アダム・スミス4
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+ | 1723年スコットランドのカーコーディに生まれる。1737年グラスコウ大学に入学し、恩師フランシス・ハチスンから道徳哲学を学んだ。1740年にはイングランドのオックスフォード大学に入学する。1752年に道徳哲学の教授となり、7年後の1759年には『道徳感情論』を出版した。「近代経済学の父」と呼ばれていて、現代の経済に大きな影響を与えた。『国富論』を書いたことでも有名である。 | ||
== 国富論 == | == 国富論 == | ||
- | 「近代経済学の父」と呼ばれていて、現代の経済に大きな影響を与えた。『国富論』を書いたことでも有名である。この『国富論』の中でも特に有名なのは「神の見えざる手」と言われるもので、「市場経済において、各個人が自己の利益を追求すれば、結果として社会全体において適切な資源配分が達成される」という考え方のことを指す。これは、現代の経済学の基礎となる考え方で、各個人が利益を追求することは一見社会に対して何の利益もないように見えるが実際は社会全体の利益となっている。また、これは「市場社会メカニズムを重視する」考え方である。さらに、この「市場メカニズム」の考え方をベースに、「分業の重要性」と「重商主義批判」を展開し、政府の役割をできるだけ小さくすることを主張した。(小さな政府論) | + | 1776年に、アダム・スミスは『国富論』を発表した。アダム・スミスはそもそも富とは何か、次のように定義している。「富とは国民の労働で生産される必需品と便益品である」 |
+ | 生活必需品があってこそ富であり、これがなければ非常に貧しいことになる。便益品は言い換えると少し贅沢をするものである。この二つを合わせて消費財と言う。 | ||
+ | == 重商主義 == | ||
+ | 輸出によって金や銀などの貴金属が入ってきて、その貴金属こそが富であるという考え方。輸入をする際に貴金属を使い、国から貴金属が減っていくので輸入は国を豊かにできない。なので、輸出によって貴金属をため込むことこそ国を豊かにする。アダム・スミスはこの考えを否定した。 | ||
+ | == アダム・スミスの考え == | ||
+ | 輸出をすることによって国に貴金属が入ってくることはいいことである。その貴金属を使って他の国からものを輸入する。それにより、生活必需品や便益品などの消費財が入ってきて国民の生活をより豊かにする。これこそが富である。 | ||
+ | == 参考 == | ||
+ | 国富論ーまんがで読破ー イースト・プレス | ||
- | [[http://www2.kobe-u.ac.jp/~kawabat/modernecon_j3.html]] | + | アダム・スミス 国富論 大河内一男監訳 中央文庫 |
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アダム・スミス
1723年スコットランドのカーコーディに生まれる。1737年グラスコウ大学に入学し、恩師フランシス・ハチスンから道徳哲学を学んだ。1740年にはイングランドのオックスフォード大学に入学する。1752年に道徳哲学の教授となり、7年後の1759年には『道徳感情論』を出版した。「近代経済学の父」と呼ばれていて、現代の経済に大きな影響を与えた。『国富論』を書いたことでも有名である。
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国富論
1776年に、アダム・スミスは『国富論』を発表した。アダム・スミスはそもそも富とは何か、次のように定義している。「富とは国民の労働で生産される必需品と便益品である」 生活必需品があってこそ富であり、これがなければ非常に貧しいことになる。便益品は言い換えると少し贅沢をするものである。この二つを合わせて消費財と言う。
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重商主義
輸出によって金や銀などの貴金属が入ってきて、その貴金属こそが富であるという考え方。輸入をする際に貴金属を使い、国から貴金属が減っていくので輸入は国を豊かにできない。なので、輸出によって貴金属をため込むことこそ国を豊かにする。アダム・スミスはこの考えを否定した。
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アダム・スミスの考え
輸出をすることによって国に貴金属が入ってくることはいいことである。その貴金属を使って他の国からものを輸入する。それにより、生活必需品や便益品などの消費財が入ってきて国民の生活をより豊かにする。これこそが富である。
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参考
国富論ーまんがで読破ー イースト・プレス
アダム・スミス 国富論 大河内一男監訳 中央文庫