フィリピンの労働者移動政策
出典: Jinkawiki
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2008年7月31日 (木) 11:24の版 Bunkyo-student2008 (ノート | 投稿記録) ← 前の差分へ |
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その任務は主に、 | その任務は主に、 | ||
- | ''(1)国内労働力の状況を考慮し、フィリピン人労働者の海外雇用を促進・調整するための体系的事業計画を立案すること'' | + | (1)国内労働力の状況を考慮し、フィリピン人労働者の海外雇用を促進・調整するための体系的事業計画を立案すること |
- | ''(2)公平かつ公正な雇用に関する権利保護をすること'' | + | (2)公平かつ公正な雇用に関する権利保護をすること |
であり、具体的な機能は、 | であり、具体的な機能は、 | ||
- | ''(1)労働者紹介・募集活動における民間業者への規制整備'' | + | (1)労働者紹介・募集活動における民間業者への規制整備 |
- | ''(2)海外雇用促進・監視のための組織化・実施'' | + | (2)海外雇用促進・監視のための組織化・実施 |
- | ''(3)公平・公正な募集・雇用慣行、海外労働者の福祉確保及び権利保護'' | + | (3)公平・公正な募集・雇用慣行、海外労働者の福祉確保及び権利保護 |
- | ''(4)紹介に必要な技能の開発と登録業務及び労働者へのアドバイス'' | + | (4)紹介に必要な技能の開発と登録業務及び労働者へのアドバイス |
- | ''(5)二国間協定等で要請される特定技能を持った労働者の募集・紹介'' | + | (5)二国間協定等で要請される特定技能を持った労働者の募集・紹介 |
- | ''(6)帰国労働者への再訓練・再雇用促進等'' | + | (6)帰国労働者への再訓練・再雇用促進等 |
である。 | である。 | ||
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今後もフィリピン政府は、労働者の海外労働市場への送り出しを積極的に進めると考えられ、日本との経済連携に関する議論に際しても、フィリピン側は日本でのフィリピン人看護師・介護師の就労について強い関心を示している。 | 今後もフィリピン政府は、労働者の海外労働市場への送り出しを積極的に進めると考えられ、日本との経済連携に関する議論に際しても、フィリピン側は日本でのフィリピン人看護師・介護師の就労について強い関心を示している。 | ||
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+ | 参考文献:『通商白書2003』(経済産業省) |
最新版
フィリピン政府は国内の過剰労働力解消のために、フィリピン海外雇用庁(POEA)を中心として積極的な国外への労働者移動政策を展開している。
その任務は主に、
(1)国内労働力の状況を考慮し、フィリピン人労働者の海外雇用を促進・調整するための体系的事業計画を立案すること
(2)公平かつ公正な雇用に関する権利保護をすること
であり、具体的な機能は、
(1)労働者紹介・募集活動における民間業者への規制整備
(2)海外雇用促進・監視のための組織化・実施
(3)公平・公正な募集・雇用慣行、海外労働者の福祉確保及び権利保護
(4)紹介に必要な技能の開発と登録業務及び労働者へのアドバイス
(5)二国間協定等で要請される特定技能を持った労働者の募集・紹介
(6)帰国労働者への再訓練・再雇用促進等
である。
海外に出稼ぎを行った契約労働者数は年々増加傾向を示しており、1986年とその15年後の2001年を見ると、契約数は約2倍以上となっている。また、労働者送出は本国への送金として還元され、フィリピン人海外労働者の本国への送金額は2000年時点において60億ドルに達している。これはフィリピンの同年輸出額(381億ドル)の16%にも相当する。このうち、日本からの送金は3.7億ドルである。
今後もフィリピン政府は、労働者の海外労働市場への送り出しを積極的に進めると考えられ、日本との経済連携に関する議論に際しても、フィリピン側は日本でのフィリピン人看護師・介護師の就労について強い関心を示している。
参考文献:『通商白書2003』(経済産業省)