ICBM
出典: Jinkawiki
2013年8月8日 (木) 09:14の版 Bunkyo-studen2008 (ノート | 投稿記録) ← 前の差分へ |
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ICBM( InterContinental Ballistic Missile:大陸間弾道ミサイル)とは、大洋によって隔てられている大陸間を大洋を越えて飛翔が可能な弾道ミサイルのことで、アメリカ合衆国と旧ソヴィエト連邦間で結ばれたSALT(Strategic Arms Limitation Talks:戦略兵器制限条約)では、有効射程が「アメリカ合衆国本土の北東国境と、旧ソ連本土の北西国境を結ぶ最短距離」であった5,500km以上の弾道ミサイルと定義されている。 | ICBM( InterContinental Ballistic Missile:大陸間弾道ミサイル)とは、大洋によって隔てられている大陸間を大洋を越えて飛翔が可能な弾道ミサイルのことで、アメリカ合衆国と旧ソヴィエト連邦間で結ばれたSALT(Strategic Arms Limitation Talks:戦略兵器制限条約)では、有効射程が「アメリカ合衆国本土の北東国境と、旧ソ連本土の北西国境を結ぶ最短距離」であった5,500km以上の弾道ミサイルと定義されている。 | ||
- | <H1>原理</H1> | + | <H3>原理</H3> |
陸上基地また海中の潜水艦などより発射され、ロケット噴射の推進力によって地上より数百km地点まで到達(超長距離を飛行するための弾道のは頂点高度が1,000kmから1,500kmにもなる)その間、速度、飛行角度等を調整し目標地点までのコースが決定される。その後ロケットエンジンは燃焼を全て終えると切り離され、弾頭のみが慣性の法則によって無誘導のまま飛行し、目標地点に落下する。すなわち大砲と基本的な仕組みは同じで、火薬をロケットエンジンにした大砲とも言える。 | 陸上基地また海中の潜水艦などより発射され、ロケット噴射の推進力によって地上より数百km地点まで到達(超長距離を飛行するための弾道のは頂点高度が1,000kmから1,500kmにもなる)その間、速度、飛行角度等を調整し目標地点までのコースが決定される。その後ロケットエンジンは燃焼を全て終えると切り離され、弾頭のみが慣性の法則によって無誘導のまま飛行し、目標地点に落下する。すなわち大砲と基本的な仕組みは同じで、火薬をロケットエンジンにした大砲とも言える。 | ||
- | <H1>能力<H1> | + | <h3>能力</H3> |
- | 現在ICBMの射程距離は8,000~10,000kmに達し、その命中精度は非常に高いため、全てに核弾頭を搭載している。また初期のICBMが単発弾頭だったのに対し、弾頭のMIRV化(一基の弾道ミサイルの弾頭に複数の弾頭を装備する事によってそれぞれ違う複数の目標に攻撃が可能で、ミサイルの配備数を増やさず、攻撃量を増やす事が可能になる)によって、一基のミサイルに複数弾頭を装備し、個別の目標を攻撃する事が可能となった。<BR> | + | 現在ICBMの射程距離は8,000~10,000kmに達し、その命中精度は非常に高いため、全てに核弾頭を搭載している。また初期のICBMが単発弾頭だったのに対し、弾頭のMIRV化(一基の弾道ミサイルの弾頭に複数の弾頭を装備する事によってそれぞれ違う複数の目標に攻撃が可能で、ミサイルの配備数を増やさず、攻撃量を増やす事が可能になる)によって、一基のミサイルに複数弾頭を装備し、個別の目標を攻撃する事が可能となった。<br> |
- | 当初のICBMの場合、目標への誘導は燃料が燃焼し終わるまでの短時間に終了しなければならない。また当初は無線誘導を行っていたため、液体燃料の使用などの理由とともに即時多発が不可能だった。しかい1960年代にアメリカのミニットマンが慣性誘導方式を採用しはじめたため、短時間に同時発射が | + | 当初のICBMの場合、目標への誘導は燃料が燃焼し終わるまでの短時間に終了しなければならない。また当初は無線誘導を行っていたため、液体燃料の使用などの理由とともに即時多発が不可能だった。しかい1960年代にアメリカのミニットマンが慣性誘導方式を採用しはじめたため、短時間に同時発射が可能となった。 |
- | 可能となった。 | + | |
Chandra | Chandra |
最新版
ICBM( InterContinental Ballistic Missile:大陸間弾道ミサイル)とは、大洋によって隔てられている大陸間を大洋を越えて飛翔が可能な弾道ミサイルのことで、アメリカ合衆国と旧ソヴィエト連邦間で結ばれたSALT(Strategic Arms Limitation Talks:戦略兵器制限条約)では、有効射程が「アメリカ合衆国本土の北東国境と、旧ソ連本土の北西国境を結ぶ最短距離」であった5,500km以上の弾道ミサイルと定義されている。
原理
陸上基地また海中の潜水艦などより発射され、ロケット噴射の推進力によって地上より数百km地点まで到達(超長距離を飛行するための弾道のは頂点高度が1,000kmから1,500kmにもなる)その間、速度、飛行角度等を調整し目標地点までのコースが決定される。その後ロケットエンジンは燃焼を全て終えると切り離され、弾頭のみが慣性の法則によって無誘導のまま飛行し、目標地点に落下する。すなわち大砲と基本的な仕組みは同じで、火薬をロケットエンジンにした大砲とも言える。
能力
現在ICBMの射程距離は8,000~10,000kmに達し、その命中精度は非常に高いため、全てに核弾頭を搭載している。また初期のICBMが単発弾頭だったのに対し、弾頭のMIRV化(一基の弾道ミサイルの弾頭に複数の弾頭を装備する事によってそれぞれ違う複数の目標に攻撃が可能で、ミサイルの配備数を増やさず、攻撃量を増やす事が可能になる)によって、一基のミサイルに複数弾頭を装備し、個別の目標を攻撃する事が可能となった。
当初のICBMの場合、目標への誘導は燃料が燃焼し終わるまでの短時間に終了しなければならない。また当初は無線誘導を行っていたため、液体燃料の使用などの理由とともに即時多発が不可能だった。しかい1960年代にアメリカのミニットマンが慣性誘導方式を採用しはじめたため、短時間に同時発射が可能となった。
Chandra