ハングル2

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2009年6月7日 (日) 16:06の版
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-      http://www31.ocn.ne.jp/~matsuo2000/D/Kaihosha7.htm+       http://www31.ocn.ne.jp/~matsuo2000/D/Kaihosha7.htm
-      http://www5f.biglobe.ne.jp/~handshome/study1.htm+       http://www5f.biglobe.ne.jp/~handshome/study1.htm

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ハングルとはその表記文字のことであり、英語のアルファベットに相当する。英語のことを「アルファベット語」と言うことがないように、「ハングル語」という言い方はありえない。

ハンは「偉大な」、グルは「文字」という意味、つまり「ハングル」とは「偉大な文字」という意味である。したがって「ハングル文字」という言い方も厳密に言えばおかしい。ハングルは世界で最も科学的、合理的な文字と言われる世界でも稀な人工的文字である。母音と子音の組み合わせで表現する表音文字であり、言葉の発音の仕組みをくわしく調べて作られた、大変整った仕組みをもった文字である。


ハングルの歴史

朝鮮王朝第4代の王、世宗(セジョン)が学者に命じて、1443年に創製し、「訓民正音」として1446年に公布した。

これはそれまで中国から伝わった漢字が使われ、女、子供の学習に支障があったことに基づくものであったとされている。しかし、ハングルはその作成当初から「独自の文字を持つことは野蛮人のすること」と考える保守派から猛烈な反発を受けた。世宗の死後には使用推進派が次々と失脚し、朝鮮文字は諺文(オンムン)という蔑称で呼ばれるようになった。また、李氏朝鮮時代を通じて朝鮮文字は「女文字」「子供文字」、あるいは便所に入っている間に覚えられるほど簡単だという意味で「便所文字」などと呼ばれた。公的な文書には従来通りすべて漢文が使われ、科挙にもハングルが採用されるようなことはく、一向に普及しなかった。これを普及させたのが朝鮮総督府(日本の朝鮮支配の最高機関)である。


また、福沢諭吉は漢文が読み難いことを何とかしようと試み、日本の平仮名、片仮名のように漢字にこれを入れて読みやすくしようと考え、ハングルを漢字の間に入れて読みやすくした。これにより朝鮮人は難解な漢字を読むことが容易になった。朝鮮総督府もこれを奨励し、日本語からの造語の漢字も積極的に普及させた。


ところが、光復節(1945年8月15日)を迎えると、漢字は日本語である、日本人が広げたものである、ハングル文字こそ我が国の伝統的な言葉であるという考えが現れ、漢字を排斥してハングル文字を強行に普及・推進した。これには漢字を使っていたいわゆる「漢字派」も頑強に反対し、福沢諭吉の考案になる漢字交じりの文字を従来どおり使うことを主張したが、当時の愛国主義の風潮には勝てず、ハングル文字中心となっていった。


日本統治時代に「漢字交じりの文字」を使用していた者にとっては、急にハングル文字だけといっても頭を切り替えることは容易でなかった。1970年代までは、新聞も「漢字交じりの文字」を使用しており(今でも同じ新聞もあるが格段に漢字が少なくなっている、漢字を全く使用しないハンギョレ新聞もある)、看板には漢字がとても多く使われていた。しかし、今では看板に漢字はほとんど見られない。ハングル文字だけでは日本の平仮名と同じく同音異義語が多く意味がわからないものが多いため弊害があり、金大中大統領の時代、ハングル文字中心から漢字を復活させようとしたが、ハングル文字学派から猛烈な反対を受けて、なかなか進行しなかった。


漢字を捨て去ったということで、まず、名前(姓まで)を漢字で書けない者(子供・青年)が増えた。韓国の姓名は原則として漢字であり、名前には「行列字」といった原則(例えば、同姓同本の人は、何代目には名前にどの漢字を使うかが決められている…義一、義男、義春、義治というように「義」を使う)があるが、この「義」の字はハングルでは他の漢字(例 偉、医など)があり、見分けがつかない。最近では漢字を使わずハングル文字だけの名前もある。さらに、古典も読めず、李氏朝鮮時代以前の文献は漢字で書かれているため、これを全く理解できない。したがって、本格的な歴史の学習も不可能である。 しかし近年、韓国内の漢字推進運動が影響力を増して、公文書で限定的に扱われるようになり、義務教育で約900字を教えるようになった。それでも日常の文章で漢字が用いられるのは希で、新聞の見出しや地名・人名・歴史的用語で一部見られる程度である。



ハングルの特徴

母音は「天」「地」「人」の「三才」を基本とし、子音はその音を発音するときの口や舌の形を模して創られたという。母音は「基本母音」が10個、「複合母音」が11個であり、日本語の5個にくらべれば大変に多い。子音も「平音」「激音」「濃音」の3種類で19個ある。

形は簡単な漢字のようにも見えるが、漢字のように文字一つ一つには意味はなく、ローマ字やカナのように音を表す文字である。母音を表す10個の文字の部品と子音を表す14個の文字の部品をいくつか組み合わせて一つの文字をつくる。カナよりもローマ字の仕組みによく似ているが、ローマ字のように横にどんどんならべていくのではなくて、漢字のへんとつくりの組み合わせのように、音のまとまりごとに左右や上下に並べて一つの文字としてまとめる。したがって、このハングルで日本語の名前を書こうとするときは、基本的にはローマ字のように考えたらよい。

ただし、韓国(朝鮮)語では、「カ」と「ガ」や「パ」と「バ」、「タ」 と「ダ」を違う音として区別しないので、当然それを区別して書く文字がない。したがって、「カ」と「ガ」は同じ書き方となってしまう。逆に韓国語には、日本人には「エ」、「オ」、「ウ」と聞こえる音が2つずつあって、これをカナで区別して書くことはできないなど、韓国(朝鮮)語の方が音の種類は、かなり豊富である。

ハングルは、日本語と同じようにたて書きにも横書きにもする。たて書きは上から下へ縦書きにし、右から左へ行を進める。横書きは、左から右へ横書きにし、上から下へ行 を進める。一字一字の書き順は、ほぼ漢字を書くようなつもりで書けばよいが、○はゼロのように上から左回りに書く。文を書くときは、言葉と言葉の間は空ける。丸は「。」を 使う。





参考    http://www.geocities.jp/p451640/moji/skm/02/skm_02.html

       http://www31.ocn.ne.jp/~matsuo2000/D/Kaihosha7.htm

       http://www5f.biglobe.ne.jp/~handshome/study1.htm


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