福島県2
出典: Jinkawiki
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:霊山県立自然公園 / 霞ヶ城県立自然公園 / 南湖県立自然公園 / 奥久慈県立自然公園 / 磐城海岸県立自然公園 / 松川浦県立自然公園 / 勿来県立自然公園 / 只見柳津県立自然公園 / 大川羽鳥県立自然公園 / 阿武隈高原中部県立自然公園 / 夏井川渓谷県立自然公園 | :霊山県立自然公園 / 霞ヶ城県立自然公園 / 南湖県立自然公園 / 奥久慈県立自然公園 / 磐城海岸県立自然公園 / 松川浦県立自然公園 / 勿来県立自然公園 / 只見柳津県立自然公園 / 大川羽鳥県立自然公園 / 阿武隈高原中部県立自然公園 / 夏井川渓谷県立自然公園 | ||
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福島県は東西に長い形状をしているが、2つの山地によって会津・中通り・浜通りの3つの地域に分かれており、天気予報でもこの呼称が使われている。西から順に、奥羽山脈と越後山脈に挟まれている会津、阿武隈高地と奥羽山脈に挟まれている中通り、太平洋と阿武隈高地に挟まれている浜通りとなっている。地形的に山地で隔てられているために、山越えした地域同士の交流は浅く、気候や文化にも差があり、3地域での同一県として帰属意識は低い。また南北においても城下町として栄えた会津若松を中心とする北会津地方と南会津地方、宿場町だった郡山市をはさんで県北地方と県南地方で歴史の違いや交流が乏しい傾向がある。同様に沿岸部においても相双地方といわき市にもこの傾向があることから、福島県は他県に比較すると一つの県としての統一感に乏しい傾向にある。福島県では、町はすべて「まち」、村はすべて「むら」と読む。東北6県の中で唯一、「ちょう」と読む町が存在しない。 | 福島県は東西に長い形状をしているが、2つの山地によって会津・中通り・浜通りの3つの地域に分かれており、天気予報でもこの呼称が使われている。西から順に、奥羽山脈と越後山脈に挟まれている会津、阿武隈高地と奥羽山脈に挟まれている中通り、太平洋と阿武隈高地に挟まれている浜通りとなっている。地形的に山地で隔てられているために、山越えした地域同士の交流は浅く、気候や文化にも差があり、3地域での同一県として帰属意識は低い。また南北においても城下町として栄えた会津若松を中心とする北会津地方と南会津地方、宿場町だった郡山市をはさんで県北地方と県南地方で歴史の違いや交流が乏しい傾向がある。同様に沿岸部においても相双地方といわき市にもこの傾向があることから、福島県は他県に比較すると一つの県としての統一感に乏しい傾向にある。福島県では、町はすべて「まち」、村はすべて「むら」と読む。東北6県の中で唯一、「ちょう」と読む町が存在しない。 |
2019年1月19日 (土) 11:25の版
福島県は、日本の都道府県の一つ。県庁所在地は福島市。東北地方の南部(南東北)に位置。面積は北海道、岩手県に次ぐ全国3位、都道府県別の人口は全国21位、人口密度は全国40位である。市町村別では、日本海側に面積の4割弱と人口の15%弱が、太平洋側に面積の6割強と人口の85%以上が分布する。
地理
東北地方の南部に位置し、面積は 13,782.75km2 で、北海道、岩手県に次ぐ全国第3位である。県庁所在地の福島市は、東京から約270km、JR東北新幹線で約90分の位置にある。東部の阿武隈高地、中央部を南北に縦断する奥羽山脈、北部から西部に連なる飯豊連峰・越後山脈の山岳地帯と、それらにより区切られ県中央部を南から北へ流れる阿武隈川の地溝帯に連なる盆地群から構成される「中通り地方」、県東部「浜通り地方」の沿岸平野部、西部の会津盆地を中心とした「会津地方」の3地域に大別される。東部の阿武隈川と太平洋に区切られる阿武隈高地は標高400 - 1,000mで八溝山地に続く比較的なだらかな山地が連なる。北部から西部にかけての山岳地帯は日本有数の豪雪地帯として知られ、日本海へ注ぐ阿賀川の流域であり、多くの大型水力発電所が設けられた日本を代表する電源地帯となっている。また、その流域は磐梯朝日国立公園、尾瀬国立公園、日光国立公園、越後三山只見国定公園に指定された自然の宝庫であり、吾妻山・安達太良山・磐梯山などの諸活火山をはじめ、磐梯高原・会津高原・尾瀬などの山岳観光地がある。
- 1.地形
- 平地
- 福島盆地(信達平野)、会津盆地、郡山盆地、白河盆地、猪苗代盆地
- 山地
- 奥羽山脈、阿武隈高地、越後山脈、那須山地
- 島
- 翁島
- 山
- 吾妻山、安達太良山、栗子山、霊山、磐梯山、飯豊山、燧岳、会津駒ヶ岳、帝釈山、会津布引山、浅草岳、日山、蒲生岳、大滝根山、宇津峰山、八溝山
- 高原
- 会津高原、磐梯高原、阿武隈高原、羽鳥湖高原、甲子高原、布引高原
- 峠
- 土湯峠、板谷峠、鳩峰峠、国見峠、大峠、六十里越、八十里越、沼山峠、藤峠、中山峠、山王峠、駒止峠
- 川
- 阿武隈川(支流:荒川、松川、摺上川、大滝根川)、阿賀川(支流:只見川、日橋川、長瀬川)、久慈川、宇多川、請戸川、夏井川
- 湖沼
- 猪苗代湖、五色沼 (福島市)、五色沼 (北塩原村)、尾瀬沼、松川浦、沼沢湖、雄国沼、曽原湖、桧原湖、秋元湖、小野川湖、奥只見湖、田子倉湖、若郷湖、羽鳥湖、母畑湖、さくら湖、茂庭っ湖
- 湿原
- 尾瀬、田代山湿原、駒止湿原、谷地平湿原、雄国沼湿原
- 2.気候
- 福島県は東西に広く、さらに海岸や山地の地形装飾を受け、標高差も大きいため同じ県内であっても気候差は大きい。
- 西から順に「会津」と「中通り」、阿武隈高地の東側の「浜通り」の三地域に別れている。
- 会津地方
- 日本海側気候となり雪の多い地域となっており、全域が豪雪地帯(半数以上が特別豪雪地帯)に属する。また内陸性の気候でもあり寒さは福島県の中でも厳しく、標高の高い地域は−20°C以下にまで下がることもあり、亜寒帯(冷帯)湿潤気候に属する。会津盆地は東北地方の太平洋沿岸、内陸部に冷害をもたらすやませの影響を受けることも少なく、フェーン現象により高温となることがある。只見川流域は日本屈指の豪雪地帯として知られ、その雪解け水を利用した水力発電が盛んである。
- 阿武隈高地
- 標高が高い内陸性気候で、日照時間も多いために放射冷却が効きやすく、氷点下10°C を下回ることも少なくないほど冬の寒さが厳しいが、太平洋側気候のために積雪は少ない。夏季は冷害を受けることも多く冷涼である。
- 中通り地方
- 基本的に内陸性気候の特徴が混じった太平洋側気候であるが、阿武隈川流域の西側は冬型の気圧配置が強まると日本海側気候の影響を受け降雪することが多く、福島市の一部などが豪雪地帯に指定されている。降水量は1,100 - 1,400mmと東北地方の中では少ないほうである。全般に北へ行くほど標高が低くなるので、夏季、冬季ともに温暖になる。したがって、年間を通じて福島盆地が最も気温が高く、桜前線もその標高差により北部の福島盆地(65m)より始まり、郡山盆地(240m)、白河盆地(360m)と南下して行く。夏の最高気温も最高気温の高い順に福島市、郡山市、白河市となる。福島盆地は夏は酷暑となることが多く、冬は中通り地方の中でも最も降雪の多い地域であるが、曇りの日が多いうえに、標高も最も低いため朝晩の冷え込みは最も弱い。
- 浜通り地方
- 太平洋沿岸部は暖流(黒潮)の影響により夏は涼しく、冬は暖かい顕著な海洋性気候である。夏から秋にかけて台風の影響を受けやすい。特にいわき市の小名浜周辺は東北で最も温暖な地域であり(南関東平野部の気候に近い)、降雪も東北では最も少ない。事実、小名浜の1月の平均気温は3.6°Cと、さいたまの3.5°C、佐倉(千葉県)の3.3°C、八王子(東京都)の3.1°Cよりも高い。
- 3.自然公園
- 国立公園
- 磐梯朝日国立公園 / 尾瀬国立公園 / 日光国立公園
- 国定公園
- 越後三山只見国定公園
- 県立公園
- 霊山県立自然公園 / 霞ヶ城県立自然公園 / 南湖県立自然公園 / 奥久慈県立自然公園 / 磐城海岸県立自然公園 / 松川浦県立自然公園 / 勿来県立自然公園 / 只見柳津県立自然公園 / 大川羽鳥県立自然公園 / 阿武隈高原中部県立自然公園 / 夏井川渓谷県立自然公園
福島県は東西に長い形状をしているが、2つの山地によって会津・中通り・浜通りの3つの地域に分かれており、天気予報でもこの呼称が使われている。西から順に、奥羽山脈と越後山脈に挟まれている会津、阿武隈高地と奥羽山脈に挟まれている中通り、太平洋と阿武隈高地に挟まれている浜通りとなっている。地形的に山地で隔てられているために、山越えした地域同士の交流は浅く、気候や文化にも差があり、3地域での同一県として帰属意識は低い。また南北においても城下町として栄えた会津若松を中心とする北会津地方と南会津地方、宿場町だった郡山市をはさんで県北地方と県南地方で歴史の違いや交流が乏しい傾向がある。同様に沿岸部においても相双地方といわき市にもこの傾向があることから、福島県は他県に比較すると一つの県としての統一感に乏しい傾向にある。福島県では、町はすべて「まち」、村はすべて「むら」と読む。東北6県の中で唯一、「ちょう」と読む町が存在しない。
- 人口(2018年10月1日現在の推計人口)
- 福島県の総人口は1,862,705人(中通り 1,149,241人 / 浜通り 450,452人 / 会津 266,485人)
会津 由来 - 記紀の記述には、崇神天皇(すじんてんのう)が北陸道に遣わした大彦命(おおひこのみこと)と東海道に遣わした建沼河別命(たけぬかわわけのみこと)が、日本海側と太平洋側から遠征して出会ったのが相津(あいづ)だったという記述があり、この相津が後に会津と表記されるようになった説が有力である。他に会津盆地でいくつかの川が合流するために舟運の拠点として会津と呼ばれるようになった、あるいは日本海側と太平洋側の物産を運ぶ隊商が会津盆地で取引をすために会津と呼ばれるようになった、など諸説ある。 気候 - 日本海側気候に属する。新潟県と多くの県境を接しており、全国有数の豪雪地帯(一部特別豪雪地帯)である。 文化 - 会津藩に由来する文化が色濃く投影されている。また現在の武術武道界に多大な影響を与えた近代最強の武術家とたたえられる大東流合気柔術の武田惣角(たけだそうかく)の出身地(会津坂下町)としても名高い。現在でも会津若松を中心に剣道をはじめとする現代武道や各種の古武術が非常に盛んで、県立高校でも体育の授業に薙刀術があるなどの特色がある。ナショナルジオグラフィック、ヒストリーチャンネル、ディスカバリーチャンネル等の海外のドキュメンタリー製作でも、武士道や侍文化に関するドキュメンタリーではしばしば会津を例として取り上げる。 中心地 - 北部(北会津)は会津若松市が中心地、南部(南会津)では南会津町の旧田島町が中心地となっている。
中通り[編集] 由来 - 中通りという名称は中山道に由来する。現在の中山道は、徳川幕府が江戸を中心として引き直した路線で、京都から加納(関ヶ原合戦前の岐阜)、塩尻、高崎を経て江戸(戊辰戦争後の東京)に至る路線である。古代の中山道は「東山道」といい、奈良(後に京都)を始点として、岐阜、塩尻、高崎、宇都宮に至り、宇都宮以北が現在の国道4号沿いに北上する東山道(律令制下の道国制の行政区)の主要街道だった。「中山道」という呼称自体が「東山道」の別称である。この縦貫道は中世には奥大道(おくのだいどう)とも呼ばれた。この縦貫道の名称から、福島県中通り地方は古代から中山道(中仙道)と呼ばれ、中世には仙道(せんどう)とも呼ばれた。なお、高崎から東京に至る関ヶ原合戦後の中山道は、元々は「東山道武蔵路」と呼ばれる東山道(中山道)の支路である。武蔵国はもともと東山道の1国であったが、771年(宝亀2年)に東海道に移管された。 気候 - 那須火山帯山麓は豪雪地帯で日本海側気候、それ以外の地域は太平洋側気候に属する。北部の福島盆地は典型的な内陸性盆地型気候で、夏は非常に高温になる。南部は那須高原に連なる高原地帯となるとので、北部に比べると低温傾向がある。そのため、中通りでは桜前線が北部から南部に南下して移動する。降雪はあるが、通常は 数cm - 15cm 程度で、30cm も積もれば大雪といわれる。生活面では降雪よりも夜間の路面凍結が深刻である。 文化 - 古来より奥州の玄関口として、街道筋として重要な役割を担った。高度成長期以後は東北新幹線や東北自動車道も整備されており、東京まで新幹線で1 - 2時間、自動車で2 - 3時間ということもあり、東京との結び付きも強めている。 中心地 - 北部に県庁所在地の福島市、中部に郡山市、そして南部に白河市の、3極が定立している
浜通り[編集] 由来 - 浜通りという名称は陸前浜街道に由来がある。陸前浜街道は、戊辰戦争前には単に「浜街道」や「海道」とも呼ばれた道で、鎌倉以北(関ヶ原合戦後は江戸以北)の東海道に当たる沿岸路線で、現在の国道6号とほぼ一致する沿岸の街道である。奈良時代や平安時代の東海道は、鎌倉以西のみならず、鎌倉以北も含まれており、奈良(後に京都)を始点として、現在の名古屋、浜松、東京(戊辰戦争前の江戸)、水戸を経由して多賀城に至る路線であった。 気候 - 太平洋側気候に属する。東北地方としては非常に温暖で、夏は涼しく、冬は乾燥して雪もほとんど降らない。東北地方の他の地域よりも関東地方の沿岸部に近い、穏やかな気候である。 文化 - 関東地方東部(茨城県と千葉県)との結びつきが強い。元々は海道で常陸国や下総国と繋がっていた上に、岩城氏が常陸府中(戊辰戦争後の石岡)に源流を持つ常陸平氏の氏族であることや、相馬氏が鎌倉時代初期に下総国相馬郡(現在の茨城県取手から千葉県松戸にかけての地域)から入植したこともあり、茨城県や千葉県に根源を持つ神社仏閣やお祭りなどが少なくない。現在でも、茨城県や千葉県を中心に展開するチェーン店や製造業が福島県浜通りに店鋪や工場を出す、あるいは浜通りに本社を持つチェーン店や製造業が茨城県に店鋪や工場を出すなどの現象がしばしば見られる。 中心地 - 夜ノ森以南(旧岩城氏領)はいわき市平地区が中心地だが、夜ノ森以北(旧相馬氏領)は相馬市中村地区と南相馬市原町区に中心が分散している。
福島県を舞台とした作品[編集]
発表年順に記載
映画[編集]
百万人の大合唱 (1972年) - 郡山市
原子力戦争 (1978年) - 福島第一原子力発電所・福島第二原子力発電所
戦国自衛隊 (1979年) - 相馬野馬追
男はつらいよ 柴又より愛をこめて (1985年) - 会津若松市
遊びの時間は終らない (1991年) - いわき市平
釣りバカ日誌8 (1996年) - いわき市
容疑者 室井慎次 (2005年) - いわき市
親父 (2006年) - いわき市にオープンセットを立てて撮影[16]
フラガール (2006年) - いわき市
ハーメルン(2012年) - 昭和村
テレビドラマ[編集]
十字路 (1978年、NHK)
獅子の時代 (1980年、NHK) - 会津
はね駒 (1986年、NHK) - 相馬市
白虎隊 (1986年、NTV) - 会津
ひまわり (1996年、NHK) - 福島市
花嫁は厄年 (2006年、TBS) - 福島市
風林火山 (2007年、NHK) - 映画『親父』のいわき市オープンセットを使用[16]。
白虎隊 (2007年、EX) - 会津
八重の桜 (2013年、NHK) - 会津を中心とした福島県内(会津若松市、猪苗代町、白河市、二本松市、福島市)
漫画・アニメ[編集]
いちえふ 福島第一原子力発電所労働記 (竜田一人) (漫画:2011年) - 福島第一原子力発電所
今日もいい天気 (山本おさむ) (漫画:2013年) - 天栄村
黒塚 KUROZUKA (漫画:2002年、アニメ:2008年) - 二本松市安達ヶ原
そばもん ニッポン蕎麦行脚 (山本おさむ) (漫画:2008年) - 会津若松市など
宙のまにまに(漫画:2005年、アニメ:2009年) - 猪苗代町
ダンタリアンの書架(漫画:2010年、アニメ:2011年) - 天栄村
なのはな(漫画:2011年)
はじまりのはる (端野洋子) (漫画:2013年)
劇場版 ハヤテのごとく! HEAVEN IS A PLACE ON EARTH (漫画:2004年、映画:2011年) - 会津地方
ぴたテン(漫画:1999年、アニメ:2002年) - 会津若松市
未確認で進行形(漫画:2012年、アニメ:2014年)- 郡山市
緑山高校(漫画:1984年、OVA:1990年)
尾瀬、田代山湿原、駒止湿原、谷地平湿原、雄国沼湿原