エッチング
出典: Jinkawiki
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まず銅板の表面をグランドと呼ばれる防蝕剤で覆い、コーティングする。 | まず銅板の表面をグランドと呼ばれる防蝕剤で覆い、コーティングする。 | ||
- | その上からニードルという銅板に刻線を描写する際に使われる画材で、銅板の表面をひっかくように描写していく。 | + | その上からニードルという銅板に刻線を描写する際に使われる道具で、銅板の表面をひっかくように描写していく。 |
こうすることでニードルで描写した部分だけ防蝕剤がはがれ、銅板部分が露出する。 | こうすることでニードルで描写した部分だけ防蝕剤がはがれ、銅板部分が露出する。 | ||
そうして露出させた後腐蝕液(主に硝酸溶液か塩化第二鉄溶液が用いられる)に浸すことで露出部分が腐蝕され凹凸が生まれる。 | そうして露出させた後腐蝕液(主に硝酸溶液か塩化第二鉄溶液が用いられる)に浸すことで露出部分が腐蝕され凹凸が生まれる。 | ||
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武蔵野美術大学造形ファイル http://zokeifile.musabi.ac.jp/index.php | 武蔵野美術大学造形ファイル http://zokeifile.musabi.ac.jp/index.php | ||
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エッチング
エッチングとは版画技法のひとつである。
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方法
まず銅板の表面をグランドと呼ばれる防蝕剤で覆い、コーティングする。 その上からニードルという銅板に刻線を描写する際に使われる道具で、銅板の表面をひっかくように描写していく。 こうすることでニードルで描写した部分だけ防蝕剤がはがれ、銅板部分が露出する。 そうして露出させた後腐蝕液(主に硝酸溶液か塩化第二鉄溶液が用いられる)に浸すことで露出部分が腐蝕され凹凸が生まれる。 この腐蝕によって刻まれた線を腐蝕線と呼ぶ。 線の太さを変えるためには溶液に浸し腐蝕させる程度が重要で、一旦すべての絵柄を描写した後、線を弱くしたい部分は再度防蝕剤をコーティングしてこれ以上腐蝕が起こらないようにする。
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種類
一般的には上で説明した銅板を腐蝕させる技法のことをエッチングと呼ぶが、他にも絵具などをマスキング液代わりに用いて行うリフトグランドエッチング、 グランドに油脂分を少し混ぜ完全に乾ききらないようにし、そこに物を押し付けて形を写し取り腐蝕を行うソフトグランドエッチングなど様々な種類が存在する。
参考文献
武蔵野美術大学造形ファイル http://zokeifile.musabi.ac.jp/index.php
女子美術大学 http://www.joshibi.ac.jp/
atori