給食
出典: Jinkawiki
2009年7月12日 (日) 19:12の版 Bunkyo-student2008 (ノート | 投稿記録) ← 前の差分へ |
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- | == 給食 == | + | == 給食(学校給食) == |
== 概要 == | == 概要 == | ||
給食(きゅうしょく)とは食事を供給すること。また、そこで供される食事そのもののこと。 | 給食(きゅうしょく)とは食事を供給すること。また、そこで供される食事そのもののこと。 | ||
+ | 語源は「給食」という言葉の語源は、古代日本の律令制における高等教育・官人育成を目的とした大学寮の設置に遡る。大学寮の学生は直曹と呼ばれる学舎兼学生寮に住むこととなっており、大学寮から学生に対して給付した食事を給食と称した。 | ||
+ | 世界では様々な形で学校給食が存在する。 その中の、発展途上国における学校給食発展途上国においては、子どもが学校に行くことが困難な場合も多い。日々の食事が満足でない状況で、お弁当をもたせて学校に行かせるようなことが難しいからである。そのため、WFP(国連世界食糧計画)では、学校での給食事業を行ない、子どもの栄養不良を改善し、さらには親たちにも食事のために子供を学校へ行かせようと意識させ就学率を向上させている。 | ||
+ | 各国によってその役割が大きく異なっている。 | ||
- | == 見出し == | + | == 日本における学校給食 == |
+ | それぞれの自治体の方針によってやや事情は異なるが、基本的に下は幼稚園や保育園から小学校を経て、中学校までが一般的で、ほかに定時制(主に夜間)高等学校で給食が提供されている。近年、一部全日制高等学校においても学校給食が開始されはじめている。 | ||
- | == 見出し == | + | 小学校教育をイメージさせるキーワードとして学校給食は欠かせない要素であり、中学校でも給食が提供されている地域は増えている。学校給食にノスタルジーを感じる大人向けに、給食と同じようなメニューを提供するレストランも存在する。給食にかかる行政コストが問題になったり、「親が愛情を込めてつくった弁当を食べることで親子の会話ときずなも生まれる」として、学校給食廃止が議論になっていた地域も多かったが、近年食育の意識や格差是正の観点、栄養の偏りの是正、共働きの増加など給食維持の声も強いため廃止論を言う者は少なくなっている。 |
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+ | 一般的な学校給食は、朝からの4時間程度の授業のあと、正午過ぎ~午後1時ごろに配膳される。ただし、定時制学校では時間帯や量が異なり、例えば朝食を抜いてくる事が判っている児童に朝に軽食ないし糖分を含んだ飲み物を提供するところ(後述)や、深夜授業に備え夜食を提供する学習塾など、様々な事情に即した給食の形態が見られる。 | ||
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+ | かつては、「偏食や野菜嫌いなどを矯正する」という観点から、残す事を禁止する教師が圧倒的に多かった(全部食べきるまで昼休みの時間もずっと残されて強制的に食べさせられた)。しかし、食物アレルギーに対する配慮などから、残すことを禁止する風潮は減りつつある。特に症状の重い(そばアレルギーによるアナフィラキシーなど致命的な拒否反応が出る)児童・生徒は、学校側との交渉の上、給食をとらずに弁当を持参することが認められるケースもある。また、食べる前に食べられる量まで減らすように指導する教員も増えている。ただし、担任の考え方により給食を残すことを是か非かとするかはかなり異なり、未だに残すことを禁止している教員も存在する。 | ||
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+ | == 学校給食の問題点 == | ||
+ | 生徒(児童)の中には、クラスの人間同士顔を合わせて食事をする事が出来ない(困難な)者も存在することがある(会食不全症候群)。為に、近年では別室(保健室等)に移動させて食べさせる等の配慮をしている学校もある。等の問題もあげられるが、アレルギー問題、いじめ問題、そして給食費問題が主要な問題になりつつある。その中でも、給食費の問題は深刻で、一般に学校給食は無償で与えられるものではなく、その費用は児童・生徒の保護者が負担することとしているが、昨今、支払う余裕があるにもかかわらず、意図的に給食費を支払わない保護者が問題視されており、近年テレビ番組の特集などでも多く取り上げられるようになった。給食費を支払わない保護者の言い分としては、「給食の契約を結んでいない」、「義務教育だから払う必要が無い」(「義務」の意味は親が子供に教育を受けさせる義務を負っている。 義務教育の意味を取り違えている。)、「(高級車を乗り回していながら)支払う余裕がない」などが多い。なかには「催促するなんてまるで借金取りだ!」「(払ってないからといって)できるものなら(給食を)停止してみろ!」と開き直った発言も報道されている。また生活保護を受けている世帯では滞納するケースが多いという(生活保護費や就学援助費に含める形で給食費用が上乗せして支給される制度があるが、周知されていないと指摘する声がある)。再三の支払い催促も無視する者がおり、最悪な例では、給食費を回収に来た職員を殴った保護者までいる。2007年1月24日、文部科学省は初の全国調査結果を公表、2005年度の小中学校の滞納総額が、本来払うべき額全体の0.5%である22億円を超えた事を明らかにした。滞納者数は10万人近くで、約100人に1人が滞納していた計算となる。滞納率は県別では、沖縄県が3.8%、北海道1.4%、宮城県1.1%の順に高く、最も低かったのは、富山県と京都府の0.1%だった。その理由として、滞納があった学校の6割が、保護者の「モラルの低下」を原因として挙げている。また保護者の「経済的問題」を理由に挙げたのは3割であった。 | ||
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+ | == 学校給食の疑似体験 == | ||
+ | 今日、学校給食をもとにたレストランなどが営業されている。だいたいの人は、中学校で給食ご終了し、弁当に移行したと思うので、その懐かしさから通う人が多い。メニューも豊富で、揚げパンはもちろん、ソフト麺、クジラの竜田揚げ、脱脂粉乳に至るまで販売している。 | ||
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+ | == 参考 == | ||
+ | ・Wikipedia | ||
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+ | ・[http://www.kyusyokutoban.com/kyusyoku/index.htm 給食当番] |
最新版
目次 |
給食(学校給食)
概要
給食(きゅうしょく)とは食事を供給すること。また、そこで供される食事そのもののこと。 語源は「給食」という言葉の語源は、古代日本の律令制における高等教育・官人育成を目的とした大学寮の設置に遡る。大学寮の学生は直曹と呼ばれる学舎兼学生寮に住むこととなっており、大学寮から学生に対して給付した食事を給食と称した。 世界では様々な形で学校給食が存在する。 その中の、発展途上国における学校給食発展途上国においては、子どもが学校に行くことが困難な場合も多い。日々の食事が満足でない状況で、お弁当をもたせて学校に行かせるようなことが難しいからである。そのため、WFP(国連世界食糧計画)では、学校での給食事業を行ない、子どもの栄養不良を改善し、さらには親たちにも食事のために子供を学校へ行かせようと意識させ就学率を向上させている。 各国によってその役割が大きく異なっている。
日本における学校給食
それぞれの自治体の方針によってやや事情は異なるが、基本的に下は幼稚園や保育園から小学校を経て、中学校までが一般的で、ほかに定時制(主に夜間)高等学校で給食が提供されている。近年、一部全日制高等学校においても学校給食が開始されはじめている。
小学校教育をイメージさせるキーワードとして学校給食は欠かせない要素であり、中学校でも給食が提供されている地域は増えている。学校給食にノスタルジーを感じる大人向けに、給食と同じようなメニューを提供するレストランも存在する。給食にかかる行政コストが問題になったり、「親が愛情を込めてつくった弁当を食べることで親子の会話ときずなも生まれる」として、学校給食廃止が議論になっていた地域も多かったが、近年食育の意識や格差是正の観点、栄養の偏りの是正、共働きの増加など給食維持の声も強いため廃止論を言う者は少なくなっている。
一般的な学校給食は、朝からの4時間程度の授業のあと、正午過ぎ~午後1時ごろに配膳される。ただし、定時制学校では時間帯や量が異なり、例えば朝食を抜いてくる事が判っている児童に朝に軽食ないし糖分を含んだ飲み物を提供するところ(後述)や、深夜授業に備え夜食を提供する学習塾など、様々な事情に即した給食の形態が見られる。
かつては、「偏食や野菜嫌いなどを矯正する」という観点から、残す事を禁止する教師が圧倒的に多かった(全部食べきるまで昼休みの時間もずっと残されて強制的に食べさせられた)。しかし、食物アレルギーに対する配慮などから、残すことを禁止する風潮は減りつつある。特に症状の重い(そばアレルギーによるアナフィラキシーなど致命的な拒否反応が出る)児童・生徒は、学校側との交渉の上、給食をとらずに弁当を持参することが認められるケースもある。また、食べる前に食べられる量まで減らすように指導する教員も増えている。ただし、担任の考え方により給食を残すことを是か非かとするかはかなり異なり、未だに残すことを禁止している教員も存在する。
学校給食の問題点
生徒(児童)の中には、クラスの人間同士顔を合わせて食事をする事が出来ない(困難な)者も存在することがある(会食不全症候群)。為に、近年では別室(保健室等)に移動させて食べさせる等の配慮をしている学校もある。等の問題もあげられるが、アレルギー問題、いじめ問題、そして給食費問題が主要な問題になりつつある。その中でも、給食費の問題は深刻で、一般に学校給食は無償で与えられるものではなく、その費用は児童・生徒の保護者が負担することとしているが、昨今、支払う余裕があるにもかかわらず、意図的に給食費を支払わない保護者が問題視されており、近年テレビ番組の特集などでも多く取り上げられるようになった。給食費を支払わない保護者の言い分としては、「給食の契約を結んでいない」、「義務教育だから払う必要が無い」(「義務」の意味は親が子供に教育を受けさせる義務を負っている。 義務教育の意味を取り違えている。)、「(高級車を乗り回していながら)支払う余裕がない」などが多い。なかには「催促するなんてまるで借金取りだ!」「(払ってないからといって)できるものなら(給食を)停止してみろ!」と開き直った発言も報道されている。また生活保護を受けている世帯では滞納するケースが多いという(生活保護費や就学援助費に含める形で給食費用が上乗せして支給される制度があるが、周知されていないと指摘する声がある)。再三の支払い催促も無視する者がおり、最悪な例では、給食費を回収に来た職員を殴った保護者までいる。2007年1月24日、文部科学省は初の全国調査結果を公表、2005年度の小中学校の滞納総額が、本来払うべき額全体の0.5%である22億円を超えた事を明らかにした。滞納者数は10万人近くで、約100人に1人が滞納していた計算となる。滞納率は県別では、沖縄県が3.8%、北海道1.4%、宮城県1.1%の順に高く、最も低かったのは、富山県と京都府の0.1%だった。その理由として、滞納があった学校の6割が、保護者の「モラルの低下」を原因として挙げている。また保護者の「経済的問題」を理由に挙げたのは3割であった。
学校給食の疑似体験
今日、学校給食をもとにたレストランなどが営業されている。だいたいの人は、中学校で給食ご終了し、弁当に移行したと思うので、その懐かしさから通う人が多い。メニューも豊富で、揚げパンはもちろん、ソフト麺、クジラの竜田揚げ、脱脂粉乳に至るまで販売している。
参考
・Wikipedia
・給食当番