日露戦争3

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== 日露戦争 == == 日露戦争 ==
- 1904年2月から翌年9月にかけて行われた日本とロシアによる戦争。+1904年2月から翌年9月にかけて行われた日本とロシアによる戦争。日本の現役総兵力が約18万人、ロシアが約110万人。日本の予備・後備兵力が約85万人、ロシアが約240万人と日本が圧倒的不利な状態にあったが、日本は数々の戦いで勝利を収めた。しかし、軍事的・経済的な面でも徐々に厳しくなり、また、ロシアも革命運動が激しくなったことで、お互いが早期戦争終結を望むようになった。そして、1905年にアメリカのポーツマスでの講和条約を結び、日露戦争が終結した。
- 日本の現役総兵力が約18万人、ロシアが約110万人。+
- 日本の予備・後備兵力が約85万人、ロシアが約240万人と日本が圧倒的不利な状態にあったが、日本は数々の戦いで勝利を収めた。+
- しかし、軍事的・経済的な面でも徐々に厳しくなり、また、ロシアも革命運動が激しくなったことで、お互いが早期戦争終結を望むようになった。+
- そして、1905年にアメリカのポーツマスでの講和条約を結び、日露戦争が終結した。+
 +== 開戦時の陸海共同戦略計画 ==
 +前年12月30日に陸軍が作成した共同作戦計画の大綱となる戦略は、戦争目的「朝鮮半島における覇権の確保」を達成するための軍事目標を「ロシア極東艦隊を撃破すること」とした。”わが国防戦は大陸側の港の背中にあり!”である。そして、その方策は、
 +第一段階 ロシア増援部隊の来着に先立って、ロシア極東艦隊を撃破し、その主基地、旅順を占領する。
 +第二段階 ロシア陸海軍の増援部隊を日本周辺海域および南部満州において撃破する。陸軍は南満州鉄道を遮断する。
 +第三段階 南部満州以南において防勢の態勢を確立して持久し停戦の条件を整える。
-== 間戦時の陸海共同戦略計画 ==+== 開戦奇襲と宣戦布告 ==
 +1903年12月に開戦準備し、佐世保軍港に停泊している戦艦に連合司令長官、東郷中将は上村第12艦隊司令長官ほか、当面の作戦計画を説明した。そして、連合艦隊による旅順港外のロシア艦隊への夜襲作戦が決行された。これらを受けてロシアは9日に、日本は10日に宣戦布告した。
 +== 参考文献 ==
 +「教科書が教えない日露戦争」 著者:松村劭 出版:文春ネスコ 発行日:2004年9月1日
-== 間戦奇襲と宣戦布告 ==+「日露戦争の世紀」 著者:山室信一 出版:岩波書店 発行日:2005年7月20日
- 1903年12月に間戦準備し、佐世保軍港に停泊している戦艦に連合司令長官、東郷中将は上村第12艦隊司令長官ほか、当面の作戦計画を説明した。+
- そして、連合艦隊による旅順港外のロシア艦隊への夜襲作戦が決行された。これらを受けてロシアは9日に、日本は10日に宣戦布告した。+
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-== 参考文献 ==+
- 教科書が教えない日露戦争 著者:松村劭 出版:文春コネスコ 発行日:2004年9月1日+

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日露戦争

1904年2月から翌年9月にかけて行われた日本とロシアによる戦争。日本の現役総兵力が約18万人、ロシアが約110万人。日本の予備・後備兵力が約85万人、ロシアが約240万人と日本が圧倒的不利な状態にあったが、日本は数々の戦いで勝利を収めた。しかし、軍事的・経済的な面でも徐々に厳しくなり、また、ロシアも革命運動が激しくなったことで、お互いが早期戦争終結を望むようになった。そして、1905年にアメリカのポーツマスでの講和条約を結び、日露戦争が終結した。

開戦時の陸海共同戦略計画

前年12月30日に陸軍が作成した共同作戦計画の大綱となる戦略は、戦争目的「朝鮮半島における覇権の確保」を達成するための軍事目標を「ロシア極東艦隊を撃破すること」とした。”わが国防戦は大陸側の港の背中にあり!”である。そして、その方策は、 第一段階 ロシア増援部隊の来着に先立って、ロシア極東艦隊を撃破し、その主基地、旅順を占領する。 第二段階 ロシア陸海軍の増援部隊を日本周辺海域および南部満州において撃破する。陸軍は南満州鉄道を遮断する。 第三段階 南部満州以南において防勢の態勢を確立して持久し停戦の条件を整える。

開戦奇襲と宣戦布告

1903年12月に開戦準備し、佐世保軍港に停泊している戦艦に連合司令長官、東郷中将は上村第12艦隊司令長官ほか、当面の作戦計画を説明した。そして、連合艦隊による旅順港外のロシア艦隊への夜襲作戦が決行された。これらを受けてロシアは9日に、日本は10日に宣戦布告した。

参考文献

「教科書が教えない日露戦争」 著者:松村劭 出版:文春ネスコ 発行日:2004年9月1日

「日露戦争の世紀」 著者:山室信一 出版:岩波書店 発行日:2005年7月20日


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