ルソー5

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- 社会契約論への展開 +社会契約論への展開
初めに社会はごく一般的な約束を結ぶことで成立する。あるいは暗黙の了解をも内包することもあるが、その段階では約束自体に拘束力をもたないので、人びとは自分たちの間の議決を守らせる役割を委任することが可及的かつ恒久的な措置となる。こうして政府は設置される。すなわち、人びとが政府を置く目的は、自分の自由を守ることにある。 これが社会契約論への礎である。 初めに社会はごく一般的な約束を結ぶことで成立する。あるいは暗黙の了解をも内包することもあるが、その段階では約束自体に拘束力をもたないので、人びとは自分たちの間の議決を守らせる役割を委任することが可及的かつ恒久的な措置となる。こうして政府は設置される。すなわち、人びとが政府を置く目的は、自分の自由を守ることにある。 これが社会契約論への礎である。
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- mfsc422+mfsc422

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2 ルソー5

ジャン=ジャック・ルソー(1712年~1778年)

18世紀のフランスで活躍した哲学者である。代表作に人間不平等起原論』(1754年)や『社会契約論』(1762年)がある。 同じく18世紀に活躍した哲学者ホッブズによる自然状態の仮説を大きく覆す革新的な仮説を礎に生み出された『社会契約論』や『人間不平等起源論』はいまもなお近代社会の原理として意義を持っている。


ルソーの自然状態の仮説

人びとが所有も家族ももたない状態にいると仮定した場合、人びとは憐憫を発揮し、人びとの間に不平等は存在しなかったはずである。したがって、自然状態はホッブズの言うように普遍闘争状態ではなく、「相互配慮状態」なのである。つまり、自然状態では、人間には憐憫が備わっており、これが各人の自己愛を抑制することになり、人びとは相互に配慮しているため、それゆえ自然状態はホッブズのいうような「万人の万人に対する闘争」ではない。


社会契約論への展開

初めに社会はごく一般的な約束を結ぶことで成立する。あるいは暗黙の了解をも内包することもあるが、その段階では約束自体に拘束力をもたないので、人びとは自分たちの間の議決を守らせる役割を委任することが可及的かつ恒久的な措置となる。こうして政府は設置される。すなわち、人びとが政府を置く目的は、自分の自由を守ることにある。 これが社会契約論への礎である。



https://www.philosophyguides.org/fastphilosophy/rousseau/   https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%EF%BC%9D%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%82%BD%E3%83%BC


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