イラショナルビリーフ
出典: Jinkawiki
2011年1月31日 (月) 11:50の版 Daijiten2009 (ノート | 投稿記録) ← 前の差分へ |
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イラショナルビリーフ
非生産的で、非合理的な思考のこと。事実を誤って解釈する認知システム。イラショナルビリーフをラショナルビリーフに変えていく事に論理療法が役立つ。
背景
RET(Rational Effectiveness Training)がアルバート・エリス(Albert Ellis)によって1955年頃に創始された。RETは心理療法の一つで、広義の認知療法に含まれる感情コントロールを目的とした論理療法で、大きくABC理論と、イラショナルビリーフに分けられる。
よくあるイラショナルビリーフ
①完ぺき主義 (私はうまくしかも、とてもうまくやらなくてはならない)
②過度な承認欲求 (私は誰からも愛されなくてはいけない)
③コントロール欲求 (部下は私に必ず従わなくてはいけない)
④低い欲求不満耐性 (つまらない仕事など耐えられない)
これらを求めすぎると、仕事の生産性は下がるといわれている。 例えば①の場合、本人の自滅的な完ぺき主義が、誤りを起こしがちな人間の性格を否定し、間違いを起こすことを過度に心配するあまり、創造性をなくし、非生産的になるといわれている。
②の場合、一見対人関係が良好に見えるが、時に上司として部下に嫌われるかもしれない厳しいことを言わなくてはいけない場合があるにもかかわらず、葛藤や対立を恐れ、うまく対処できないことがある。
③の場合、仕事や人生はいつも楽しく楽であるべきだ、という思いから、定型作業や刺激のないつまらない仕事を先延ばしにしてしまうことがある。
④の場合、部下を自分の思い通りに統制しようとするあまり、期待に沿わない成果であった場合に過度に非難するなどして、部下はミスをしないかびくびくしながら仕事をすることになる。
引用元 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AB%96%E7%90%86%E7%99%82%E6%B3%95
参考文献 認知行動療法に学ぶビジネス教育 RET研修マニュアル ドミニック・デイマティア テオ・アイザーマンズ 著 吉田悟 監訳 亀井ユリ 訳