北方領土
出典: Jinkawiki
2009年1月29日 (木) 00:54の版 Bunkyo-student2008 (ノート | 投稿記録) ← 前の差分へ |
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位置・面積:歯舞群島は、北海道根室半島の納沙布岬(のさっぷみさき)の沖合3.7kmから北東方に点在する小島嶼、すなわち貝殻島(かいがらじま)、水晶島(すいしょうとう)、秋勇留島(あきゆりとう)、勇留島(ゆりとう)、志発島(しぼつとう)、多楽島(たらくとう)等の島々から成っいる。面積は、水晶島13.7平方キロメートル、秋勇留島2.7 平方キロメートル、勇留島10.6 平方キロメートル、志発島59.5平方キロメートル、多楽島11.7平方キロメートルとなっている。 | 位置・面積:歯舞群島は、北海道根室半島の納沙布岬(のさっぷみさき)の沖合3.7kmから北東方に点在する小島嶼、すなわち貝殻島(かいがらじま)、水晶島(すいしょうとう)、秋勇留島(あきゆりとう)、勇留島(ゆりとう)、志発島(しぼつとう)、多楽島(たらくとう)等の島々から成っいる。面積は、水晶島13.7平方キロメートル、秋勇留島2.7 平方キロメートル、勇留島10.6 平方キロメートル、志発島59.5平方キロメートル、多楽島11.7平方キロメートルとなっている。 | ||
+ | '''歯舞諸島から歯舞群島への統一''' | ||
+ | 国土地理院(茨城県つくば市)は2008年3月21日、北方領土の「歯舞(はぼまい)諸島」の名称を「歯舞群島」に3月12日付で変更した。これは、北海道根室市からの要望を受けた措置である。 | ||
+ | 国土地理院によると「群島」も「諸島」も意味はほぼ同じ。国土地理院の地図や教育現場では「諸島」が使われてきたが、北方領土返還要求運動に関係する国や北海道の冊子などでは「群島」と表記していた。このため、歯舞群島へと統一された。 | ||
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歯舞群島と色丹島は、大昔、根室半島と地続きであったが、土地の陥没などによって離れ島になったといわれている。 | 歯舞群島と色丹島は、大昔、根室半島と地続きであったが、土地の陥没などによって離れ島になったといわれている。 | ||
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現在も北方領土は事実上ロシア領となっている。ロシアの統計による2005年時点での北方領土に在住しているロシア人は、16,796人である。尚、統計上歯舞群島には居住者はいない。 | 現在も北方領土は事実上ロシア領となっている。ロシアの統計による2005年時点での北方領土に在住しているロシア人は、16,796人である。尚、統計上歯舞群島には居住者はいない。 | ||
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+ | == 北方領土問題 == | ||
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+ | 北方領土問題は、1945年の日本敗戦時にソ連が歯舞、色丹、国後、択捉の4等を占領したことに由来するが北方領土問題は日本の敗戦と同時に生まれたものではなく、日本とソ連の戦後処理をめぐる一連の交渉プロセスの中で発生した問題と考えられている。 | ||
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+ | '''現在の日本の動き''' | ||
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+ | 日本は国レベルでの外交においても北方領土の返還を交渉しているが進展は殆どないのが現状である。その状況を変えるためにデモなどの行動を起こしている人たちもいる。 | ||
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+ | '''・デモの例(朝日新聞2008.12.02 地方版/北海道より引用)''' | ||
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+ | 北方領土:早期返還へ 根室市長ら、東京で約500人が行進 /北海道 | ||
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+ | ◇官邸で首相に要請 | ||
+ | 北方領土の早期返還に向け、国民世論の喚起を求める「行進アピール行動」(北方領土隣接地域振興対策根室管内市町連絡協議会主催)が1日、東京都内で行われ、「島を返せ」のたすきをつけた長谷川俊輔・根室市長を先頭に、元島民や返還運動関係者ら約50団体500人余りが行進した。長谷川市長らは午後に官邸を訪れ、麻生太郎首相に早期返還を要請した。 | ||
== 参考文献 == | == 参考文献 == | ||
+ | 広辞苑第5版「北方領土」「択捉島」「国後島」「色丹」「歯舞諸島」 | ||
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+ | 岩下明裕(2005)「北方領土問題 4でも0でも、2でもなく」中公新書1825 | ||
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+ | 「国土地理院:歯舞「諸島」を「群島」に変更 北海道・根室市の要望受け」2008.03.22 東京朝刊 28頁 総合面 | ||
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+ | 「北方領土:早期返還へ 根室市長ら、東京で約500人が行進 /北海道」2008.12.02 地方版/北海道 22頁 | ||
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「四島のかけはし」北方領土問題対策委員会ホームページ | 「四島のかけはし」北方領土問題対策委員会ホームページ | ||
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- | 岩下明裕(2005)「北方領土問題 4でも0でも、2でもなく」中公新書1825 | + | ☆ |
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目次 |
北方領土
北方領土とは択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島のことである。
北方4島
択捉島
概要:千島列島中の最大の島。国後島を隔てて北海道本島に対する。江戸前期から知られ、1855年(安政元年12月)日露和親条約で日本領。第二次世界大戦後、国後島とともにその領有問題でロシアと係争中。面積3183平方キロメートル。(広辞苑)
位置・面積:択捉島は、国後島の北東方22.5kmに位置する全長204kmの島である。3,184平方キロメートル(独立行政法人歩法領土問題対策協会のデータによる)の面積で北方4島のなかで最大である。
国後島
概要:千島列島の最西端にある島。江戸前期から知られ、1785年(天命5)最上徳内の千島探検の基地となり、1811年(文化8)にはロシア艦長ゴロウニンが来航して逮捕された。(広辞苑)
位置・面積:国後島は、根室半島と知床半島との中間、北海道本島の沖合16kmの地点から北東方に位置する全長122kmの島である。面積1,498.8平方キロメートル。
色丹島
概要:歯舞諸島の北東に位置する島。平地に乏しい。近海はタラ・カニ漁の中心。本北海道根室市長に所属。第2次世界大戦後、ロシア(旧ソ連)の統治下にある。(広辞苑「色丹」)
位置・面積:歯舞群島の北東方22kmに位置する。面積は253.3平方キロメートル。
歯舞群島
概要:北海道東端の根室半島納沙布(ノサップ)岬の沖合いに連なる諸島。水晶・勇留(ゆり)・志発(しぼつ)・多楽(たらく)などの島から成り、昆布の産地。歯舞村(現在、根室市に編入)の一部であったが、第二次世界大戦後、ロシア(旧ソ連)の統治下にある。(広辞苑「歯舞諸島」)
位置・面積:歯舞群島は、北海道根室半島の納沙布岬(のさっぷみさき)の沖合3.7kmから北東方に点在する小島嶼、すなわち貝殻島(かいがらじま)、水晶島(すいしょうとう)、秋勇留島(あきゆりとう)、勇留島(ゆりとう)、志発島(しぼつとう)、多楽島(たらくとう)等の島々から成っいる。面積は、水晶島13.7平方キロメートル、秋勇留島2.7 平方キロメートル、勇留島10.6 平方キロメートル、志発島59.5平方キロメートル、多楽島11.7平方キロメートルとなっている。
歯舞諸島から歯舞群島への統一
国土地理院(茨城県つくば市)は2008年3月21日、北方領土の「歯舞(はぼまい)諸島」の名称を「歯舞群島」に3月12日付で変更した。これは、北海道根室市からの要望を受けた措置である。 国土地理院によると「群島」も「諸島」も意味はほぼ同じ。国土地理院の地図や教育現場では「諸島」が使われてきたが、北方領土返還要求運動に関係する国や北海道の冊子などでは「群島」と表記していた。このため、歯舞群島へと統一された。
注意事項
歯舞群島と色丹島は、大昔、根室半島と地続きであったが、土地の陥没などによって離れ島になったといわれている。
人口
戦前(終戦間際)
昭和20年8月15日、北方領土には3,124世帯17,291人の日本人が生活していたとされる。北方領土では漁業が盛んであり出稼ぎ労働者が多かった。そのため。漁期には人口が増加した。
戦後
現在も北方領土は事実上ロシア領となっている。ロシアの統計による2005年時点での北方領土に在住しているロシア人は、16,796人である。尚、統計上歯舞群島には居住者はいない。
北方領土問題
北方領土問題は、1945年の日本敗戦時にソ連が歯舞、色丹、国後、択捉の4等を占領したことに由来するが北方領土問題は日本の敗戦と同時に生まれたものではなく、日本とソ連の戦後処理をめぐる一連の交渉プロセスの中で発生した問題と考えられている。
現在の日本の動き
日本は国レベルでの外交においても北方領土の返還を交渉しているが進展は殆どないのが現状である。その状況を変えるためにデモなどの行動を起こしている人たちもいる。
・デモの例(朝日新聞2008.12.02 地方版/北海道より引用)
北方領土:早期返還へ 根室市長ら、東京で約500人が行進 /北海道
◇官邸で首相に要請 北方領土の早期返還に向け、国民世論の喚起を求める「行進アピール行動」(北方領土隣接地域振興対策根室管内市町連絡協議会主催)が1日、東京都内で行われ、「島を返せ」のたすきをつけた長谷川俊輔・根室市長を先頭に、元島民や返還運動関係者ら約50団体500人余りが行進した。長谷川市長らは午後に官邸を訪れ、麻生太郎首相に早期返還を要請した。
参考文献
広辞苑第5版「北方領土」「択捉島」「国後島」「色丹」「歯舞諸島」
岩下明裕(2005)「北方領土問題 4でも0でも、2でもなく」中公新書1825
「国土地理院:歯舞「諸島」を「群島」に変更 北海道・根室市の要望受け」2008.03.22 東京朝刊 28頁 総合面
「北方領土:早期返還へ 根室市長ら、東京で約500人が行進 /北海道」2008.12.02 地方版/北海道 22頁
「四島のかけはし」北方領土問題対策委員会ホームページ http://www.hoppou.go.jp/
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