核兵器問題2
出典: Jinkawiki
2017年12月26日 (火) 11:40の版 Daijiten2014 (ノート | 投稿記録) ← 前の差分へ |
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核兵器とは、原子爆弾(原爆)や水素爆弾(水爆)など強大な破壊力を持つ爆弾のことである。原子爆弾は、ウランやプルトニウムなどの原子核が分裂するときに巨大なエネルギーを出す(爆発する)ため、それを兵器として利用したものである。たった一発で何十万人もの人を殺したり、町を破壊したりするだけではなく、目に見えない放射線を放出し、放射線障害によって多くの人が亡くなったり、病気になったりする。 | 核兵器とは、原子爆弾(原爆)や水素爆弾(水爆)など強大な破壊力を持つ爆弾のことである。原子爆弾は、ウランやプルトニウムなどの原子核が分裂するときに巨大なエネルギーを出す(爆発する)ため、それを兵器として利用したものである。たった一発で何十万人もの人を殺したり、町を破壊したりするだけではなく、目に見えない放射線を放出し、放射線障害によって多くの人が亡くなったり、病気になったりする。 | ||
- | 原子核=原子の中心部をなすもの。原子は、物質をこれ以上細かくできなくしたものというのがもともと意味で、原子核とそれを取り巻く電子からなっている。原子には水素、酸素、炭素、窒素、鉄、金など天然には92種類ある。http://www.nucfreejapan.com/kaku_qa.htm | + | 原子核=原子の中心部をなすもの。原子は、物質をこれ以上細かくできなくしたものというのがもともと意味で、原子核とそれを取り巻く電子からなっている。原子には水素、酸素、炭素、窒素、鉄、金など天然には92種類ある。 |
- | == 核兵器による人類への影響 == | + | == 核兵器による人体への影響(長崎原爆) == |
+ | 長崎原爆による人体への被害は、原子爆弾による爆風、熱、放射線などの様々な影響により、その症状もとても複雑であったとされる。特に1㎞以内の被爆者では熱傷を負った者・外傷を負った者のの9割以上が死亡し、無傷の被爆者でもそのほとんどが死亡に至っている。このように原子爆弾による初期の死亡が、熱傷や外傷のみではなく放射線の強い障害が加わったためだとされる。原子爆弾による被害は、爆弾投下直後だけでなく被爆したことによって主に癌になってしまうケースもあった。 | ||
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+ | == 広島・長崎から始まった核兵器の時代 == | ||
+ | 1945年8月6日に今までに世界で使われたことのない原子爆弾が投下された。その結果多くの人が犠牲になったが、それから三日後の8月9日にも長崎へと原子爆弾が落とされた。そしてその6日後の8月15日に日本は敗戦を余儀なくされた。この広島・長崎以降、人類に対して核は使われていない。このような悲惨な出来事を繰り返してはいけないと、反戦運動や原発反対運動が行われてきた。しかし実際は世界から核がなくなることはなく、アメリカ合衆国・ロシア・イギリス・フランス・中国・インド・パキスタン・北朝鮮・イスラエル(核保有の可能性が大きい)という国々が核を保有している。そしてまた人類に対して使われていなくとも、核実験は行われている。そこでさらに問題となってくるのが、日本も核を保有すべきかどうかである。日本には非核三原則(核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」)というものがあり核兵器は保有していない。現在は核兵器を世界からなくすことで平和になるという考えと、核を保有することで核抑止力が生まれ、それによって安全が訪れると主張する意見が存在する。 | ||
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+ | == 引用・参考文献 == | ||
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+ | 核兵器って何だろう?:日本非核宣言自治体協議会 http://www.nucfreejapan.com/kaku_qa.htm 2017年12月26日閲覧 | ||
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+ | 長崎原爆の人体に与える影響 http://abomb.med.nagasaki-u.ac.jp/abomb/review_j.html 2018年1月13日閲覧 | ||
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+ | 日本核武装計画 ―真の平和と自立のために:田母神俊雄、祥伝社、2013年9月10日 | ||
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+ | 核の脅威と無防備国家日本:矢野義昭、光人社、2009年11月30日 |
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目次 |
核兵器とは
核兵器とは、原子爆弾(原爆)や水素爆弾(水爆)など強大な破壊力を持つ爆弾のことである。原子爆弾は、ウランやプルトニウムなどの原子核が分裂するときに巨大なエネルギーを出す(爆発する)ため、それを兵器として利用したものである。たった一発で何十万人もの人を殺したり、町を破壊したりするだけではなく、目に見えない放射線を放出し、放射線障害によって多くの人が亡くなったり、病気になったりする。
原子核=原子の中心部をなすもの。原子は、物質をこれ以上細かくできなくしたものというのがもともと意味で、原子核とそれを取り巻く電子からなっている。原子には水素、酸素、炭素、窒素、鉄、金など天然には92種類ある。
核兵器による人体への影響(長崎原爆)
長崎原爆による人体への被害は、原子爆弾による爆風、熱、放射線などの様々な影響により、その症状もとても複雑であったとされる。特に1㎞以内の被爆者では熱傷を負った者・外傷を負った者のの9割以上が死亡し、無傷の被爆者でもそのほとんどが死亡に至っている。このように原子爆弾による初期の死亡が、熱傷や外傷のみではなく放射線の強い障害が加わったためだとされる。原子爆弾による被害は、爆弾投下直後だけでなく被爆したことによって主に癌になってしまうケースもあった。
広島・長崎から始まった核兵器の時代
1945年8月6日に今までに世界で使われたことのない原子爆弾が投下された。その結果多くの人が犠牲になったが、それから三日後の8月9日にも長崎へと原子爆弾が落とされた。そしてその6日後の8月15日に日本は敗戦を余儀なくされた。この広島・長崎以降、人類に対して核は使われていない。このような悲惨な出来事を繰り返してはいけないと、反戦運動や原発反対運動が行われてきた。しかし実際は世界から核がなくなることはなく、アメリカ合衆国・ロシア・イギリス・フランス・中国・インド・パキスタン・北朝鮮・イスラエル(核保有の可能性が大きい)という国々が核を保有している。そしてまた人類に対して使われていなくとも、核実験は行われている。そこでさらに問題となってくるのが、日本も核を保有すべきかどうかである。日本には非核三原則(核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」)というものがあり核兵器は保有していない。現在は核兵器を世界からなくすことで平和になるという考えと、核を保有することで核抑止力が生まれ、それによって安全が訪れると主張する意見が存在する。
引用・参考文献
核兵器って何だろう?:日本非核宣言自治体協議会 http://www.nucfreejapan.com/kaku_qa.htm 2017年12月26日閲覧
長崎原爆の人体に与える影響 http://abomb.med.nagasaki-u.ac.jp/abomb/review_j.html 2018年1月13日閲覧
日本核武装計画 ―真の平和と自立のために:田母神俊雄、祥伝社、2013年9月10日
核の脅威と無防備国家日本:矢野義昭、光人社、2009年11月30日