オランダの教育5
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リヒテルズ直子・苫野一徳 (2016) 『公教育をイチから考えよう』日本評論社 | リヒテルズ直子・苫野一徳 (2016) 『公教育をイチから考えよう』日本評論社 | ||
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2018年7月26日 (木) 00:33の版
オランダには、学区にあたるものがない。学校とは複数の選択肢の中から生徒が自分で選んで決めるものというのが基本的な考え。宗教的・非宗教的な価値観に基づく教育理念の違い、オールタナディブ教育を含む子ども観や教育理念に基づく教育方法の違いなどによって、多数の選択肢が存在する。学校選択の自由を保障するオランダの「教育の自由」の原則は、1917年の憲法改正によって確立した。オランダで現在保障されている「教育の自由」を求める運動は学校法の基本理念であった「政治的に中立な『公立』の学校だけが国から教育費を受給する資格を持つ」という考え方へのアンチテーゼとして始まった。 また、オランダでは公私立の別を問わず、全ての学校に対して「経営参加委員会」の設置が法律で義務付けられている。この委員会は、毎年学校の生徒数人合わせて、教員と保護者が50%ずつ互選で選ばれる。委員会には、学校運営主体である市(公立校の場合)や理事会(私立校の場合)が決める運営方針に対する「同意権」と「勧告権」が付帯されており、教員や保護者は学校の運営に対する様々な発言権が法的に保障されている。
[参考資料]
リヒテルズ直子・苫野一徳 (2016) 『公教育をイチから考えよう』日本評論社
ハンドルネーム tari