水質汚染4

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2013年8月7日 (水) 04:56の版


目次

水質汚染とは

水質汚染とは、工業排水や生活排水などによって、河川や海水が汚染されることである。


原因

水質汚染の原因とされるのは、工業排水や生活排水、農業排水や田畑や山林から流れる水や雨水などの自然排水などである。生活排水については、下水処理場で処理されているが、施設が整備されておらず、汚染された水がそのまま河川や海に排水されているところもある。もともと川や湖沼、海には自浄作用があるが、大量の排水が流されることによって、自浄作用の限界を超えてしまい、汚染が進んでしまう。


水質汚染によって引き起こされる問題 

赤潮・・・汚染水によって海水が富栄養化し、プランクトンが大量発生することで、海水が赤く染まる現象である。それによって海水中の酸素が減り、魚介類が窒息死するなどの問題がある。 アオコ・・・植物プランクトンの大量発生により、河川や湖沼の水が緑色に変色する現象。酸欠による魚介類の窒息死や、プランクトンの出す毒素などの問題がある。 公害病・・・人体に害のある化学物質を含んだ排水が河川や海に流されることによって、人間に健康被害をあたえるもの。これらの物質は食物連鎖の過程で濃縮される。例えばプランクトン→小型魚類→大型魚類といくにつれ濃度が増し、汚染された魚などを食べることによって人体に被害が出る。日本で起きた水質汚濁による公害病として、熊本県水俣湾で発生した水俣病、新潟県阿賀野川流域で発生した新潟水俣病、富山県神通川流域で発生したイタイイタイ病などがある。また、1901年に渡良瀬川で発生した鉱毒事件は、日本で最初の公害問題とされている。

対策

水質汚染の対策として、公共下水事業の整備促進、単独浄化槽から合併処理浄化槽への転換の促進、堆肥舎・発行施設などの家畜糞尿処理施設の建設促進などがある。また、家庭でできる水質汚染の対策として、風呂の残り湯を洗濯に利用する、米のとぎ汁を観賞用植物に与える、石鹸や洗剤は適量使用する、などがある。

参考HP  土壌汚染・水質汚染をバクテリア分解 http://www.e-bioremediation.info/water/


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