バレーボール
出典: Jinkawiki
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- | 6人制バレーボールのルールは、ネットで分けられたコートにそれぞれ1チーム6人ずつ入り、ネット越しに両チームがボールを打ち合う、というものである。基本のプレーとしては、大きく、相手から打ちこまれたボールを拾う「レシーブ」、味方プレーヤーに攻撃してもらうためにボールを上げる「トス」、トスされたボールを相手コートに打ちこむ「アタック」の3種類に分けられ、 | + | 6人制バレーボールは、ネットで分けられたコートにそれぞれ1チーム6人ずつ入り、ネット越しに両チームがボールを打ち合う、というスポーツである。基本のプレーとしては、大きく、相手から打ちこまれたボールを拾う「レシーブ」、味方プレーヤーに攻撃してもらうためにボールを上げる「トス」、トスされたボールを相手コートに打ちこむ「アタック」の3種類に分けられており、基本的なルールとしては、サーブでゲームが開始され、ボールが地面につくまでに全身(基本的には手)を使い、ボールを3回以内に相手コートにネットを越して返さなくてはならない。サーブを打つ権利をサーブ権といい、ゲーム開始のサーブはゲームを始める前にじゃんけんやコインなどで決め、その後はポイントを得たチームにサーブ権が移っていく。サーブを失敗すれば相手チームにサーブ権も移動し、また、ボールを三回以内に返球できなかった場合は相手チームにポイントが加算される。こうして両チームでポイントを奪い合い、先に25ポイントを先取した方が1セット獲得となる。通常5セットマッチで行われ、3セットを先に先取した方が勝ちとなる。(なお、5セットのみセット獲得に必要なポイントが25ポイントではなく15ポイントとなっている。) |
2015年7月31日 (金) 17:50の版
発祥
バレーボールとは、1895年にアメリカ合衆国で、テニスをヒントに女性、子どもなど、誰でも気軽に楽しめるスポーツとしてウィリアム・G・モーガンが考案したものである。バレーボールは最初、「ミントネット Mintonette」と名付けられたのだが、「ボールを打ち合う」ことからテニスの「Volley:ボールが着地する前に打ったり蹴ったりすること」という言葉を由来とし、「VolleyBall:バレーボール」と名付けられた。
歴史
このバレーボールという新ゲームは、1896年、モーガンによって、スプリングフィールドで開催されたYMCA体育指導者会議の際に公開され、各地に点在するYMCAを通じてアメリカ全土に広まっていき、1900年にカナダ、1906年にキューバに紹介された。その後、1947年には国際バレーボール連盟が結成され、アメリカ式のルールを修正し国際ルールが完成。1949年には第一回バレーボール世界選手権(男子)がチェコスロバキアで開催され、1950年代に入ると東欧諸国ではソビエトの高さとパワーに対抗するために、速攻、フェイント、ブロックアウトなど次々と新しい技術の開発が進められ、1952年には女子の第一回バレーボール世界選手権がソビエトで行われ、1964年には東京五輪でバレーボールが正式種目に加わるなど、世界中に広まっていった。そんなバレーボールが日本に初めて知られたのは1910年ごろで、その頃はまだルールも確定されておらず、人数も不確定であったため、日本では最初、4人×4列の16人1チームとして行われていたが、そののち、12人1チーム、9人1チームという体制が確立されていった。日本ではこの9人制が普及していったのに対し、世界では6人制が普及していき、国際バレーボール連盟は1947年に6人制で国際ルールを制定した。日本は、1951年に国際バレーボール連盟に加盟し、国際試合を行うためには6人制を取り入れる必要があったため、このころ、6人制が急速に普及していった。しかし、当時の日本ではすでに9人制がかなり普及していたことに加え、9人制の支持者も多かったため、9人制は今日まで無くなることはなく現在も「ママさんバレー」などといった形で広く親しまれている。このような歴史をたどってきたバレーボールだが1910年ごろに初めて日本に入ってきてから、さまざまな経緯を経て、1964年の東京五輪で日本女子チームが「回転レシーブ」や「時間差攻撃」などを編み出して見事優勝し、「東洋の魔女」と呼ばれて世界から賞賛されるようにまでなって、それから50年程たった現在、バレーボールは老若男女だれでも楽しめるスポーツとして、日本で非常に人気となり、また、協調性を養うスポーツとして、中学校、高校の体育で扱うことが多く、一般的に定着していったのである。
ルール
6人制バレーボールは、ネットで分けられたコートにそれぞれ1チーム6人ずつ入り、ネット越しに両チームがボールを打ち合う、というスポーツである。基本のプレーとしては、大きく、相手から打ちこまれたボールを拾う「レシーブ」、味方プレーヤーに攻撃してもらうためにボールを上げる「トス」、トスされたボールを相手コートに打ちこむ「アタック」の3種類に分けられており、基本的なルールとしては、サーブでゲームが開始され、ボールが地面につくまでに全身(基本的には手)を使い、ボールを3回以内に相手コートにネットを越して返さなくてはならない。サーブを打つ権利をサーブ権といい、ゲーム開始のサーブはゲームを始める前にじゃんけんやコインなどで決め、その後はポイントを得たチームにサーブ権が移っていく。サーブを失敗すれば相手チームにサーブ権も移動し、また、ボールを三回以内に返球できなかった場合は相手チームにポイントが加算される。こうして両チームでポイントを奪い合い、先に25ポイントを先取した方が1セット獲得となる。通常5セットマッチで行われ、3セットを先に先取した方が勝ちとなる。(なお、5セットのみセット獲得に必要なポイントが25ポイントではなく15ポイントとなっている。)