マイケル・ムーア

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概説


本名マイケル・フランシス・ムーア。1954年4月23日生まれ。 アメリカを中心に活動するいわゆる”アポ無し取材”を主とするジャーナリストであり、ドキュメンタリー映画作家。社会の大きな問題を取り上げ、それに関わる巨大権力や巨大企業に立ち向かい、痛烈なメッセージを伝える事が多い。言動からは破天荒なイメージを受けるがジャーナリストとしての感性や分析力は非常に優れており、彼のドキュメンタリー作品は非常に有名かつ世界的なヒットにもつながっている。代表作である「ボウリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」はアメリカのみならず世界的なヒットとなり、ドキュメンタリー映画の枠を広げた第一人者とも言えるだろう。 政治活動はかなり活発であり、それ故に「反マイケル・ムーア」という動きも見られる。「華氏911」で痛烈にブッシュ政権を批判したように独特の”やり方”で物事を語るため反発されることも多い。政治的・宗教的対立の多いアメリカでは特に強い影響力を持つ。

ドキュメンタリー作品の常ではあるが、ムーアの作品も”信憑性”や”扇動性”を疑われ、批判されることが多く、話題は絶えない。今やドキュメンタリー映画を語る際に外すことのできない人物とまでキャリアを伸ばし、新作は常に話題を呼ぶ。しかし、2008年の「キャピタリズム~マネーは踊る~」にて「ドキュメンタリーを作るのは最後かも」と発言している。 2011年のウォール街デモの際にも現場に駆けつけ、デモ活動をしている人を激励したり、ウィキリークスへの支援など、今後の動向も注目される。


作品群


・『ロジャー&ミー』 - Roger & Me (1989年)

・Pets or Meat: The Return to Flint (1992年)(テレビ番組)

・TV Nation(1994年)(テレビ番組)

・『ジョン・キャンディの大進撃』 - Canadian Bacon (1995年)

・『ザ・ビッグ・ワン』 - The Big One (1997年)

・And Justice for All (1998年)

・『マイケル・ムーアの恐るべき真実 アホでマヌケなアメリカ白人』- The Awful Truth(1999年)(テレビ番組)

・The Awful Truth-Episode #1.1 (1999年)(テレビ番組)

・『ボウリング・フォー・コロンバイン』 - Bowling for Columbine (2002年)

・『華氏911』 - Fahrenheit 9/11 (2004年)

・『シッコ』 - Sicko (2007年)

・Slacker Uprising (2008年)

・『キャピタリズム〜マネーは踊る〜』 - Capitalism: A Love Story(2009年)


参考資料

マイケル・ムーアの公式ページ「マイケル・ムーア.com」(海外) http://www.michaelmoore.com/

wikipedia「マイケル・ムーア」項


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