LGBT7
出典: Jinkawiki
2020年1月22日 (水) 17:11の版 Daijiten2014 (ノート | 投稿記録) ← 前の差分へ |
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+ | LGBTとは、性的少数者の総称を言う。L「レズビアン(女性同性愛者)」、G「ゲイ(男性同性愛者)」、B「バイセクシュアル(両性愛者)」、T「トランスジェンダー(性転換)」の頭文字をとって名付けられた。特に、トランスジェンダーの概念は幅広く、心の性別と体の性別が一致しない方は、FTM(Female To Male=女性から男性)やMTF(Male To Female=男性から女性)と呼ばれ、心の性別がなく、無性・中性として生きている方は、FTX(Female To X)やMTX(Male To X)と、細かく分類されている。これらの呼称は、自らのことをポジティブに語る用語として北米・ヨーロッパで生まれ、現在では世界中で使われている。 | ||
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+ | LGBT総合研究所が2016年に実施したマーケット調査によると、LGBTに該当する人は8.0%というデータがある。これは、左利きやAB型の人よりも多い割合となる。このように、私たちが思っているよりもLGBTに該当する人は多くいるということがわかる。 | ||
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+ | 2017年3月、日本政府はいじめ防止基本方針の改訂を行い、LGBT生徒の保護の項目がはじめて盛り込まれた。これに先立ち、2016年には教職員向けに、LGBT生徒へと対応を記した手引きも発行している。しかし、実際はいまだにLGBTに対する差別やいじめがあるのが現状である。また、異性カップルと同等の権利が法的に保障されていない点も課題のひとつである。2015年に東京都渋谷区議会で、同性カップルに対し結婚に準じる関係と認める「パートナーシップ証明」の発行が可決されたことを皮切りに、いくつかの市町村で実施されるようになったが、いずれも条例や要綱での実施であり、法的な拘束力はない。同性パートナーへの遺産の相続権がないことや、レズビアンカップルやゲイカップルへの生殖医療の適応など、法的整備や受け入れ体制が進んでいないことも大きな課題である。 | ||
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+ | ==世界のLGBTへの対応== | ||
+ | 2010年アイスランドの議会は、同性婚を認める法案を全会一致で可決した。2011年国連人権理事会が、性的指向や性自慰に基づく暴力行為や差別に重大な懸念を示す決議を採択した。2014年インドで「第三の性」(トランスジェンダー)を法的に認める最高裁の判決が出された。2015年アメリカ全州で同性婚が合憲となり、異性カップル同様に法的な保障が認められるようになった。また、ベトナムでは同性婚を禁止する法律が廃止となり、事実上の同性婚が可能になった。 | ||
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+ | ==参考文献== | ||
+ | https://s.weddingpark.net/magazine/97/ | ||
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+ | https://www.hakuhodody-media.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/05/HDYnews0601.pdf |
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目次 |
LGBTとは
LGBTとは、性的少数者の総称を言う。L「レズビアン(女性同性愛者)」、G「ゲイ(男性同性愛者)」、B「バイセクシュアル(両性愛者)」、T「トランスジェンダー(性転換)」の頭文字をとって名付けられた。特に、トランスジェンダーの概念は幅広く、心の性別と体の性別が一致しない方は、FTM(Female To Male=女性から男性)やMTF(Male To Female=男性から女性)と呼ばれ、心の性別がなく、無性・中性として生きている方は、FTX(Female To X)やMTX(Male To X)と、細かく分類されている。これらの呼称は、自らのことをポジティブに語る用語として北米・ヨーロッパで生まれ、現在では世界中で使われている。
割合
LGBT総合研究所が2016年に実施したマーケット調査によると、LGBTに該当する人は8.0%というデータがある。これは、左利きやAB型の人よりも多い割合となる。このように、私たちが思っているよりもLGBTに該当する人は多くいるということがわかる。
現状と課題
2017年3月、日本政府はいじめ防止基本方針の改訂を行い、LGBT生徒の保護の項目がはじめて盛り込まれた。これに先立ち、2016年には教職員向けに、LGBT生徒へと対応を記した手引きも発行している。しかし、実際はいまだにLGBTに対する差別やいじめがあるのが現状である。また、異性カップルと同等の権利が法的に保障されていない点も課題のひとつである。2015年に東京都渋谷区議会で、同性カップルに対し結婚に準じる関係と認める「パートナーシップ証明」の発行が可決されたことを皮切りに、いくつかの市町村で実施されるようになったが、いずれも条例や要綱での実施であり、法的な拘束力はない。同性パートナーへの遺産の相続権がないことや、レズビアンカップルやゲイカップルへの生殖医療の適応など、法的整備や受け入れ体制が進んでいないことも大きな課題である。
世界のLGBTへの対応
2010年アイスランドの議会は、同性婚を認める法案を全会一致で可決した。2011年国連人権理事会が、性的指向や性自慰に基づく暴力行為や差別に重大な懸念を示す決議を採択した。2014年インドで「第三の性」(トランスジェンダー)を法的に認める最高裁の判決が出された。2015年アメリカ全州で同性婚が合憲となり、異性カップル同様に法的な保障が認められるようになった。また、ベトナムでは同性婚を禁止する法律が廃止となり、事実上の同性婚が可能になった。
参考文献
https://s.weddingpark.net/magazine/97/
https://www.hakuhodody-media.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2016/05/HDYnews0601.pdf