地球温暖化14
出典: Jinkawiki
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目次 |
概要
人間活動によって温室効果ガスや二酸化炭素が増加していることが原因で起こっている地球規模の気温上昇である、主に20世紀半ば以降から顕著に進行が進んでいる。18世紀半ばの産業革命開始以降、化石燃料などの使用が急激に増えたことも原因とみられている。
コペンハーゲン合意
デンマークのコペンハーゲンで開催された気候変動枠組条約の第15回締約国会議で主要20数か国の非公式首脳会合で決められた地球温暖化に対する各国の目標などを定めたもの。 →地球の気温上昇を2度以内に抑えることを世界全体の目標としたうえで、先進国の各国に2010年1月31日までに削減目標を合意の別表に登録するように求めた。
主要国の削減目標
日本 1990年比で25%の削減。
アメリカ 2005年比で17%程度削減。
カナダ アメリカと削減目標等を連携。
ロシア 1990年比で15%~25%の削減。
オーストラリア 2000年比で5%~15%または25%の削減
EU 1990年比で20%~30%の削減。
中国 2020年のGDP当たりの排出量を2005年比で40%~45%削減。
インド2020年までにGDP当たりの排出量を2005年比で20%~25%削減。
このまま温暖化が進行した場合の今後の見通し
1、南極並びに地球上に存在する多くの氷河が融け、今世紀末には海面が最大で82センチも上昇するという予測が出ている。
2、地球全体の気温上昇によってマラリアなどの熱帯感染症などが世界各地で発生する可能性が高くなってしまう。
3、今現在でも多くいる絶滅危惧に瀕した多くの生物がさらに絶滅に近づく可能性が高まる。
4、機構の変化に伴い害虫の増加によって人間が生産する農作物が大幅に減少し、世界的な食糧不足を招く危険がある。
5、降雨のパターンが大きく変化し、熱帯的な地域では台風やハリケーンやサイクロンといった猛烈な低気圧が勢力を増し洪水などの災害が多くなる可能性がある。内陸部では乾燥化がより一層深刻化する心配がある。
簡単な温暖化対策
1、家庭内での節電で電気の消費量を減らす。 →発電所から発生する二酸化炭素量も減る。
2、不必要なアイドリングストップは避ける。 →1日5分で年間39キロのCO2削減。
3、家庭で使う水の水温をなるべく低く設定する。 →食器を洗う水温を40度から30度に するだけで19.8キロの二酸化炭素を減らせる。
4、ポット等の保温を止める →年間約34キロのCO2の削減。
5、待機電力を削減する。 →主電源や長期間使わないコンセントを抜くだけで年間最大約60キロのCO2の削減。
参考文献
http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/portal/chishiki_ondanka/p02.html http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h22/html/hj10010203.html http://contest.japias.jp/tqj2001/40419/yes/ondanka/index.html#6
世界史B改訂版-三省堂
明解世界史図説エスカリエ-帝国書院
身近な地球温暖化対策-環境省