SNS
出典: Jinkawiki
2009年1月29日 (木) 13:37の版 Bunkyo-student2008 (ノート | 投稿記録) ← 前の差分へ |
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当時は「googleが出会い系サービスを開始する?」というニュースが駆けめぐり、それに連れてソーシャルネットワークサービスの存在が認知され始めた。Orkutでの日本人ユーザー数も1万人を超えるなど、一時盛り上がりを見せたが、サービス内の対応言語が英語だけということと、招待制という馴染みのない制度も重なり、「ソーシャルネットワークサービスは敷居が高い」というイメージが芽生えしまったようにも見受けられる。そんな理由からも、盛り上がりに留まっていたSNSであるが、2004年2月後半に、田中良和氏個人が開発・運営を行なっている「GREE」、株式会社イー・マーキュリーの「mixi」という2つの純国産SNSが誕生した。 最初こそ、ユーザーのとまどいも見られたものの、この2つのサービスは順調に支持を集め、多数の参加ユーザー数を獲得。現在では登録IDが15万に達している。GREEとmixiという2つのサービスによって、ソーシャルネットワークが日本でも一般ユーザーに広まり始めた。 | 当時は「googleが出会い系サービスを開始する?」というニュースが駆けめぐり、それに連れてソーシャルネットワークサービスの存在が認知され始めた。Orkutでの日本人ユーザー数も1万人を超えるなど、一時盛り上がりを見せたが、サービス内の対応言語が英語だけということと、招待制という馴染みのない制度も重なり、「ソーシャルネットワークサービスは敷居が高い」というイメージが芽生えしまったようにも見受けられる。そんな理由からも、盛り上がりに留まっていたSNSであるが、2004年2月後半に、田中良和氏個人が開発・運営を行なっている「GREE」、株式会社イー・マーキュリーの「mixi」という2つの純国産SNSが誕生した。 最初こそ、ユーザーのとまどいも見られたものの、この2つのサービスは順調に支持を集め、多数の参加ユーザー数を獲得。現在では登録IDが15万に達している。GREEとmixiという2つのサービスによって、ソーシャルネットワークが日本でも一般ユーザーに広まり始めた。 | ||
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+ | ==システム== | ||
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+ | SNSは、人と人とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型のWebサイトである。友人・知人間のコミュニケーションを円滑にする手段や場を提供したり、趣味や居住地域、出身校、あるいは「友人の友人」といったつながりを通じて新たな人間関係を構築する場を提供する、会員制のサービスである。人のつながりを重視して「既存の参加者からの招待がないと参加できない」というシステムになっているサービスが多いが、最近では誰も自由に登録できるサービスも増えている。 | ||
+ | SNSには、自分のプロフィールや写真を会員に公開する機能や、互いにメールアドレスを知られること無く別の会員にメッセージを送る機能、新しくできた「友人」を登録するアドレス帳、友人に別の友人を紹介する機能、会員や友人のみに公開範囲を制限できる日記帳、趣味や地域などテーマを決めて掲示板などで交流できるコミュニティ機能、予定や友人の誕生日などを書き込めるカレンダーなどの機能で構成される。多くは無料のサービスとなっており、サイト内に掲載される広告や、友人に本やCDなどの商品を推薦する機能を設け、そこから上がる売上の一部を紹介料として徴収するという収益モデルになっている。 | ||
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+ | SNSを利用する目的は人それぞれだが、今のところ日本では娯楽的な要素が強い。米国では仕事のためにスキルシート代わりという側面も強く持っている。 | ||
+ | 米国ではFriendster、Linkedin、Ryze、ICQ Universe、Orkut、eureksterといったSNSが著名である。職探しや人脈探しを目的としているものもから、友人や恋人探しを目的としたものまで様々な形態のものがある。 | ||
+ | 日本ではmixiとGREEが著名で、これらは友人とのつき合いに的を絞っている。mixiはイー・マーキュリーが、GREEは田中良和氏が開発し現在はグリーが運営している。mixiの方はコミュニティと呼ばれる機能を通じて趣味や娯楽を楽しむといった特徴がある。それに比べると、機能的には似ているが、GREEの方はビジネス色が強くなる感じである。 | ||
+ | 今から5年前までは、インターネットの利用目的はウェブサーフィンとメールといわれていた。それがここ数年、インターネットを利用する目的からウェブサーフィンやメールの占める割合が減り、代わりにメッセンジャー、ストリーミングという新しい利用手段の割合が増えている。SNSもそのひとつである。 | ||
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+ | SNSの利用は、悪用されることもあるため、プライバシーの侵害や、事件やトラブルに巻き込まれる危険性がある。このような問題に対しては、ネット内パトロールなどの対策が取られているが、実際にネット関連の様々な事件が起きているのが現状である。また、人間関係の希薄化やコミュニケーション能力の減少など、社会的な問題点もある。 |
最新版
目次 |
SNSとは
ソーシャルネットワークサービス(SNS)は、人間関係に的を絞ったウェブサービスの一種である。通常のホームページサービスとの違いは、友達と親睦を深めるための機能や、新しく知り合いを得るための機能が、あらかじめいくつも用意されているというところである。 SNSは、今から2年前の2003年初頭、米国のFriendsterというサービスに見ることができる。日本では2004年初頭、Googleが提供を始めたOrkutと呼ばれるSNSの登場で、一気に普及した。現在でも、SNSを提供する企業は増えており、参加者は増加の一途をたどっている。
SNS普及の過程
当時は「googleが出会い系サービスを開始する?」というニュースが駆けめぐり、それに連れてソーシャルネットワークサービスの存在が認知され始めた。Orkutでの日本人ユーザー数も1万人を超えるなど、一時盛り上がりを見せたが、サービス内の対応言語が英語だけということと、招待制という馴染みのない制度も重なり、「ソーシャルネットワークサービスは敷居が高い」というイメージが芽生えしまったようにも見受けられる。そんな理由からも、盛り上がりに留まっていたSNSであるが、2004年2月後半に、田中良和氏個人が開発・運営を行なっている「GREE」、株式会社イー・マーキュリーの「mixi」という2つの純国産SNSが誕生した。 最初こそ、ユーザーのとまどいも見られたものの、この2つのサービスは順調に支持を集め、多数の参加ユーザー数を獲得。現在では登録IDが15万に達している。GREEとmixiという2つのサービスによって、ソーシャルネットワークが日本でも一般ユーザーに広まり始めた。
システム
SNSは、人と人とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型のWebサイトである。友人・知人間のコミュニケーションを円滑にする手段や場を提供したり、趣味や居住地域、出身校、あるいは「友人の友人」といったつながりを通じて新たな人間関係を構築する場を提供する、会員制のサービスである。人のつながりを重視して「既存の参加者からの招待がないと参加できない」というシステムになっているサービスが多いが、最近では誰も自由に登録できるサービスも増えている。 SNSには、自分のプロフィールや写真を会員に公開する機能や、互いにメールアドレスを知られること無く別の会員にメッセージを送る機能、新しくできた「友人」を登録するアドレス帳、友人に別の友人を紹介する機能、会員や友人のみに公開範囲を制限できる日記帳、趣味や地域などテーマを決めて掲示板などで交流できるコミュニティ機能、予定や友人の誕生日などを書き込めるカレンダーなどの機能で構成される。多くは無料のサービスとなっており、サイト内に掲載される広告や、友人に本やCDなどの商品を推薦する機能を設け、そこから上がる売上の一部を紹介料として徴収するという収益モデルになっている。
目的
SNSを利用する目的は人それぞれだが、今のところ日本では娯楽的な要素が強い。米国では仕事のためにスキルシート代わりという側面も強く持っている。 米国ではFriendster、Linkedin、Ryze、ICQ Universe、Orkut、eureksterといったSNSが著名である。職探しや人脈探しを目的としているものもから、友人や恋人探しを目的としたものまで様々な形態のものがある。 日本ではmixiとGREEが著名で、これらは友人とのつき合いに的を絞っている。mixiはイー・マーキュリーが、GREEは田中良和氏が開発し現在はグリーが運営している。mixiの方はコミュニティと呼ばれる機能を通じて趣味や娯楽を楽しむといった特徴がある。それに比べると、機能的には似ているが、GREEの方はビジネス色が強くなる感じである。 今から5年前までは、インターネットの利用目的はウェブサーフィンとメールといわれていた。それがここ数年、インターネットを利用する目的からウェブサーフィンやメールの占める割合が減り、代わりにメッセンジャー、ストリーミングという新しい利用手段の割合が増えている。SNSもそのひとつである。
問題点
SNSの利用は、悪用されることもあるため、プライバシーの侵害や、事件やトラブルに巻き込まれる危険性がある。このような問題に対しては、ネット内パトロールなどの対策が取られているが、実際にネット関連の様々な事件が起きているのが現状である。また、人間関係の希薄化やコミュニケーション能力の減少など、社会的な問題点もある。