地球温暖化による北極圏への影響

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2015年7月20日 (月) 22:06の版
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地球温暖化の原因となる温室効果ガス、及びその代表である二酸化炭素は化石燃料を燃やすと発生する。


それは主に、自動車を利用するときに必要となるガソリンや石油、どの家庭にも一家に一台はあるであろう冷蔵庫やエアコンの電化製品などといった、我々の生活に必要不可欠なものを稼働させることによって発生する。現代では移動の便利化や機械類の発展により、自動車の利用台数が世界中で増加し、また電気を使うことも著しく増加したことにより、以前よりはるかに速いスピードで温室効果ガスの排出量が増えている。そして二酸化炭素を吸収してくれる植物(森林)の伐採が拡大していることも重なって、温室効果ガスの排出をさらに助長させている。


この温室効果ガス排出量増加による環境への多大なる影響は並大抵ではない。


嵐・大雨・洪水などの異常気象や、気温の上昇に伴う感染症の拡大や干ばつ、さらに地球上の生態系に変化をもたらしている。


その影響が如実に表れている北極では地球温暖化による気温の上昇で年間約7センチの氷が溶け、海面が上昇している。 といっても北極の氷すべてが海面上昇に結び付くわけではない。 北極には海上に浮かんでいる氷と陸にのっている氷の2種類がある。 そのうち海面上昇に結び付くのは陸にのっている氷である。 もとから海水に浸っていない氷が溶けることによって海面が上昇する。


氷の減少によって、北極の動物は深刻な被害を被っている。


北極にのみ生息しているホッキョクグマは氷の上で主に生息している。 極寒の地、北極で生きるホッキョクグマはその環境に対応する体をもっており、全身を覆う透明な毛は皮膚を温める機能を備え、空洞になっている毛の内部で保温する機能を兼ね備えている。 この体の機能は北極で生きていくうえで非常に大切な役割を果たしているが、地球温暖化が進む今日ではこの機能がかえってホッキョクグマを苦しめている。 保温機能によって体に熱がこもり、異常な体温上昇をしてしまうのである。 また氷が薄くもろくなったことにより、食糧となるアザラシのもとへ行くことが出来ず、飢え死にしてしまう。 そうしてホッキョクグマの生存率は大いに減少。 我々人間がもたらした地球温暖化によって、現在ホッキョクグマの絶滅が懸念されている。


これを受け、世界中で温室効果ガスの削減を目指し、様々な対策が練られている。


参考文献

北極と南極の野生動物たち (+地球温暖化ネット)

地球温暖化の原因と影響、そして対策? (わかるニュース)


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