ホンジュラス

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主な住民は、メスティーソが90%、 インディヘナ が7%、黒人が2%、白人が1%となっており、圧倒的にメスティーソの多い国である。 主な住民は、メスティーソが90%、 インディヘナ が7%、黒人が2%、白人が1%となっており、圧倒的にメスティーソの多い国である。
 +== 公用語 ==
 +公用語はスペイン語であり、大多数の国民の母語である。その他にもカリブ海側の黒人や先住民によって英語やミスキート語、ガリフナ語などが話される。
-== 公用語 ==+== 経済状況 ==
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 +•1998年,中米を襲ったハリケーン・ミッチにより,約36億ドル(1998年名目GDPの約68%にあたる)という未曾有の被害を被ったが,国際機関等の支援もあり復興。
 +•拡大重債務貧困国(HIPC)イニシアチブの対象国であり,2005年3月にIMF理事会,同年4月には世銀理事会において完了時点に到達したことが承認された。その結果,国際機関(プレッジ額は約3億ドル),各国(予定額940百万ドル)による債務免除が実施されることとなった。日本は,計約581億円の債務免除を行った。
 +•コーヒー,バナナ等の伝統産業への依存度は未だ高いが,これから脱却するため,新規産業の育成を図っており,マキラ(保税加工区)における製造業(特に繊維)や観光業が注目されている。
 +•在米ホンジュラス人(約100万人)からの本国送金も急増しており,2017年の送金額は約43億ドル(GDPの19%に相当)。
 +•近年は国際経済危機の影響により建設業やマキラ産業が打撃を受け,2009年6月のクーデター後は国際協力の停止の影響も出て,国内経済は厳しい不況に陥った。経済状況の立て直しが急務の課題。
 +•2006年,米・中米・ドミニカ共和国自由貿易協定(DR-CAFTA)が発効。2013年8月に中米・EU連携協定が発効。2016年10月には太平洋同盟への正式加盟を申請。2018年2月21日には中米・韓国FTAが締結された。
-公用語はスペイン語であり、大多数の国民の母語である。その他にもカリブ海側の黒人や先住民によって英語やミスキート語、ガリフナ語などが話される。 

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目次

概要

中央アメリカ中部に位置する共和制国家。

首都はテグシガルパ。

「ホンジュラス」は英語読みであり、スペイン語では「オンドゥラス」と発音する。この名の由来は、クリストーバル・コロンが1502年にこの地に上陸しようとして船の碇を降ろしたが、海底まで届かなかったため、この地を「オンドゥラ(hondura、スペイン語で「深さ」、「深み」を意味する名詞)」と名付けたことによるという説が最も有名で一般的であるが、その他にも北西部の海岸に多くのヒカロの木が沈んでいたためなどの説がある。

地理

基本的に熱帯であり、大雑把に言えば、ホンジュラスの国土は、南には太平洋に沿って北西から南東に向かって走る山岳地帯が、そして北のカリブ海側には平地が広がっている。南の山岳地帯では年間に雨季(6月から11月まで)と乾季(12月から5月まで)があり、標高が上がれば気温は低くなる。カリブ海側の平地地帯では一年を通して雨が多い。国土の80%弱を占める山岳地帯、特に国土主要部の標高1,000mから1,500mの高原地域では常春に近い気候になる。



民族

主な住民は、メスティーソが90%、 インディヘナ が7%、黒人が2%、白人が1%となっており、圧倒的にメスティーソの多い国である。

公用語

公用語はスペイン語であり、大多数の国民の母語である。その他にもカリブ海側の黒人や先住民によって英語やミスキート語、ガリフナ語などが話される。


経済状況

•1998年,中米を襲ったハリケーン・ミッチにより,約36億ドル(1998年名目GDPの約68%にあたる)という未曾有の被害を被ったが,国際機関等の支援もあり復興。 •拡大重債務貧困国(HIPC)イニシアチブの対象国であり,2005年3月にIMF理事会,同年4月には世銀理事会において完了時点に到達したことが承認された。その結果,国際機関(プレッジ額は約3億ドル),各国(予定額940百万ドル)による債務免除が実施されることとなった。日本は,計約581億円の債務免除を行った。 •コーヒー,バナナ等の伝統産業への依存度は未だ高いが,これから脱却するため,新規産業の育成を図っており,マキラ(保税加工区)における製造業(特に繊維)や観光業が注目されている。 •在米ホンジュラス人(約100万人)からの本国送金も急増しており,2017年の送金額は約43億ドル(GDPの19%に相当)。 •近年は国際経済危機の影響により建設業やマキラ産業が打撃を受け,2009年6月のクーデター後は国際協力の停止の影響も出て,国内経済は厳しい不況に陥った。経済状況の立て直しが急務の課題。 •2006年,米・中米・ドミニカ共和国自由貿易協定(DR-CAFTA)が発効。2013年8月に中米・EU連携協定が発効。2016年10月には太平洋同盟への正式加盟を申請。2018年2月21日には中米・韓国FTAが締結された。



参考文献

桜井三枝子・中原篤史(2014)「ホンジュラスを知るための60章 (エリア・スタディーズ 127)」明石書店

外務省ホームページ

https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/honduras/index.html


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