ルイ・ボナパルトのブリュメール18日
出典: Jinkawiki
2010年5月17日 (月) 15:43の版 Daijiten2009 (ノート | 投稿記録) ← 前の差分へ |
2010年5月17日 (月) 15:44の版 Daijiten2009 (ノート | 投稿記録) 次の差分へ → |
||
1 行 | 1 行 | ||
ルイ・ボナパルトのブリュメール18日はドイツ出身の思想家カール・マルクスによって1852年に書かれた著書である。原題「The Eighteenth Brumaire of Louis Napoleon」。 | ルイ・ボナパルトのブリュメール18日はドイツ出身の思想家カール・マルクスによって1852年に書かれた著書である。原題「The Eighteenth Brumaire of Louis Napoleon」。 | ||
- | フランスの軍部の人間であったルイ・ナポレオンのクーデターが成功し皇帝と至るまでの過程を描いた著書で、構造主義の始祖クロード・レヴィ・ストロースやコロンビア大学の比較文学研究者エドワード・サイードの思想の源流となったことでも有名である。レヴィ・ストロースは「私は何か社会学か民俗学の問題に取り組む時には、ほとんどいつも、あらかじめ、『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』や『経済学批判』の何ページかを読んで私の思考に活気を与えてから、その問題の解明にとりかかるのである。」と語っている。 | + | フランスの軍部の人間であったルイ・ナポレオンのクーデターが成功し皇帝と至るまでの過程を分析的に描いた著書で、構造主義の始祖クロード・レヴィ・ストロースやコロンビア大学の比較文学研究者エドワード・サイードの思想の源流となったことでも有名である。レヴィ・ストロースは「私は何か社会学か民俗学の問題に取り組む時には、ほとんどいつも、あらかじめ、『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』や『経済学批判』の何ページかを読んで私の思考に活気を与えてから、その問題の解明にとりかかるのである。」と語っている。 |
2010年5月17日 (月) 15:44の版
ルイ・ボナパルトのブリュメール18日はドイツ出身の思想家カール・マルクスによって1852年に書かれた著書である。原題「The Eighteenth Brumaire of Louis Napoleon」。
フランスの軍部の人間であったルイ・ナポレオンのクーデターが成功し皇帝と至るまでの過程を分析的に描いた著書で、構造主義の始祖クロード・レヴィ・ストロースやコロンビア大学の比較文学研究者エドワード・サイードの思想の源流となったことでも有名である。レヴィ・ストロースは「私は何か社会学か民俗学の問題に取り組む時には、ほとんどいつも、あらかじめ、『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』や『経済学批判』の何ページかを読んで私の思考に活気を与えてから、その問題の解明にとりかかるのである。」と語っている。
内容
この著書は第一章の念頭に「すべての偉大な世界的事実と世界的人物は二度現れる」というドイツの観念論哲学者フリードリヒ・ヘーゲルの言葉を引用してはじまる。これはヘーゲルの著書、『歴史哲学講義』における「そもそも国家の大変革というものは、それが二度繰り返されるとき、いわば人びとに正しいものとして公認されるようになるのです。ナポレオンが二度敗北したり、ブルボン家が二度追放されたりしたのも、その例です。最初はたんなる偶然ないし可能性と思えていたことが、繰り返されることによって、たしかな現実となるのです」を簡略化したものである。
参考文献・引用
ルイ・ナポレオン18日のクーデタ 植村邦彦・訳 柄谷行人・付論 平凡社ライブラリー
wikipedia jp 「カール・マルクス」「ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル」
wikipedia en「Karl Marx」「The Eighteenth Brumaire of Louis Napoleon」
http://heibonshatoday.blogspot.com/2008/09/18.html
HN:いじげん