核抑止
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核抑止の概念 | 核抑止の概念 | ||
核兵器の保有によって、対立する二国間関係において互いに核兵器の使用が躊躇される状況が作り出され、結果として | 核兵器の保有によって、対立する二国間関係において互いに核兵器の使用が躊躇される状況が作り出され、結果として | ||
- | 重大な核戦争と核戦争につながる全面戦争が回避されるという考え方である。 | + | 重大な核戦争と核戦争につながる全面戦争が回避されるという考え方である。核戦略のひとつである。 |
- | 核抑止には有効な場合と無効な場合があり、賛否がわかれるものとなっている。 | + | 恐怖による平和がもたらされる。 |
+ | ただし心理的、相対的なものであるため、抑止力として何が十分かということも客観的には決められず、常に相互、反作用 | ||
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+ | 加えて核抑止には有効な場合と無効な場合があり、賛否がわかれるものとなっている。 | ||
具体的には核がテロリストや「ならずもの国家」の手に渡ると、実際に使われ核抑止が機能しない。 | 具体的には核がテロリストや「ならずもの国家」の手に渡ると、実際に使われ核抑止が機能しない。 | ||
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核兵器禁止条約について | 核兵器禁止条約について | ||
核兵器の全廃と根絶を目的として起草された国際条約である。 | 核兵器の全廃と根絶を目的として起草された国際条約である。 | ||
+ | 「核兵器の開発、実験、製造、備蓄、移譲、使用及び威嚇としての使用の禁止ならびにその廃絶に関する条約」 | ||
現在は未発行で、50か国が批准し、それから90日後に発効される予定。 | 現在は未発行で、50か国が批准し、それから90日後に発効される予定。 | ||
2017年7月7日に122か国・地域の賛成多数により採択された。しかし全核保有国は不参加で、アメリカの核の傘のもとにある | 2017年7月7日に122か国・地域の賛成多数により採択された。しかし全核保有国は不参加で、アメリカの核の傘のもとにある | ||
カナダやドイツなどNATO加盟国や日本、オーストラリア、韓国も不参加の結果となった。 | カナダやドイツなどNATO加盟国や日本、オーストラリア、韓国も不参加の結果となった。 | ||
+ | 全核保有国はアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国の五大国に加え、インド、パキスタン、北朝鮮である。 | ||
+ | 北朝鮮は当初賛成の立場をとっていたが、核兵器の開発成功後に不参加に転じた。 | ||
2017年9月20日、ガイアナ、タイ王国、バチカン市国の参加国は批准した。 | 2017年9月20日、ガイアナ、タイ王国、バチカン市国の参加国は批准した。 | ||
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+ | 参考文献(URL) | ||
+ | ・核抑止 - Wikipedia | ||
+ | ・現代社会用語集 | ||
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+ | 投稿者:OC |
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核抑止の概念 核兵器の保有によって、対立する二国間関係において互いに核兵器の使用が躊躇される状況が作り出され、結果として 重大な核戦争と核戦争につながる全面戦争が回避されるという考え方である。核戦略のひとつである。 恐怖による平和がもたらされる。 ただし心理的、相対的なものであるため、抑止力として何が十分かということも客観的には決められず、常に相互、反作用 を繰り返す傾向がある。 加えて核抑止には有効な場合と無効な場合があり、賛否がわかれるものとなっている。 具体的には核がテロリストや「ならずもの国家」の手に渡ると、実際に使われ核抑止が機能しない。
核抑止の効果
①国家間の戦争を抑止
②核兵器の使用を抑止
核兵器禁止条約について
核兵器の全廃と根絶を目的として起草された国際条約である。
「核兵器の開発、実験、製造、備蓄、移譲、使用及び威嚇としての使用の禁止ならびにその廃絶に関する条約」
現在は未発行で、50か国が批准し、それから90日後に発効される予定。
2017年7月7日に122か国・地域の賛成多数により採択された。しかし全核保有国は不参加で、アメリカの核の傘のもとにある
カナダやドイツなどNATO加盟国や日本、オーストラリア、韓国も不参加の結果となった。
全核保有国はアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国の五大国に加え、インド、パキスタン、北朝鮮である。
北朝鮮は当初賛成の立場をとっていたが、核兵器の開発成功後に不参加に転じた。
2017年9月20日、ガイアナ、タイ王国、バチカン市国の参加国は批准した。
参考文献(URL)
・核抑止 - Wikipedia
・現代社会用語集
・百科事典マイペディア
投稿者:OC