GATT
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関税及び貿易に関する一般協定(General Agreement on Tariffs and Trade)の略称。 1947年アメリカ合衆国および23カ国がスイスのジュネーヴで調印し、48年1月から発効した貿易問題を扱う国際機関、およびその協定書のこと。加盟国が相互に同等の条件で貿易取引を行うという無差別原則の確保、輸入制限の撤廃、関税の軽減などを目的とした。1993年12月ウルグアイ=ラウンドの合意を受け、95年1月1日に発効したWTO(世界貿易機関)に発展改組した。 世界貿易の拡大発展に果たしてきたGATTの役割は計り知れない。WTOの設立の至るまでEC成立をめぐる地域主義的な動き、米国通商法301条にみられる保護主義的な動き、2度にわたる石油危機等があったが、8回にわたる一般関税交渉・ラウンド交渉を通し、世界各国が粘り強い交渉努力を行い貿易の自由化が着実に合意され実行されてきた。その努力により、世界貿易は着実に拡大してきた。
参考文献
・「政治・経済資料」東京法令出版
・「政治・経済用語集」山川出版社