アジア
出典: Jinkawiki
2009年1月9日 (金) 13:29の版 Bunkyo-student2008 (ノート | 投稿記録) ← 前の差分へ |
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- | アジアとは地球の陸地の一部分を指す地域の名称で、ユーラシア大陸の東の部分およびそれに付属する日本列島などの島々を指す。六大州の一つで、東半球の北東部を占めヨーロッパ州とともにユーラシア大陸を成している。面積は約4400万平方キロメートル、世界陸地の約3分の1。人口は約34億6000万人(1995)で、世界人口の2分の1以上。東は日本、北はシベリア、南はインドネシア、西はトルコ・アラビアにわたる地域のことをいう。 | + | アジアとは地球の陸地の一部分を指す地域の名称で、ユーラシア大陸の東の部分およびそれに付属する日本列島などの島々を指す。六大州の一つで、東半球の北東部を占めヨーロッパ州とともにユーラシア大陸を成している。面積は約4400万平方キロメートル、世界陸地の約3分の1を占める。人口は約34億6000万人(1995)で、世界人口の2分の1以上。東は日本、北はシベリア、南はインドネシア、西はトルコ・アラビアにわたる地域のことをいう。 |
北は北極海、東は太平洋、南はインド洋に囲まれ、西はウラル山脈、カスピ海、カフカス山脈、黒海、地中海によりヨーロッパと、また地中海、スエズ運河、紅海、インド洋によりアフリカとそれぞれ接している。 | 北は北極海、東は太平洋、南はインド洋に囲まれ、西はウラル山脈、カスピ海、カフカス山脈、黒海、地中海によりヨーロッパと、また地中海、スエズ運河、紅海、インド洋によりアフリカとそれぞれ接している。 | ||
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== 名前の由来 == | == 名前の由来 == | ||
- | アジアという名称の起源は、古代(前11~前7世紀ごろ)地中海東部に栄えたフェニキア人が、その地より東方の地域をアスAcu(日の出る地方)、西方をエレブEreb(日の沈む地方)と呼んだのが、アジアおよびヨーロッパの名称の始まりであるという。このasuがasiaに転訛したといわれており、これはギリシャに伝わりAsiaとEuropaとなった。この東と西という対応概念が、AsiaとEuropaという呼称を生み出したことは、その後ラテン語におけるoriensまたはorient-em(昇る太陽または東)とoccident-em(落日または西)という対応にも継承された。 | + | アジアという名称の起源は、古代(前11~前7世紀ごろ)地中海東部に栄えたフェニキア人が、その地より東方の地域をアスAcu(日の出る地方)、西方をエレブEreb(日の沈む地方)と呼んだのが、アジアおよびヨーロッパの名称の始まりであるとされている。このasuがasiaに転訛したといわれており、これがギリシャに伝わりAsiaとEuropaとなった。この東と西という対応概念が、AsiaとEuropaという呼称を生み出したことは、その後ラテン語におけるoriensまたはorient-em(昇る太陽または東)とoccident-em(落日または西)という対応にも継承された。 |
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渡邊靜夫(編著) 1994 日本大百科全書1 小学館 | 渡邊靜夫(編著) 1994 日本大百科全書1 小学館 | ||
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最新版
アジアとは地球の陸地の一部分を指す地域の名称で、ユーラシア大陸の東の部分およびそれに付属する日本列島などの島々を指す。六大州の一つで、東半球の北東部を占めヨーロッパ州とともにユーラシア大陸を成している。面積は約4400万平方キロメートル、世界陸地の約3分の1を占める。人口は約34億6000万人(1995)で、世界人口の2分の1以上。東は日本、北はシベリア、南はインドネシア、西はトルコ・アラビアにわたる地域のことをいう。
北は北極海、東は太平洋、南はインド洋に囲まれ、西はウラル山脈、カスピ海、カフカス山脈、黒海、地中海によりヨーロッパと、また地中海、スエズ運河、紅海、インド洋によりアフリカとそれぞれ接している。 アジアは北アジア、中央アジア、東アジア、東南アジア、南アジア、西アジアの6地域に分類されるのが普通であるが、これらの地域は地形、気候など風土的条件が非常に異なり、多種多様となっている。
名前の由来
アジアという名称の起源は、古代(前11~前7世紀ごろ)地中海東部に栄えたフェニキア人が、その地より東方の地域をアスAcu(日の出る地方)、西方をエレブEreb(日の沈む地方)と呼んだのが、アジアおよびヨーロッパの名称の始まりであるとされている。このasuがasiaに転訛したといわれており、これがギリシャに伝わりAsiaとEuropaとなった。この東と西という対応概念が、AsiaとEuropaという呼称を生み出したことは、その後ラテン語におけるoriensまたはorient-em(昇る太陽または東)とoccident-em(落日または西)という対応にも継承された。
アジアと古代文明
アジアは50万~60万年以前に早くも人類が出現した地である。アジアで現在確認されている最初の人類はジャワの直立猿人および中国の北京原人であるとされ、石器を使用し、北京原人は火を知っていたという。
古代文明は紀元前40世紀半ばごろ、いずれも農業が集約的に行われ、社会発展の進んでいる大河の流域に開花した。これらは周知のように①ティグリス・ユーフラテス川下流域、②ナイル川流域、③インダス川流域、④黄河流域の4つの地域であるが、これは②のナイル川流域を除きすべてアジアに属している。
引用文献
下中直人(編) 2007 世界大百科辞典1 平凡社
新村出(編) 2008 広辞苑第六版 岩波書店
渡邊靜夫(編著) 1994 日本大百科全書1 小学館
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