マサイ族

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== マサイ族とは == == マサイ族とは ==
 ケニア南部からタンザニア北部一帯の先住民族。その部族の人口は30万人ほどで赤いマントが特徴的。ずば抜けた身体能力で高くジャンプしたり視力は3.0以上あるなど自然に育っただけある。彼らはプライドが高く「マサイの戦士」や「サバンナの貴族」ともいわれている。  ケニア南部からタンザニア北部一帯の先住民族。その部族の人口は30万人ほどで赤いマントが特徴的。ずば抜けた身体能力で高くジャンプしたり視力は3.0以上あるなど自然に育っただけある。彼らはプライドが高く「マサイの戦士」や「サバンナの貴族」ともいわれている。
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 本来のマサイ族はライオン狩りに成功すると盛大に宴を催していたそうだが、そんなイメージはどこにもない。外国の方が日本人にサムライや忍者をイメージするのと似たような認識なのだろうか。  本来のマサイ族はライオン狩りに成功すると盛大に宴を催していたそうだが、そんなイメージはどこにもない。外国の方が日本人にサムライや忍者をイメージするのと似たような認識なのだろうか。
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 +== 参考 ==
 +http://getnews.jp/archives/117381

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目次

マサイ族とは

 ケニア南部からタンザニア北部一帯の先住民族。その部族の人口は30万人ほどで赤いマントが特徴的。ずば抜けた身体能力で高くジャンプしたり視力は3.0以上あるなど自然に育っただけある。彼らはプライドが高く「マサイの戦士」や「サバンナの貴族」ともいわれている。


生活

 伝統的な生活を守って暮らしている民族である。本来は定住せず、牛・羊・ヤギ等の家畜の遊牧で生計を立てる遊牧民であった。しかし現在では都市に住み、サバンナ観光ガイドや密猟監視員などの定職を持って暮らしているマサイ族も多い。以下は伝統的マサイ族に関する記述である。    マサイ族伝統の住居は牛糞と泥をこねて作った掘っ立て小屋である。この掘っ立て小屋をサークル状に配置し、外側をさらに木の柵で囲うのが村の伝統的なスタイルである。この村全体を彼らはボマと呼ぶ。夜になると、彼らは放牧していた家畜をこのサークルの内側に入れてしまう。猛獣などの外敵から家畜を守るための知恵である。   牛はマサイ族にとって最も重要な動物であり、貨幣の代わりでもある。賠償・結納・相続なども牛の受け渡しによって行われる。男性において牛を持たないということは、それだけで恋愛対象にならないというほど、牛は重視される。 基本的に一夫多妻制である。財産を多く持つ(つまり牛を多く持つ)男は二人以上の妻をめとることができる。またマサイ族の文化では、成人男性は猛獣退治や牛の放牧以外の労働をせず、普通の仕事は全て女性や子供が行う。これは戦いのみが男性の仕事で、武器以外の道具を持ち運ぶことすら恥とする彼らの価値観による。外部の人間が仕事を与えても「自分たちの文化ではない」として受け入れないことが多い。  伝統的な主食は牛乳と牛の生血。近年ではウガリ・チャパティ・米飯などの炭水化物も日常食となっている。牛乳をギブユという瓢箪に入れて作った原始的なヨーグルトや、牛の血を抜いてそれを牛乳と混ぜ合わせた飲み物もある。また牛の血そのものも飲用する。客人が来たときのお祝い事などでは動物を殺して肉食をすることもあるが、家畜を潰してしまうことになるためごくまれである。牛肉は非常に固いものをよく噛んで食べ、日本人や西洋人のように熟成させた柔らかい肉は好まない。このほか後述とも関連するが、魚食は全くせず、野菜を食べることもごく少ない。  政治的にはそれぞれの村ごとに長老がいて物事を決定する原始的な長老制をとる。戦士階級であるモランはこの長老の下に属し、未だ修行中の身分とされる。マサイ族の男性は生涯に必ず一度はモランとなる。モランは槍で武装し、独自の槍術をよくする。このほか相撲に似た格闘技も存在し、彼らはこれらを駆使してライオン、豹をはじめとする猛獣とも渡り合う。かつては他部族からの略奪もモランの仕事であったが、現在では行われていないという。  マサイ族の伝統的な色は赤であり、衣服や化粧にはほとんど赤が使われる。本来靴は履かず裸足であったが、最近では自動車の古タイヤを切り抜いて鼻緒をつけた、自製のサンダルを履くようになった。

生活の変化

 しかし、そんな彼らマサイ族の生活習慣は変わりつつあるというのだ。皆が想像するマサイ族は動物を狩りそれを自然の中で暮らす民族というイメージだろう。身にまとう民族衣装やフェイスペイントも常に欠かさない彼たち。しかし今のマサイ族のほそんな生活を送っていないという。

 ではどのような生活を送っているのだろうか。実は普段は民族衣装を着ておらず、ジーパンにTシャツと言った一般の若者の格好、更にはロレックスなどの貴金属や高級財布まで持ち歩いている。そして住む場所もほとんどの者が首都のナイロビに住んでおり、朝になると出勤するような形でマサイ族の村に車でやってくる(これらの物は普段は木陰などに隠している)。

 朝は村長が本日の旅行客数や注意点などを話し、業務開始。マサイ族村にはお土産売り場があり、10ドルから30ドルにて販売されている。それとは別に記念撮影も10ドル掛かり、マサイ族のカメラマン担当者が一眼レフカメラを難なく使いこなすのだ。

 まさに会社みたいな組織になっているマサイ族。狩りなどは見せてくれないのだろうか? 実は現在動物の狩りに対して厳しい規制が掛かっているのが現状。昔のように簡単に動物を殺す訳にはいかないのだ。ましてや保護されている動物に手を出せば厳しく罰せられる。

 また携帯電話もほぼ全員に普及しており電波もナイロビだけでなく、マサイ族村にまで届いている。電源のインフラより電波のインフラの方が整っていると言うくらいだ。もちろん旅行客と代理店とのやりとりもこの携帯電話で行う。

 しかし、彼らも生きていくためにはこのようにして商売をしなくてはいけない。もしもマサイ族に会いに行く行く機会があったら村の隅っこを探してみて欲しい。ブランドなどが隠してあるはずだ。

 本来のマサイ族はライオン狩りに成功すると盛大に宴を催していたそうだが、そんなイメージはどこにもない。外国の方が日本人にサムライや忍者をイメージするのと似たような認識なのだろうか。


参考

http://getnews.jp/archives/117381


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