 Республика Северная Осетия-Алания [リスプーブリカ セーヴェルナ ヤアセーチア アラーニア]
創設 1924年7月7日 創設当初は北オセチア自治州 Северо-Осетинская АО 、1936年12月5日より北オセチア自治共和国 Северо-Осетинская АССР 、1990年より北オセチア共和国 Северо-Осетинская ССР 、1991年より現在の名称に。
中心都市 ヴラジカフカス市
総人口 2002年10月9日(国勢調査) 710,275人 2008年1月1日 702,456人 都市人口 2002年10月9日(国勢調査) 464,875人 2008年1月1日 452,024人
総面積 7,987平方キロ
地理状況 北オセチア=アラニア共和国は大カフカス山脈(最高点、カズベク山5033m)の北斜面中央部に位置し、北部の突出部(モズドク地区)にスタヴロポリ平野、その南、共和国中央部との間に大カフカス山脈の支脈であるテルスキー山地およびスンジャ山脈がある。共和国中央部北オセチアは平野と呼ばれる盆地であり、南部はグルジアとの国境を成す大カフカス山脈の主脈および、その北に並行するスカリストゥイ山脈が聳える。 主要河川はテレク川とその支流ウルフ川、アルドン川、フィアグドンj川、ギゼリドン川、スンジャ川、カンビレーフカ川。 平野部はステップおよび森林ステップ地帯に属し、その殆どが開墾されている。土壌は平野部でチェルノーゼム(黒土)およびカスタノーゼム(栗色土)、テレク川の谷間では沖積性の草地、山地では山岳森林、山岳草地となる。
気候 大陸性気候。 1月の平均気温は平野部で-4.5度、山麓部で-4度。 7月の平均気温は平野部で+24度、山麓部で+20度。 年間降水量は平野部で600~700mm、山麓部では900~1000mm以上。
資源 非鉄金属(亜鉛、鉛、銀)、建築材料。
主要産業 非鉄冶金工業、多金属鉱の採鉱あり。機械製造および金属加工業としては、自動車部品、鍛造プレス機、鋳鋼、トラクター電気設備、車両修理、電球の製造など。 他に化学工業、食料品工業、木材加工、カーテン用チュ―ル、縫製などの軽工業、建設材料の製造。 農業分野ではテレク=クマ運河などによる灌漑農業が知られており、小麦、とうもろこし、大麦、ひまわり、アサ、馬鈴薯、野菜、ブドウの栽培など。畜産業では、牛(食肉、牛乳)、羊、豚、鶏の飼育。
交通 カスピ海方面よりチェチェン共和国グローズヌイ、イングーシ共和国ナズラニを経て、ベスランへ通じる東とを結ぶ鉄道があり、ヴラジカフカスからは、ベスランを経て、カバルダ=バルカル共和国プロフラードヌイよりスラヴロポリ地方南部を経由してクラスノダール、ロストフ=ナ=ドヌ方面への各線に接続する西とを結ぶ鉄道あり。他にアラギールへの支線あり。 急峻な大カフカス山脈を越える「グルジア軍事道路」や「オセチア軍事道路」は北オセチアが起点。
学校占拠事件
アテネ・オリンピックの開催時期よりこの僅か2週間に、航空機2機の爆破テロ(乗員全員89人が死亡した)、女性による地下鉄駅周辺の(死者10人+怪我人50人に及んだ)自爆テロと、イラクの後を追うようにテロの続出し始めたロシアで、2004年9月1日午前9時に武装グループに始業式中の学校が占拠され、体育館に多数の人質が監禁された。軍の特殊部隊が48時間ぶりに強行突入、銃撃戦となり、テロリストの爆弾が爆発して体育館の屋根が落下、200人以上の犠牲者が出た。当初、体育館に監禁された人質の数は350人と発表されていたが、強行突入後には千人以上もの人質がいたことが判明。プーチン政権に対する不満の噴出であり、埋蔵量世界一のカスピ海の石油利権をめぐり対立しているチェチェンの解放を求めるもの。6月にイングーシで爆弾テロを行った、アラビア人も含まれる国際的なテロ・グループによるものと見られる。この解放活動に際しても軍部は逃げ惑う人質に対しても銃を乱射しており、規律・秩序のない程度の低い組織であることが露呈された。武装グループ側は解放条件を交渉しなかったり、マスコミに声明を出さなかったり、と、大量犠牲者を出すこと自体が目的だったのではないかと見られている。
参考文献
北オセチア=アラニア共和国 http://dvor.jp/subekt.ossetian.htm
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