パリ協定5
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1.パリ協定とは何か | 1.パリ協定とは何か | ||
- | 2015年12月の国連気候変動会議(COP21)で採択された2020年からの温暖化対策の国際ルールのことである。途上国を含むすべての参加国が温室効果ガスの排出量の削減に加わることになっている。パリ協定の発動には世界の温室効果ガス排出量の55%以上を占める55か国以上の締結が必要である。 | + | 2015年12月の国連気候変動会議(COP21)で採択された2020年からの温暖化対策の国際ルールのことである。途上国を含むすべての参加国が温室効果ガスの排出量の削減に加わることになっている。パリ協定の発動には世界の温室効果ガス排出量の55%以上を占める55か国以上の締結が必要である |
2.パリ協定が掲げる2つの長期目標 | 2.パリ協定が掲げる2つの長期目標 | ||
①世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2%より十分低く保ち、1,5%に抑える努力をする。 | ①世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2%より十分低く保ち、1,5%に抑える努力をする。 | ||
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②そのため、できるかぎり早く世界の温室効果ガス排出量をピークアウトし、21世紀後半には、温室効果ガス排出量と(森林などによる)吸収量のバランスをとる | ②そのため、できるかぎり早く世界の温室効果ガス排出量をピークアウトし、21世紀後半には、温室効果ガス排出量と(森林などによる)吸収量のバランスをとる | ||
3.パリ協定の現状と今後 | 3.パリ協定の現状と今後 | ||
+ | 上記2で挙げた2つの長期目標について現状を説明する。現実問題、②の目標は達成できる可能性は高いといわれている。だが、①の目標達成にはまだ不十分であるよう | ||
+ | だ。昨年11月26日国連環境計画(UNEP)が公表した報告書によると①の目標を達成するためには「年6.7%のペースで温室効果ガスの排出量を削減する必要がある」というのである。 | ||
+ | ところで、今年2020年はパリ協定で採択されたルールが本格的に動き出す。それゆえ、今年の気候変動枠組み条約第26回締約国会議までに温室効果ガスの排出量の削減目標を再提出し、可能な限り上積みをすることを求めているようだ。 | ||
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+ | 【参考文献】 | ||
+ | [https://www.asahi.com/topics/word/%E3%83%91%E3%83%AA%E5%8D%94%E5%AE%9A.html] | ||
+ | [https://www.enecho.meti.go.jp/about/tokushu/ondankashoene/pariskyotei.html] | ||
+ | [https://www.sankeibiz.jp/macro/news/200101/mca2001010500002-n1.htm] | ||
+ | [https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52621630W9A121C1910M00/] | ||
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+ | 投稿者:sakurou | ||
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1.パリ協定とは何か
2015年12月の国連気候変動会議(COP21)で採択された2020年からの温暖化対策の国際ルールのことである。途上国を含むすべての参加国が温室効果ガスの排出量の削減に加わることになっている。パリ協定の発動には世界の温室効果ガス排出量の55%以上を占める55か国以上の締結が必要である
2.パリ協定が掲げる2つの長期目標
①世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2%より十分低く保ち、1,5%に抑える努力をする。
②そのため、できるかぎり早く世界の温室効果ガス排出量をピークアウトし、21世紀後半には、温室効果ガス排出量と(森林などによる)吸収量のバランスをとる
3.パリ協定の現状と今後 上記2で挙げた2つの長期目標について現状を説明する。現実問題、②の目標は達成できる可能性は高いといわれている。だが、①の目標達成にはまだ不十分であるよう
だ。昨年11月26日国連環境計画(UNEP)が公表した報告書によると①の目標を達成するためには「年6.7%のペースで温室効果ガスの排出量を削減する必要がある」というのである。 ところで、今年2020年はパリ協定で採択されたルールが本格的に動き出す。それゆえ、今年の気候変動枠組み条約第26回締約国会議までに温室効果ガスの排出量の削減目標を再提出し、可能な限り上積みをすることを求めているようだ。
【参考文献】 [1]
[2] [3] [4]
投稿者:sakurou