フォルケホイスコーレ11

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2015年7月28日 (火) 11:30の版
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== '''フォルケホイスコーレの組織と内容''' == == '''フォルケホイスコーレの組織と内容''' ==
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授業料は学校によって若干の違いはあるが、おおむね似たような額である。たとえばある学校(ブランビェル)では、16週間(4ヶ月)コースで次の通りである。 授業料は学校によって若干の違いはあるが、おおむね似たような額である。たとえばある学校(ブランビェル)では、16週間(4ヶ月)コースで次の通りである。
- 授業料 18400クローネ (約37万円) + デポジット(寮の敷金) 1000クローネ (約2万円) + 教材費 1000クローネ (約2万円)、 合計 20400クローネ (約41万円)、月額 5100 クローネ (約10万2千円)。+ 授業料 18400クローネ (約37万円)
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 + デポジット(寮の敷金) 1000クローネ (約2万円)
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 + 合計 20400クローネ (約41万円)
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 + 月額 5100 クローネ (約10万2千円)。
 1993年では、  1993年では、
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 また、学生に対しては、補助金が付与サレテオリ、デンマーク人の80%と発展途上国の学生は、この支給を受けている。要するに、授業料を払うのはらEC諸国、日本、アメリカからの学生が主ということになる。  また、学生に対しては、補助金が付与サレテオリ、デンマーク人の80%と発展途上国の学生は、この支給を受けている。要するに、授業料を払うのはらEC諸国、日本、アメリカからの学生が主ということになる。
建築費などのローンは、最大総費用50%までだが、返済義務はない。その学校の財政状況により、判断される。残りの建設費用は、民間の金融機関を利用したりするが、デンマークには、建設関係では、信用証券組合制度なる独特の金融制度があり、便利である。土地、建物などを抵当にして、組合に証券をつくってもらい、それを一斑証券市場にだして、資金を得るのである。このときの配当利子も政府の補助金でまかなわれる。 建築費などのローンは、最大総費用50%までだが、返済義務はない。その学校の財政状況により、判断される。残りの建設費用は、民間の金融機関を利用したりするが、デンマークには、建設関係では、信用証券組合制度なる独特の金融制度があり、便利である。土地、建物などを抵当にして、組合に証券をつくってもらい、それを一斑証券市場にだして、資金を得るのである。このときの配当利子も政府の補助金でまかなわれる。
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参考文献 参考文献
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清水満(1996)『改訂新版 生のための学校 デンマークで生まれたフリースクール「フォルケホイスコーレ」の世界』新評論 清水満(1996)『改訂新版 生のための学校 デンマークで生まれたフリースクール「フォルケホイスコーレ」の世界』新評論
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フォルケホイスコーレ11

フォルケホイスコーレの組織と内容

フォルケホイスコーレは高校か、大学か

 フォルケホイスコーレは、原則として全寮制の学校で、学校教育に属するものである。しかし、試験というものを拒否し、入学の試験や資格(最低年齢を除いて)も問わず、単位もなく、卒業時の資格も与えない。修業期間も1週間から最長八ヶ月と短く、まちまちである。


フォルケホイスコーレの運営状況

 フォルケホイスコーレは、私立の学校であり、基本的には授業料収入と国庫補助金の二本立てで経営されている。管轄は学校きょういくをあつかう教育・研究省と成人教育を担当する文化省である。

①授業料

授業料は学校によって若干の違いはあるが、おおむね似たような額である。たとえばある学校(ブランビェル)では、16週間(4ヶ月)コースで次の通りである。

 授業料 18400クローネ (約37万円)

 デポジット(寮の敷金) 1000クローネ (約2万円)

 教材費 1000クローネ (約2万円)  

 合計 20400クローネ (約41万円)  

 月額 5100 クローネ (約10万2千円)。

 1993年では、

 長期コース(5週間から40週間は、1週あたり1200クローネ(約2万4千円)、4週(1ヶ月)5000クローネ(約10万円)。

 ショート・コースは、1週間のみが2000クローネ(約4万円)、2週間から4週間コースで1週あたり1500から1800クローネ(約3万円から3万6千円)ということである。

 授業料のうちには、寮費、光熱費、食費(3食)すべて含まれている。金額的には、日本の大都市で大学生活を送った際の授業料を除いた生活費分に相当するだろう。しかし、これは授業料込みなのである。6ヶ月コースなら、ひと月あたりの金額がもう少し安くなり、8万から9万円の間になる。

②国からの補助

 国庫補助金は、現在、総経費の最高75%まで受けることができる。その用途としては、    (1)学校運営・維持の補助    (2)教職員の賃金の半額補助    (3)建築費・施設拡充に対する資金の貸付(年利で4分) が主である。基本的にはハード面での維持資金、そして人件費の半分を国が負担していると考えてよい。

 ただ、この額を決める要因は、年間在籍学生数(40週を1単位とする)である。それゆえ、長期コースの在籍者が多ければ、その分補助金が増えるわけである。年間学生単位(40週に1人、あるいは20週に2人、10週に4人でよい)1人に対し、1990年現在、47000クローネ(約100万円)の補助金が与えられる。

 また、学生に対しては、補助金が付与サレテオリ、デンマーク人の80%と発展途上国の学生は、この支給を受けている。要するに、授業料を払うのはらEC諸国、日本、アメリカからの学生が主ということになる。 建築費などのローンは、最大総費用50%までだが、返済義務はない。その学校の財政状況により、判断される。残りの建設費用は、民間の金融機関を利用したりするが、デンマークには、建設関係では、信用証券組合制度なる独特の金融制度があり、便利である。土地、建物などを抵当にして、組合に証券をつくってもらい、それを一斑証券市場にだして、資金を得るのである。このときの配当利子も政府の補助金でまかなわれる。


参考文献

清水満(1996)『改訂新版 生のための学校 デンマークで生まれたフリースクール「フォルケホイスコーレ」の世界』新評論

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